【おうちづくりコラム】積立資金の捻出方法1

家を建てると同時に、
毎月積立投資をしていただくことが
今後の家づくりに必要なことだと
個人的には考えているのですが、
家賃より負担が上がる上、
資産を所有することによって
維持費もかかるようになることから、
(固定資産税・火災保険・メンテ費用)
積立投資資金を捻出するのは
そう簡単なことではないと思います。

ましてや、日々の暮らしの中で
何かを我慢することによってその資金を選出するとなれば、
毎日が楽しくなくなり
家を持ったことを後悔する可能性が高くなってしまいます。

ゆえに、そんな状況にならないために
家づくりをするタイミングで
「保険にかけるコスト」「家づくりにかけるコスト」
この2つの固定費を最適化することで
積立資金を捻出することをオススメさせていただいています。

まず、保険に関しては3つの軸で
見直しをはかっていただきたいと考えています。

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✔️死亡保証の見直し

見直していただきたい1つ目の軸が
「死亡保証」について、です。

理由は、住宅ローン金利の中には
もしものことがあった場合、
残債が全て繰上げ返済される「団体信用生命保険」という
掛け捨ての生命保険料が含まれているからです。

債務者(ローン名義人)に
もしものことが起こった場合、
残された家族の暮らしを守ってくれる
とっても優れた保険が、です。

では、これはどういうことか?
仮に(でする話ではないのですが)、
債務者にもしものことがあったとします。
この場合、債務者の収入がゼロになってしまうため、
これから先生活していけるのだろうかと
大きな不安を感じるかもしれません。

しかし、実際はそうなりません。
債務者の収入は無くなるものの、
大きな固定費である住居費がなくなるし、
(固定資産税や火災保険料は必要ですが)
所有する車の台数が1台減るし、
(車1台の維持費は月5〜7万円だと言われています)
債務者にかかっていた費用が全ていらなくなり、
(生活費・交際費・保険代など)
これらを相殺するとほぼ「±0」になるからです。

そして、それに加えて
奥さんが働いていればその分収入があるし、
その収入が高過ぎない限りは、
国から遺族年金も支給されるからです。

そんなわけで
住宅ローンを組むことが決まった瞬間、
死亡保証型の生命保険は見直していただいていい
と考えているわけです。
(仮に残すとしても
子供たちが大学を卒業するまでで充分かと思います)

また、死亡保証も充実しつつ、
貯蓄性も高いとされている「終身保険」なども
実は入る必要がありません。

この保険は加入してからしばらくの間
解約すると元本割れしてしまうのですが、
これは保険会社に支払う手数料が高いからだし、
貯蓄性を考えると同じ額を保険に預けるぐらいなら
自分自身で積立投資をしていった方が
圧倒的にお金が増えるからです。

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そんなわけで
保険によって過剰に死亡保証に備える必要もなければ、
保険に貯蓄性を求める必要もないと考えている次第です。

では、今回はここまでにして
次回は2つ目の軸である「学資保険」について
言及していきたいと思います。

【おうちづくりコラム】家づくりの転換点

急速に進むインフレを解消すべく
昨今、賃上げが声高に叫ばれていますが、
コロナ以降の物価急騰を加味すると
わずか5%程度の賃上げでは全く生活の足しにならない
というのが本音ではないでしょうか。

毎月の出費を見る限り、
食料品にせよ、衣料品にせよ、
ゆうに10%以上は上がっているし、
こと家に関しては10%どころか
30〜40%ほど上がっていますしね。
ずいぶんとウッドショックによる
木材価格高騰が落ち着いてきた現状ででも、です。

そんなわけで、今家を建てようという方は、
コロナ前に建てた方に比べて毎月の返済負担が3〜4万円ほど
確実に上がっているのですが、
これを受けて個人的には家づくりの考え方や進め方を
これまでとは大きく変えた方がいいと考えています。

現在のインフレが起こる前までは、
アパートやマンションの家賃と同じか
あるいは少し足せば手が届く
という存在だったマイホームが
そうじゃなくってしまった上、
家とは切っても切り離せない
電気料金も過去に建てた方より
確実に負担が大きくなっていますしね。

では、これから家を建てる方は
何をどのようにしていけばいいのか?
ということになりますが、
例外なく全ての方が取り組むべきことは
・預金ではなく投資に目を向ける(金融知識をつける)
・少しでも家づくりのコストを圧縮する
この2つです。

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✔️金融知識をつけないといけない理由

この理由は
これまで当たり前とされていた
金融知識を元に暮らしていったのでは
今後、生活苦になる可能性が
以前に比べて圧倒的に高くなったからです。

今後もインフレが続くとなると
手元にある現預金の価値は落ちていく一方だし、
今回のように賃金が上がらない中
物価高だけが進んでいくと
貯金をする余裕すらなくなってしまい、
将来に備えることが出来なくなり、
不安ばかりが増大していくのは
火を見るよりも明らかなことですしね。

なので、これまでの常識である
「貯金=銀行預金」
「保険に手厚く入る」
「投資=危険」
という偏った知識を全て一掃していただいた上で
家づくりに取り組んでいただきたいと考えています。

要するに
「貯金は銀行にはしない」
「基本、保険には入らない」
「投資は早い段階から始める」
というマインドに切り替えた上で
家づくりに取り組んでくださいということですね。

ここでは突っ込んでお伝えしませんが、
これら3つにはそれぞれそうした方がいい理由があるので、
詳しくはいつでもお聞きください!

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✔️家のコストを圧縮すべき理由

この理由は、少しでも家計の中の固定費を減らし
その資金を長期積立投資に回していただきたいからです。

仮に、家づくりにかける費用を
毎月25,000円減らすことが出来、
その資金を長期積立投資に退職するまで回すことが出来た方と、
全く削らず長期積立投資が出来ないまま過ごした方とでは、
きっと老後資金に数千万円単位で差が生まれるでしょう。

つまり、それだけで不安を感じることなく
気持ちにゆとりを持って老後が過ごせるか、
たとえ体調が悪くなろうとも
お金を稼ぐためにずっと働きつづけざるを得なくなるか、
くらいの差が生じることになるというわけですね。

なので、家を持ってもいつまでも
気持ち的にも経済的にもゆとりを持ちながら
暮らし続けていただくために、
これから家を建てる方は
今回申し上げた2つのことに取り組みながら
家づくりをしていただけたらと思います。

【おうちづくりコラム】家づくりの2本の要

行き過ぎた円安を防ぐために
開き過ぎたアメリカとの金利差を埋めること、
そして行き過ぎた物価上昇を防ぐために、
日本も利上げを進めていこうとしていることから
10年固定と全期間固定の住宅ローンの金利が
ジワジワと上がっていっています。

この2つの住宅ローンは
長期金利に連動する商品ですが、
長期金利が1%を超えたとなると
日本の10年物国債の利率も1%を超えることになり、
そうなれば銀行は国債の利率以下で
これらの住宅ローンを貸す理由がなくなるからです。

銀行側からすると、
国債より低い利率で住宅ローンを貸し出すぐらいなら、
安全資産である国債を購入した方がいいという
結論に至るのが当然の流れですからね。

というわけで、
これから10年固定の住宅ローンを利用しながら家を建てる方は、
これまでの方に比べ0.5%前後高い金利で
住宅ローンを借りることになり、
残念ながらその分返済負担が上がってしまうわけですが、
今後もインフレの流れが継続し
金利が上がっていく可能性が高まっていることを考えると
それを想定した上で住宅ローン選びをした方が
いいのではないでしょうか。

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✔️4000万円借りるとしたら

現在、土地から買って家を建てるとなると、
おおよそこれくらいの予算になると思われますが、
ではこれを40年返済で借りるとして
10年後に金利が1%上がり、
さらに10年後に金利が1%上がり、
その後はその金利が続くとしたら、
10年固定で住宅ローンを組むのと
全期間固定住宅ローンを組むのとでは
どれくらい差が生じるのか簡単に試算してみますね。

・10年固定金利の場合
(ボーナスなしで計算)

当初10年間
金利1%→毎月101,142円
11〜20年
金利2%→毎月116,230円
21〜40年
金利3%→毎月127,423円

これらを全て足してみると
101,142円×120回+116,230円×120回
+127,423円×240回=56,666,160円
となり、払った総支払利息は
16,666,160円ということになりますね。

・全期間固定金利の場合
(ボーナスなしで計算)

全期間金利1.5%→毎月110,869円
110,869円×480回=53,217,120円となり、
払った総支払利息は13,217,120円ということになり、
仮に金利が上がっていく可能性が高いと思うなら
全期間固定にしておいた方がいいということになります。
(全期間固定金利の場合、
最初に融資手数料を余分に支払わないといけないので、
それも考慮しないといけませんが)

他方、この金利上昇は一過性のものであり、
今後もこれまで通り景気なんて良くなる見込みが少なく、
金利は上がるどころか平行線もしくはまた低くなるとお考えの方は、
少しでも金利が低い住宅ローンを
選んだ方がいいということになります。

というわけで、
これから家を建てる方は今後を踏まえた上で
住宅ローン選びをしていただければと思います。

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✔️家計を左右するもう1つの存在

そして、家を建てるにあたり
検討していただきたいもう1つのことが太陽光発電の設置です。
順調にインフレが進んでいる現在の日本の状況を踏まえると、
今後も電気料金単価が上がっていく
可能性が高いことが考えられるからです。

やがて終わりがある住宅ローンと違い
電気料金には終わりがないし、
電気料金は住宅ローンとは比べ物にならないぐらい
急激に上がることがありますしね。
戦争や気候変動といった不可抗力的な理由によって、です。

先程の住宅ローンシュミレーションでは、
300万円ほど支払いの差があったかと思いますが、
太陽光発電を設置したか否かによる総支払い電気料金の差は、
少なくともその2倍、今後の情勢によったら
3倍ほど差が生じるかもしれません。

そして、それらの負担増は
確実に今後の暮らしに大きな影響を及ぼすでしょうし、
浮いた資金を長期積立投資に回した人と
その負担増のせいで長期積立投資がずっと出来ない方では、
きっと手持ち金に大きな違いが生じることでしょう。

なので、これから家を建てる方は
家計を左右するこの2つのことについても
家のこと同様に勉強していただいた上で
家づくりをしていただけたらと思います。

【おうちづくりコラム】全改装と建替え

建築費が高騰した今、
実家が所有する土地に建てるという選択肢が
ずいぶんと現実的なものになってきたかと思いますが、
その選択肢の中で使っていない木造の古い家がある場合、
それを全改修した方がいいのか
あるいは建て替えた方がいいのか
という疑問を誰もが感じられると思います。

もちろん、その答えは一概にこうだと言えるほど
簡単な問題ではないのですが、
いずれにするかを判断する上で
最も大切だといっても過言ではない
「金額面」のことについて
今回はお伝えしていきたいと思います。

まず、木造住宅の全改修と建て替えとで
大きな違いが出ることが、
「地盤調査を行うか否か」です。

「建て替え=新築」の場合、
瑕疵担保履行法の定めにより
必ず家が建つ位置で地盤調査を
行わなければいけないのに対し、
全改修の場合、基礎を残す形になるので
調査を行うことが出来ないからです。

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ゆえ、新築の場合は、
地盤改良工事費用が別途でかかる可能性があるのに対し、
全改修の場合は調査そのものが出来ないため、
これが発生する可能性がありません。

続いて「解体費」ですが、
これに関しては、全て壊すよりも
基礎や主要な構造部(土台・柱・梁)を
残しつつ耐震や断熱の補強を行なっていく全改修の方が、
処分するものの量が少ないため、
その分は安くなりそうなものの、
一気に解体していける建て替えに比べ、
全改修は主要なものを残しながら解体しないといけないため、
その分、職人さんの手間がかかることから
手間代を相殺すると案外そう変わらないかもしれません。

建築費に関しては、
材木にかかる費用が新築に比べて抑えられることから
その分、安く収まると思いますが、
同じように残す基礎に関しては、
古い家である場合、
立ち上がりしか基礎がないため(布基礎であるため)、
耐震強度を高めると同時に、
地中から上がってくる水蒸気を防ぐために
新築の家同様にベース部分にも
鉄筋を入れつつコンクリートを打たないといけないのと、
そのために家の下にある余分な土を処分しないといけないこと、
かつ、間取り変更の場合などは
新たに柱が立ち、壁が出来る所に追加で基礎をつくること、
以上の工事が必要となるので、
実質新築と同等に費用がかかると
思っていただいて良いぐらいではないかと思います。

以上が新築と全改修を比べた場合の
金額的な差異となるのですが、
結論を申し上げると、
新築の場合とそう大きな差異が生じないのかもしれません。

ゆえ、よほどその建物に思い入れがない限りは、
間取りを大きく変えたいとお考えの方や
不安な耐震の強化や不快な断熱の強化を図りたい
とお考えの方は、
建て替えという選択肢の方がいいんじゃないか
と思っている次第です。

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✔️怖いのは地盤の傾き

そして、古い家を使う際に
注意して見ておきたいことが
軟弱地盤による建物の傾きです。

地盤調査を行い、
必要な場合改良工事を行う上、
立ち上がりだけじゃなく
ベースにまでコンクリートを打つ
現在のベタ基礎の場合、
軟弱地盤によって建物が傾くことはほぼありませんが、
立ち上がりしか基礎がない昔の建物は
軟弱地盤の影響をモロに受け、
建物が傾いている可能性がかなり高いからです。

そして、傾きが酷い場合、
基礎に大きな亀裂が入り、
かつ亀裂に前後のズレが生じていたりします。

もちろん、こんな場合は
その基礎は到底使えるものではないため
確実に建て替えした方がいいんですけどね。

というわけなので、
実家にある古い家の全改修か
建て替えかを悩んでいる方は、
まず家に傾きがないかを調べていただき、
傾いているなと感じた場合、
基礎に大きなクラックとズレがないかを
見てみていただければと思います。

その上で、使えそうなら全改修と建て替えを
両輪で検討していただくといいかと思います。

(追伸)
固定資産税に関しては、
全改修をした場合、
どれくらい評価が見直されるか分からないので
ここでは割愛させていただきました。
それと、全改修の場合
現在は大きな補助金があるのですが、
これもタイミングによって変わるので
ここでは割愛させていただきました。

【おうちづくりコラム】南向きの窓は必要なのか?

部屋と窓を南向きでつくることは
家づくりの大前提の一つですが、
この当たり前が正解かどうかの答えは
家を建てる土地によって違ってきます。

例えば、住宅が建ち並ぶ密集地で
この前提のもと家を建てるとなると、
日当たりが良い南向きの土地であれば、
そこから日が差し込んでくるものの
同時に視線まで差し込んでくることから、
結局窓をカーテンで閉じてしまうことになるし、
南向き以外の日当たりが悪い土地であれば
十分な光がそこから入ってこない
という悲惨な状況を招きかねません。

そんなわけで弊社では、
その大前提に縛られることなく、
その土地ごとに最適な光の採り入れ方を
ご提案させていただくようにしています。

そして、基本カーテンいらずの
明るく開放的な住まいを
実現させていただいています。

では今回は、
「部屋も窓も南向きにしないといけない」
という強迫観念に縛られないようにしていただくために
家を建てる前に知っておいた方がいい事実について
お伝えしていきたいと思います。

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✔️間違った固定概念

まずお伝えしたいことが部屋の向きについてです。
一般的には部屋を南向きでつくり水回りを南以外でつくる
というのが世間の常識となっていますが、
そもそも寝室や子供部屋を南向きでつくる必要はありません。

寝室は、文字通り寝るだけの部屋であるため
太陽が沈んでいる時間帯に使う部屋だし、
子供部屋に至っても
子供たちは昼間学校に行っているし、
かつ帰ってきても寝る寸前までリビングで過ごすため、
これまた寝る時しか使わないからです。

また、受験生となり自分の部屋で勉強するとなっても、
朝から夕方までずっと光が差し込んでくる南向きの土地では
直射光が邪魔で勉強に集中出来ないでしょうしね。
(仕事場でも日光が当たりすぎる場所では
デスクワークがやりにくいですよね?)

他方、一般的に水回りは北に配置されがちですが、
これも個人的には水回りスペースこそ
日当たりや風通しを考慮した上で
つくるべきではないかと考えています。

脱衣室で室内干しするとなれば
風通しがいい方がよく乾くし、
少しでも日光を当ててあげた方が除菌効果もあり、
洗濯物の生乾きの臭いが発生しにくいからです。
水を使うスペースは
日が当たった方がジメジメ感も解消出来るでしょうしね。

そんなわけで、
土地に合わせたいい間取りを一緒につくりあげていくために、
まずはこういった当たり前を
頭の中から取り除いていただきたいと考えています。

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✔️光は直射光だけじゃない

そして、もう1つ知っておいていただきたいことが、
光の種類は「直射光」だけじゃないということです。

オフィスや店舗などは
北向きの方がいいと言われていますが、
これは北からの光は「天空光」と呼ばれる
空気中の塵や水蒸気に反射して拡散されていく光で、
天候に関係なく安定した光を届けてくれるのは
この光だからです。

ゆえ、室内に安定した光を届けるためには
「直射光」だけに頼らず
「天空光」を上手く使うことが不可欠であることも
覚えておいていただければと思います。

これらを知っていれば、
過度な「南向き信者」になることもないし、
土地に合わせた部屋の配置や
窓のつくり方が出来るようになります。
そして、基本カーテンがいらない
明るく開放的な住まいをつくることが出来るようになります。

そんな家を建てることが出来れば
さらに「質」の高い暮らしを
していただけるのではないでしょうか。

【おうちづくりコラム】預金と住宅ローンと投資と

金利上昇に伴い
定期預金金利も急激に上昇したわけですが、
それでもその金利はわずか0.3%しかなく、
銀行にお金を預けていても
ほとんど増えないことにそう変わりはありません。

仮に、300万円をまとめて
その10年定期に預金したとしても
1年目に増える金額は
300万円×0.3%=9,000円
そこから約20%の税金を引かれて
手取りは7,200円、
2年目はその7,200円が上乗せになり
3,007,200円×0.3%=9,021円
そこから約20%の税金が引かれて
手取りは7,217円といった感じでしか
増えていきませんからね。

まーそれでも
これまでのことを考えると、
貯金=銀行一択の方からしたら
なかなか嬉しいことには違いないんですけどね。

では今回は、
「預金」と「住宅ローン」と「投資」
についてお伝えしていきたいと思います。

銀行が10年の定期預金金利を上げたと同時に
家を建てる方が最も利用している
10年固定の住宅ローン金利も上がってしまったし、
今後も安定したインフレが起こるとしたら
長期金利に連動する
10年固定の住宅ローン金利は
さらに上昇するのが自然の流れであり、
かつ、今後は短期金利の上昇に伴う
変動金利の上昇が待っていると思うので、
その辺も含めた上で
今後家を建てる場合どうしたらいいかについて
個人的な見解を述べていきたいと思います。

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✔️頭金は入れるべきなのか?

仮に数百万円単位で銀行預金があるとか、
親御さんからの贈与がある場合、
それを頭金として入れ借入れを減らした方がいいのか?
というご相談を受けることがありますが、
この答えはその資金を
どのように運用するつもりなのかによって
180度違ってきます。

今後の10年固定の金利は
おそらく最低でも1%。
(日本の10年物国債の利率より
低い金利で銀行が貸すことは
まずあり得ないからです)
それに対し10年の定期預金金利はわずか0.3%。

ご説明するまでもなく
金利の差を見ただけで
預金するぐらいなら
頭金を入れて借入額を減らした方がいい
と感じていただいたのではないでしょうか。

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一方で、このまとまったお金を預金ではなく
投資に回すとしたら話は変わってきます。

仮にこの300万円を
全世界株のインデックスファンドに
毎月分割して積立投資した場合、
過去の事例通りには行かないにしても
それでも住宅ローンが終わる40年後には
2倍以上になると考えられます。

そして、仮に今後物価が年率で2%ずつ
コンスタントに上がり続けていくとして
ローンが終わる頃には物価が2倍になってしまうとしても、
持っているお金の価値が2倍以上になっているとしたら
そのリスクを十分ヘッジ出来るのではないでしょうか。

ゆえ、これから家を建てる方は、
こういったまとまった資金がある場合、
預金や頭金を入れるという選択ではなく、
積立投資に回すという選択も考えていただければと思います。

理想は、少しばかりまとまった資金を入れて、
その後も数万円の積み立てを毎月上乗せしていく。
まとまった資金を入れるのが、
気持ち的に抵抗があるのなら、
増える額は少なくなってしまいますが、
この資金を分割して毎月コツコツと積み立てしていく。

この知識は、
これから家づくりをされる方に
例外なく必要だと思うので、
この記事の内容を知っていただいた上で
家づくりの予算計画を
立てていただければと思います。

【おうちづくりコラム】マイホームの価値

賃貸で暮らされている方は、
「賃貸とマイホームでは
ぶっちゃけ一体どっちがいいのか?」
という疑問をお持ちだと思いますが、
単純に金銭的な比較だけで申し上げると
賃貸の方が生活は楽だと思います。

建築費だけじゃなく
造成費や外構費も値上がりした現在は、
マイホームを持つとなると
4000万円前後の総予算となり、
そうなれば40年返済で借りた場合
10〜11万円もの返済金額となり、
(ボーナスなしのベタ払いの場合です)
確実に賃貸で払っている費用より負担が増えるからです。

賃貸だと新しい物件に住んでいるとしても
駐車場も入れた家賃は8万円ぐらいまでですもんね。

かつ、マイホームを持てば
固定資産税も必要となるし、
(徳島市内の一部地域は都市計画税も)
火災保険の支払い負担も増えるし、
やがて訪れるメンテナンスのための
積み立てもしていった方がいいですしね。

そんなわけで、
単純に出ていくお金のことだけで比較してみると
「賃貸でいる方がいい」ということになるのですが、
個人的にはマイホームは
負担を上げてでも持つだけの価値があると思っているので、
今回はその価値についてお伝えしていきたいと思います。

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まずお伝えしたいことが、
マイホームでの暮らしと賃貸での暮らしでは
「質」が全く違うということです。

例えば、音の問題。
賃貸では常に隣、上下階の住人に対して
常に音の配慮をしなければいけないのに対し、
マイホームを持てば、その心配をする必要がありません。

また、比較的新しい賃貸では
これはないかもしれませんが、
古い賃貸の場合
結露に悩まされている方がいらっしゃると思います。
そしてマイホームを持てばこの問題も一気に解決します。

さらに、音問題ほどではないにせよ
子供たちを外で遊ばせたいと思っても、
駐車場と庭を兼ねて作っている賃貸では
そう気軽に出来ないという悩みもあるのではないでしょうか。

これに関してもマイホームを持てば
プライベートな庭が出来るので、
子供たちものびのび遊ぶことが出来るようになりますよね。

この他、収納が少ないことによって
家が片付かないという悩みがあったり、
部屋が潰れてしまうという賃貸ならでは、
の悩みを抱えている方も決して少なくないと思いますが、
思い通りに間取りをつくることが出来るマイホームでは、
その悩みもきっと一瞬で解決するでしょう。

このように暮らしの「質」が爆上がりするのが
マイホームの最大の利点なのですが、
これ以外にも一戸建てのマイホームしかやることが出来ない
大きな大きな価値があります。

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✔️電気料金を軽減する手段

それは、
太陽光発電が設置出来る唯一の手段が
一戸建てのマイホームだということです。
賃貸はもちろん、マイホームを持つにしても
分譲マンションではつけたくてもつけられませんからね。

かつ、賃貸や分譲マンションは
太陽光発電だけじゃなく蓄電池もつけられないし、
電気自動車の充電コンセントもつけられませんしね。

原発はおろか、
火力発電まで制限されていっているため、
今後はますます電気料金が値上がりする可能性が高く、
そうなれば住宅ローンの返済負担増なんて
比べ物にならないぐらい家計を圧迫する要因となるのが
この電気料金ですからね。

そんなわけで、
今後考えられる脱炭素社会の皺寄せを
モロにくらわないためにも
太陽光発電の設置が出来る一戸建てのマイホームを
オススメしているというわけです。

電気料金は住宅ローンと違って
支払いが終わることがないし、
実際の屋根に合わせて試算してみると
太陽光発電をつけたがどうかで
ローン返済期間中だけでも
600〜700万円ぐらい出費に差が生まれますしね。

いかがでしたか?

この他、住宅ローンを組めば
必然的にもしものことがあった場合、
ローンの残債がゼロになる
生命保険にも加入することになります。

ゆえ、これを機に生命保険を見直していただければ
その分は家計負担も楽になると思うので、
この点も考慮していただくといいかと思います。

以上、マイホームを持つかどうか悩んでいる方は
ぜひ参考にしてみてください!

【おうちづくりコラム】農地に家を建てる場合の注意点

コロナ前に比べて建築費が
30%以上値上がりした上、
まだ値上げが続く建築資材のことを考えると、
実家に使える土地がある方は、
それを活用するという選択肢も
現実的になってきているのではないでしょうか。

土地を買わなくていいとなれば、
現在の土地価格からすると1000万円前後、
家づくりのコストを抑えることが出来ますからね。

とはいえ、それは
そのまま土地が使える場合だけに限られ、
実際のところは、古い家が建っていて
それを取り壊してそこに家を建てるとか、
農地の一部を造成してそこに家を建てる
のいずれかであることが多く、
そうなれば、その状況に応じて
それなりに費用が必要になってくるんですけどね

というわけで今回は、
後者である農地を造成して家を建てる場合について
詳しくお伝えしていきたいと思います。

農地ならでは、の注意点をお伝えした後に
費用面について言及していくので、
農地を活用しようかとお考えの方は
最後までお付き合いください。

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✔️まずは地域を把握する

農地を活用するにあたり
まず調べていただきたいことが、
そこが「市街化調整区域」なのかどうかです。

市街化調整区域という地域だけは、
農業を推進する地域なので、
農地を宅地に変えるのがとっても難しいからです。
ゆえに、まずはここを親御さんからお聞きするか
あるいは市役所に行って確認いただければと思います。

そして、その調査時に
同時に調べていただきたいことが、
その地域が「農業振興地域」に
含まれていないかどうかということです。

この地域に含まれていると
農地転用(農地を宅地に変える申請)をする前に、
この地域から外してもらう申請をしないといけない上、
その申請は年に2回しかなく、
しかも申請が受理されるまで半年もかかりますからね。
農地転用は毎月か2ヶ月に1回はあり、
しかも1ヶ月か2ヶ月で受理されるのに対し。

ま、要するにすぐに建てたいと思っても、
この地域だった場合、
造成工事をするまでに最短でも8ヶ月、
時期によったら1年以上かかってしまうことになり、
「あらら・・・」ということになりかねないので、
農地を利用するという選択肢が
少なからずあるのであれば、
事前に調べておいていただくことを
オススメしているというわけですね。

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✔️宅地にするのにどれくらいかかるのか?

では、続いて費用面について
お伝えしていきますね。

まず農地転用の申請をするのに
行政書士さん・土地家屋調査士さんに
支払う費用が必要となるのですが、
(測量・分筆して申請を出すからです)
測量が絡んでくるとなると
50万円ぐらいは計上しておいた方がいいと思います。

続いて必要となるのが、
水道の引込工事と水道加入金の支払いです。
農地は前の道から水道を引き込んでいないからです。
ゆえ、これにも合計50万円ぐらいは
計上しておいた方がいいかと思うし、
前の道に水道がない場合は、
もっと遠いところから水道を引いてこないといけないのですが、
そうなれば100万円単位で
追加工事が必要になる可能性があるので、
これに関しても市役所であらかじめ
調査しておいた方がいいと思います。

続いて、本題の造成費用ですね。
造成に関しては、
境界につくる擁壁基礎工事費用、
表面の土を取り除いて処分する費用、
そして新たに土を入れる費用、
この3つが必要となるのですが、
ざっとこの3つを合計すると
少なくとも造成する坪数×3万円は、
基礎の深さや土の処分料によっては
坪数×4万円近く必要となってくる
とお考えいただいた方がいいかと思います。

造成する面積が60坪だとしたら
180〜240万円、
造成する面積が80坪だとしたら
240万円〜320万円、
必要となってくるという感じですね。
これらの合計が、
農地に家を建てる場合に必要となってくる費用です。

というわけなので、
これから家を建てるにあたり
実家の田んぼや畑を使わせてもらおうかなーとお考えの方は、
この記事を参考にしていただけばと思います

この他、排水問題などもありますが、
細かいことは案件ごとに
アドバイスさせていただきますので、
いつでもご相談いただければと思います。

【おうちづくりコラム】太陽光発電が必要な理由

太陽光発電を設置するにあたり、
「元が取れるかどうか?」が
最大の論点になってくると思いますが、
よほど日当たりが悪い土地でない限り、
(高層マンションが南に建っているとか)
その心配はありません。

とはいえ、
太陽光発電の売電が始まった当初は
いかに電気を自家消費せずに
売ることにフォーカスしていたのに対し、
現在はいかに電気を売らずに
自家消費することにフォーカスしているので
その試算方法は全く違うんですけどね。

というわけで今回は、
現在の太陽光発電の試算方法と
その後の電気料金の考え方について
お伝えしていきたいと思います。

4389875_s.jpg

では、以下の条件で
試算していってみたいと思います。
・太陽光発電パネル:8kwh
・メーカー年間発電予想:10,000kwh
・自家消費:2,000kwh
・売電:8,000kwh
・昼間の電気料金:50円/kwh
・売電金額:15円/kwh(当初10年)

この場合、
太陽光発電を設置したことによる
経済メリットは以下のようになります↓

買わなくてよかった電気
→2000kwh×50円=100,000円
余ったから売った電気
→8000kwh×15円=120,000円
それらを合計した額
→100,000円+120,000円=220,000円

つまり、
太陽光発電を設置したことによって
年間で220,000円お金が浮いた
ということですね。

とはいえ、太陽光発電は
無料で設置出来るわけではないので、
ここから設置に必要となる費用を
差し引かないといけません。

例えば、
8kwhの太陽光発電を設置するのに
税込で160万円必要だとして、
これをキャッシュで設置するとしたら
22万円/年×10年=220万円の浮いたお金から
160万円を差し引くことになるので
合計60万円の経済効果あるということになりますよね。

あるいは、この160万円を
10年返済のリフォームローンで返済していくとなれば、
毎月の返済額は14,700円となるので
14,700円/月×12ヶ月×10年=176.4万円
を差し引くことになるので、
実質約45万円の経済効果があるということになります。

という風に、
いずれの選択を取った場合でも、
多かれ少なかれ経済効果が見込めるわけですが、
さて、あなたならどれを選択されるでしょうか?

個人的には、手元にキャッシュを残し、
その資金を長期積立投資に回したほうが
ローンの利率よりもお金が増えると思われるので、
一気にキャッシュを入れるという選択ではなく
10年ローンで設置するという感じでしょうか。

その後は、売電金額が減るものの、
ローン返済がなくなるので、
さらに経済効果が高くなることが
想定出来るわけですしね。

発電に関しても電気製品としては
異例の長さの25年保証があるため、
少なくとも25年間は
発電効率が落ちるとは考えにくいし、
その後も発電効率は低下しつつも
それなりに発電してくれるでしょうしね。

25955161_s.jpg

✔️設置を前提として第2ステップ

そして、設置していただいた後、
必ずやっていただきたいことが
出来るだけ昼間に電気を使うように
意識して暮らしていただくということです。

売電金額が高かった時は、
電気代が安かったため、
出来るだけ夜に電気を使い
昼間は使わず売ってください
というシステムだったのに対し、
現在はその逆で、
電気代が高く売電金額が安くなって
しまっているので、
いかに昼に消費するのかが
更なる節約につながります。

仮に発電する10,000kwhのうち
昼間の自家消費を4,000kwhにしたら
4,000kwh /年×50円=200,000円
6,000kwh /年×15円=90,000円
200,000円+90,000円=290,000円となり、
更なる経済効果が期待出来ますからね。

というわけなので、
これから家を建てる方は
太陽光発電をつけていただきつつ、
太陽が出ている間に
給湯器、食洗機、洗濯機、掃除機
などを出来るだけ使うようにし、
今後も高騰が予想される電気代という
出費を防いでいただければと思います。