【おうちづくりコラム】外観をシンプルに仕上げる5つの理由

施工実例をご覧いただければ一目瞭然ですが、
SIMPLE NOTEの家には正面に窓がありません。
 
そして、それが家の美しさを際立たせているのですが、
とはいえ、ただ単に美しさだけを追求して
そうしているわけではなく、
そこには、それなりにちゃんとした意味合いがあります。
 
では、今回は5つあるその理由について
お伝えしていきたいと思います。
結論としては、
この5つ全てがうまく絡み合うことによって
住まいにとって大切な
居住性と経済性を高めているというお話です。

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✔︎理由1:汚れにくいから
まず1つ目の理由がこれです。
外壁が汚れる最大の原因は、
窓や換気扇といった外壁から突起した部材です。
窓からダラーっと流れる垂れジミと
換気扇から出てくる黒ずんだ汚れですね。
なので、家の正面にそれらをつくらないことによって
そもそも汚れの原因を排除しているというわけです。
とりわけ北が正面になる場合は、
直射日光が当たらない分、
余計に汚れやすいですしね。
 
そして、あまりにも汚れが目立つことになれば、
外壁の塗り替え頻度が高くなり、
維持管理コストが高くついてしまいます。
また、汚れが目立つお家は、
訪問販売のリフォーム業者にも目をつけられやすく、
さらに出費がかさむことになるかもしれません。
(不安を煽られて工事する方向に持っていかれちゃうからです)
そんなこんなで、
建てた後の維持管理費を少しでも抑えるために、
汚れの原因を元から排除しているというわけです。
 
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理由2:間取りが分かりにくいから 
そして、2つ目の理由がこれです。
まー、言うなれば泥棒さんに狙われにくくしている
という感じですかね。
日本は外国に比べて治安が良いので、
そこまで心配する必要ないかもですけどね(笑) 
とはいえ、パッと見ただけで
間取りが分かってしまう家より、
どこからどう見ても間取りの想像がつかない家の方が、
安心して暮らせそうな気がしますよね?
 
✔︎理由3:プライバシーが確保しやすいから 
3つ目の理由がこれです。
家の正面は何も建たないため光も採りやすいですが、
その分、視線も入ってきやすいという
隠れデメリットがありますからね。
そして、視線を遮るためにカーテンを閉め切ってしまったら、
家の中が暗くなっちゃいますからね。 
これに関して特に注意しなければいけないのが、
南向きの日当たりが良い土地ですね。
 
南向きの土地の場合、
南からの光を家の中にたっぷり採り込みたいあまり、
大きな窓をたくさん正面につくってしまいがちですが、
そうなれば防犯性もプライバシー性も
最悪の状態になっちゃうからです。
なので、家の中への光の採り込み方を工夫することによって
家の正面からの採光に頼らなくて
いいようにしている次第であります。
 
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理由4:意匠性を高めるため 
ちょっとカッコよく書いてみましたが、
要はデザイン性を高めるってことです。
携帯電話や家具や車同様に、
カッコ悪いデザインのものより
カッコ良いデザインの方が良いからです。
あくまでこれに関しては、
理屈ではなく感情的な要素となるので、
説明はこれくらいにしておきますが。 
しかし、デザイン性を高めることは、
実は裏に隠された大きなメリットがあるんですよね。
 
✔︎理由5:外構費用が安くなるから
それが、この最後の理由です。
家のデザインが美しくなると、
庭に装飾をする必要がなくなります。
家そのものが美しい場合、
庭もそれに合わせてスッキリシンプルに仕上げた方が、
家をより引き立ててくれるからです。
そしてその結果、
庭の予算を押し上げる余分な工事の
一切をなくすことが出来ます。

また、防犯性とプライバシー性を
高めるための植栽や目隠しや塀などの
余分な工事も一切必要なくなります。
そんなこんなで、庭にかける費用も、
ダントツで安くなるというわけです。
もちろん、無意味に広い土地を買っちゃうと
この限りじゃありませんけどね・・・
 
いかがでしたか?
端的に説明させていただきましたが、
こんな外観にしている理由を
大体ご理解いただけたでしょうか?

【おうちづくりコラム】土地を安く買う秘訣

多くの方が、新しく造られた分譲地を好んで購入しようとしますが、
この場合、やってはいけないことが、
南向きの土地を買おうとすることです。
 
理由は簡単。一番価格が高いからです。
かつ、値引き交渉も不可能だからです。

そんなわけで、土地探しをする時は、
出来れば南向き以外の土地にしていただくことを
推奨しているのですが、
その理由は一体なんなのでしょうか。

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✔︎日当たりがいい土地をスルーすべき理由
それは、日当たりがいい土地ほど、
想像とかけ離れた家になってしまいやすいからです。
 
例えば、南向きの土地で南向きに部屋をつくり、
その南面に大きな窓をつくれば、
とっても明るい家の完成を想像するでしょう。
 
しかし、いざ住みだすと、
そこに設置したカーテンを開けることが出来ません。
中が丸見えになってしまうからです。
 
結果、室内に十分な光が採り込めず
奥の方に配置した部屋がすべて暗くなってしまうし、
同時に、風を家の中に入れることも出来ません。
 
また、リビングの外に設けた
ウッドデッキを使えるようにするために、
目隠しや塀や植栽などが必要となり、
外構工事(庭づくり)にとてつもないコストが必要となります。
 
つまり、土地を買う時の期待値と
実際得られる成果との間に大きな開きが出てしまう上、
土地に加えて外構工事まで価格が跳ね上がることによって、
経済的な負担をさらに押し上げてしまうというわけですね。
 
他方、土地の日当たりの良さと
家の明るさや心地よさには全く相関関係がなく、
むしろ一見条件が悪そうな土地の方が、
明るくて心地いい家を設計しやすいと
家づくりをする前に知っていれば、
日当たりを無視して土地選びをすることが出来ます。
 
そして、南向きの土地に建つ家より
はるかに明るくて心地いい家を
南向きの土地よりもはるかに価格を抑えながら建てることが出来ます。
 
売れにくそうな土地は、そもそも価格が安く設定されている上、
さらに値引き交渉にも応じてくれやすいからです。
 
そんなこんなで、
美しく整えられた分譲地がいいという方には、
南向き以外の土地はもちろん、
一番価格が安い土地をオススメしている次第です。

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✔︎さらに土地価格を抑える秘訣 
そして、ここからが個人的に推奨している土地の探し方なんですが、
それは、資金計画で出た現実的な土地価格の範囲内で、
出来るだけ不動産屋に情報を集めてもらい
一つ一つ現地を見に行くことです。
 
これは、実際僕がやっている方法で、
とにかく良い悪いに関係なく
その予算の範囲内である土地情報をなるだけ送ってもらい、
予めそれを全て下見した上で、
良さそうな土地だけに厳選して
いつも提案させていただいています。
 
この方法で土地選びをすると、
リアルに同じ地域で買う分譲地よりも、
数百万円も価格を抑えながら土地を買うことが出来ます。
(場合によったら半値ぐらいのこともあります)
 
ただし、この方法をやるためには、
土地を探してもらう前に、どんな家を建てたいのかを
ある程度決めておかないといけません。
 
あなたが家に掛けられる予算がどれくらいなのか?
その予算で出来る家はどれくらいの広さになりそうなのか?
平屋が良いのか?それとも2階建でも良いのか?
などなど、です。
 
これが分かっていると、
そのために必要な土地の広さが
どれくらいなのかが分かるため、
土地探しの依頼をしやすくなります。
 
そして、集まってきた土地情報に対して、
どんな家になるのかをイメージしながら
下見に行くことが出来るため、
より土地選びがしやすくなります。
 
まー、ただ分譲地じゃない土地を狙っていく場合、
境界や水道や排水などを
現地でチェックしておく必要があるので、
その点に注意しながら土地を見なければいけないし、
それらに余分な費用がかかる場合が多々あるので、
それらも考慮した上で、
土地の良し悪しや価格の良し悪しを
判断しないといけないんですけどね。
 
とはいえ、大胆に土地価格を抑えるためには、
こういった分譲地じゃない土地も
視野に入れるべきだと思うので、
どうしても土地を買わないといけない状況の方は、
ぜひこの記事を参考にしてもらえたらと思います。

【おうちづくりコラム】寝室の適切な広さ

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住宅展示場に行くと、リビングはもちろん、
寝室もかなりゆったりとつくられているし、
普通に建てられているお家でも、
寝室は子供部屋よりも広めにつくられるのが一般的です。
それゆえ、家を建てるにあたって
いくつか家を見て回っているうちに、
 
●「どのお家も、寝室は広めに設計されている」

●「寝室は広めなのが普通なんだな」
●「寝室は広めがいいんだな」

●「我が家も寝室は広めにしておこう」
 となり、自然とゆったりとした
寝室をつくることになります。
 
しかし、家の床面積が増えれば
家のコストも高くなってしまうので、
出来れば大きくする必要がない場所は、
最小限のサイズでつくるべきではないでしょうか。
例えば、寝室で多いのが10帖という広さですが、
そもそもこの広さがいったいどれくらいなのかご存知でしょうか?
感覚的にどれくらいとかじゃなく、
縦横それぞれ何cmずつあるのか
知っているかどうかということです。
 
10帖という広さは、長手方向の有効寸法が4m42cmで、
短手方向の有効寸法が3m51cmなのですが、
これを知った上で考えていただきたいことが、
この部屋には一体何を置く予定なのかということです。
シングルベッドを2台並べるのか?
それともクイーンサイズのベッドが1台なのか?
それともダブルベッドを2台並べるのか?
それともベッドは置かず布団を敷いて寝るのか?
 
そして、もしベッドを置くとしたら、
それぞれのベッドのサイズを知っておくことも重要です。
一般的なサイズとしては、
シングルベッド=幅90cm、
セミダブルベッド=幅120cm、
ダブルベッド=幅140cm、
クイーンベッド=幅180cm、といったところでしょうか。
(長さは全て2mぐらいです)
 
では、これらを踏まえた上で、
あなたはどのベッドを何台置く予定でしょうか?

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ここで、仮にダブルベッドを2台並べて置くとして考えてみると、
ベッドが占有するスペースは、140cm×2台=2m80cmとなり、
どちらも長さは2mなので、4m42cmー2m80cm=1m62cm、
3m51cmー2m=1m51cmとなり、
かなりの余白が部屋に出来ることになります。
では、寝室に隣接して広々したウォークインクローゼットを
つくっていると仮定して考え、
そこに衣類も布団も雑貨も全て片付けられるとしたら、
あなたはベッド以外寝室に置くものはあるのでしょうか?
 
タンス?おそらく持ち込まない人が多いだろうし、
持ち込んだとしても、ウォークインクローゼットの中に
納めるよう設計しますよね? 
ドレッサー?おそらく化粧も洗面かリビングでするので、
これもいらないですよね?
だとしたら、リビングや洗面に
それらを片付ける場所を確保しておく方が大事ですよね?
テレビ?スマホを持つのが当たり前の今、
テレビも寝室には必要ないですよね?
そして、仮に必要だとしても、
壁掛けにすれば全く場所をとらないですよね?
 
そんなこんなで、寝室は10帖も必要なく、
もっと削ることが出来るというわけですね。
たとえダブルベッドを2台並べて置くとしても、です。
この部屋は、文字通り寝るだけの部屋なので、
寝ている時間以外ここで過ごすことがないでしょうしね。 
仮に、6帖にすることが出来れば、
4帖(=2坪)家を小さくすることが出来るため、
平屋なら約120万円、2階建てなら約100万円、
これだけで建築コストをカットすることが出来ます。 
もちろん、資金的にゆとりがあり、
どうしても寝室は広いほうがいいとお考えなら、
そうする必要もありませんけどね。
 
でも、この浮いたお金分予算が削れるとしたら、
これを家以外の何かに使うことが出来るし、
あるいは、この浮いたお金を
グレードアップや本当はやりたかったこと
(漆喰壁や塗り外壁、ステンレスキッチンなど)
に使うことが出来ます。
 
なので、たとえ他のみんなが、
当たり前にように広々と寝室をつくっていたとしても、
あなたにとってそれは必要ないと思ったら、
そんなの気にせず必要な広さでつくってもらえたらと思います。
今回は、寝室に集中して話をさせていただきました。
ぜひ、参考にしてください!

【おうちづくりコラム】光の種類と間取りの可能性

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以前、土地に合わせて家を建て
無駄な余白をつくらないことが、
外溝工事の予算を大幅に狂わせないために必要だと
お伝えさせていただきましたが、
とはいえ、これを実行するのは、
実はそう簡単なことではありません。
 
なぜなら、出来るだけ敷地いっぱいに家を建てようと思えば、
土地の日当たりの良し悪しに関係なく
建物を配置せざるを得ないからです。
 
つまり、日当たりが悪い場所にも
部屋をつくってもいいですよとならなければ、
この実現は難しいということですね。
例えば、すぐ南に家が建っている土地に家を建てる場合、
真夏以外はその敷地には日陰が出来ることになります。
 
それゆえ、一般的には日陰となる部分を避け、
直射日光が入る位置に家を配置します。
そして、出来るだけ全ての部屋を南向きでつくります。
 
結果、必然的に2階建ての家が完成します。
かつ、敷地に余白がたくさん出来ることになります。
 
しかし、ここで立ち止まって
考えてもらいたいことが、
「全ての部屋の日当たりを
本当に良くする必要があるのか?」
ということです。
 
まずは「寝室」です。
なぜなら、寝室は文字通り寝るだけの部屋なので、
太陽が昇っている時間に使うことがないからです。
 
つまり、それなりに明るくはしたいものの、
そのためにわざわざ直射日光が入り続ける
南に位置させる必要はないのでは?ということですね。
 
また「子供部屋」に関しても、
同じことが言えるのではないでしょうか。
 
子供たちは、平日の昼間は学校に行っているし、
休日も自分の部屋ではなく、
広々としたリビングであなたと共に過ごすことでしょう。
 
そして、やがて受験を迎え、
部屋で過ごすことが多くなったとしても、
直射日光が日中ずっと射し込む部屋では、
かえって勉強に集中しにくいのではないでしょうか。

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✔︎光は直射日光だけじゃない?
 
家づくりをする時に知っておくべきことが
光=直射日光だけじゃないということです。
 
例えば、北の窓からは
1日を通してずっと直射日光が入ってきませんが、
かといって北窓は暗いわけでもなければ、
むしろ日中ずっと安定した光を室内に採り込んでくれます。
 
また、家の中の壁を白くする理由は、
室内に入ってきた光を反射させ
家全体に拡散するためです。
 
この2つのことから言えることは、
光は何かに反射して拡散していくということなのですが、
この反射光をうまく使えば、
家全体に満遍なく光を届けることが出来ます。
 
とはいえ、カーテンで光を遮ってしまうと、
光が入ってくることもなければ、
光が拡散していくこともないので、
そもそも論として、
いかにカーテンがいらない窓をつくることが出来るかが
鍵にはなってくるんですけどね。
 
しかし、光にはこの2種類があると
建てる前に理解しておけば、
どの部屋にどちらの光が必要なのかが分かるため、
部屋の配置に柔軟性を持たせることが出来ます。
 
また、日陰にも部屋を配置することが出来るため、
わざわざ直射日光のために、
部屋を2階につくる必要もなくなり、
敷地をより有効活用出来るようになります。
 
そして、外構工事のコストを落とすことが出来ます。
同時に、1階が大きくなれば、
家の使い勝手もいいでしょうし、
将来的にもその方がいいでしょうしね。
 
ということで、家を建てる前に
「光は直射日光だけじゃないよ」ということを、
ぜひ知っておいてくださいね。

【おうちづくりコラム】家づくりの3つの基本

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外構工事にかかるコストは、建てる家や土地の状況によって
大きく異なるのですが、
その相関関係をよく理解してないまま
家づくりを進めてしまうと、
終盤で家づくりの予算が
大きく狂ってしまうことになります。
 
結果、泣く泣く貯金を切り崩すか、
親に泣きついて援助してもらうか、
中途半端な状態で放置するか、
の選択を迫られることになります。
 
それゆえ、後からそんな悲惨な状態にならないためには、
外構工事のことまで考えて、
予算、土地、家の計画を立てていかなければいけません。
 
では今回は、外構工事の予算を大きく狂わさないために
知っておくべき3つのコトについて
お伝えしていきたいと思います。
 
言い換えるなら、外構工事の予算を狂わせやすい
3つの理由って感じですかね。
 
どれも言われてみると
「まー、確かにそうですよねー」ってことなんですが、
案外みんな気が付いてなくて
この3つを原因に工事費用がかさんでしまっているので、
ぜひこの機会に知っておいてください!
 
✔︎土地は広くしない!
当たり前のことですが、土地を広くすればするほど、
外溝工事は高くなります。
なので、新たに土地を買うにせよ、
田んぼや畑を造成するにせよ、
出来るだけ土地は小さくすべきです。
 
ですが、いざ土地を探し出すと、
更地の状態の土地は狭く感じてしまうがゆえに、
土地を広げようとしてしまいます。
 
また、田んぼや畑を造成する場合は、
「せっかくなので広めにしておこう!」となりやすく、
意味なくだだっ広い土地をつくってしまいがちです。
 
結果、工事面積が広がり、
想定以上の工事見積もりが出てきて、
後からビックリってことになるわけです。
 
✔︎土地に合わせて家を建てる!
土地を広げ過ぎると
外構工事面積が広がるのと同じように、
土地に余白をつくり過ぎるのも、
外構工事面積が広がる原因となります。
 
例えば、土地面積が60坪もあれば
充分平屋を建てることが出来るのですが、
多くの方が当たり前のように、
この広さの土地に総二階建ての家を建てようとします。
 
もし、30坪の平屋を建てれば、
外構工事面積は残りの30坪だけで済むのに、
ここに上下15坪ずつの2階建てを建ててしまったら、
さらに15坪分外構工事面積が増えることになりますよね?
 
もっと酷いのは、平屋を建ててもまだ余り過ぎるぐらい
広い土地であるにもかかわらず、
総二階建ての家を提案することです。
 
おそらく、これはそうした方が
家のコストが安くなるから
そういう提案をしているのだと思いますが、
そうすることによって、
安くなった家のコスト以上に
外構工事のコストがかかってしまうとしたら、
それって全く意味がないって思いません?

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✔︎家と外構は必ずセットで考える!
最後に覚えておいていただきたいことがこれです。
 
例えば、弊社のお家は見た目がオシャレなので、
庭に華美な装飾を加える必要もなければ、
防犯性とプライバシー性に配慮した住まいになっているので、
目隠しや塀や植栽などをする必要もありません。
 
結果、最低限の外構工事だけしておけばいいので、
工事費用も最小限に抑えられます。
 
他方、失礼な言い方にはなりますが、
見た目がオシャレじゃないお家は、
庭に装飾を施すことによって、
それをカバーしないといけません。
 
また同時に、
防犯性とプライバシーが担保されていないお家は、
目隠しや塀や植栽などによって、
そのどちらも補ってあげないといけません。
 
となると、外構工事にかかる予算は、
最低でも2倍は違うし、
場合によっては3〜4倍のコストがかかることも
決して珍しくありません。
 
なので、外構工事のコストは、
建てる家によっても違ってくるということも
建てる前に覚えておいていただければと思います。
 
いかがでしたか?
 
この3つを意識しながら
家づくりを進めていただければ、
家づくりの終盤に行う外構工事の予算が大幅に狂うことは
まずなくなると思います。
 
結果、資金計画で決めた予算から大きく懸け離れることなく
家づくりをやり遂げることが出来、
スッキリした気持ちで後々暮らしていくことが出来ます。
 
なので、これから家づくりをするあなたは、
この3つの基本に従って
家づくりを進めていただければと思います。

【おうちづくりコラム】3大出費のバランス

お子さんが小学校に上がる前後のタイミングで
多くの方が家を建てられますが、
この時、向き合って考えてもらいたいことが、
今後、どんな出費がどれくらい必要になるのか
ということです。
 
それらを把握していないまま家づくりをしたら、
確実に予算をかけ過ぎてしまい、後から経済的に困窮するからです。
 
例えば、子供たちを
いい大学に行かせてやりたいと思うなら、
早ければ小学校から、遅くとも中学から
それなりに投資が必要になってくるし、
高校に入るとなおのこと
投資が必要となってくるので、
それらの費用をどう捻出するかを
今のうちから考えておかないと
後からものすごく困ったことになります。

中学・高校になれば、修学旅行費もいるし、
カバンや靴、自転車代なども必要になるし、
それ以外でも洋服代やお小遣いもいりますしね。

そして、その投資のピークは
大学の時にやってくるですが、
仮に県外の大学に進むとなれば、
学費の他に家賃・生活費・電気・ガス・水道代などが
必要となってくるので、
(県内でも車を買ってやり、
その維持費を払ってやらないといけません)
それこそコツコツとこの資金を
準備していっておかないと、
たとえ夫婦そろって働いたとしても
とてもじゃないけど所得だけでは
これらの支払いをするのは難しいでしょうし、
学資保険を利用したとしても、
充分な穴埋めは出来ないのではないでしょうか。
 
✔︎資産形成は長期で考える
 
また、家を建てるタイミングというよりも、
今すぐからやっていって欲しいのが
やがて働けなくなった時のための資産形成です。
 
年金支給がなくなることはないにせよ、
働けなくなった後、一体どれだけ年金がもらえるのか
未知数だからです。
 
また、事故や病気のせいで、思ったよりも早いうちから
働けなくなってしまう可能性だってゼロではないからです。
 
なので、少々気が早いと感じるかもしれませんが、
個人的には、今のうちから長期的にコツコツと積立し、
運用していくことが大事だと考えています。
 
資産運用は、長期になればなるほど
複利効果によって爆発的に
お金が増えていくわけですからね。
 
そこで、オススメなのが、
以下の2つの制度を利用して、
お金を積み立てていくことです。
 
1つは「iDeCo」と呼ばれている
個人型の確定拠出年金ですね。
分かりやすく言うと、会社に勤めている誰もが納めている
国民年金と厚生年金に上乗せして、個人が納める年金です。
 
これがいい理由は、
掛け金が全額控除の対象になるからです。
 
つまり、年末調整で
納めた税金がいくらか返ってくるのですが、
例えば、年収が約500万円の人だと、
所得税の税率が10%、住民税の税率も10%なので、
掛け金の20%が年末調整で返ってくる
というわけですね。
 
言い換えるなら、この年金を積立ていくだけで、
必然的に毎年20%ずつ
お金が増えていっているというイメージです。
運用によって増えるお金とは別で。
 
そして、もう1つ今すぐやるべきなのが、
「つみたてNISA」という制度です。
 
これは、先程の「iDeCo」とは違い、
所得控除になるわけではないのですが、
投資・運用によって増えたお金に対してかかる
約20%の税金が控除される制度です。
(iDeCoも同じく税金が控除されます)
 
それゆえ、これにも
限度額いっぱいまで積み立てていくべき
だと思っています。
 
そんなこんなでこの2つの制度には、
限度額いっぱいまで
掛けていって欲しいと思っています。
(IDeCoが月23,000円、つみたてNISAが月33,000円なので、
夫婦揃って上限まで掛けるなら毎月112,000円となります)
いかがでしたか?
 
教育資金、老後資金についてお伝えさせていただいたのですが、
これに加えて旅行や遊びにいくための積立も
月2〜3万円程度は必要だと思うんで、
奥さんの給料には、ほぼほぼ手をつけない方がいいんじゃないかと
思っていただけたのではないでしょうか?
 
なので、家づくりをする時には、こういったまだ見ぬ費用のことまで
ある程度想定した上で、自分たちが毎月払っていくべき
返済額を導き出してもらえたらと思います。

【おうちづくりコラム】理想の予算とその実現方法

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今や共働きはごく当たり前となっていますが、
共働きであることを前提としても、
毎月のローン返済額はご主人の手取りの30%以内で抑えるべきだ
というのが個人的な考え方です。
 
仮に手取りが30万円だとしたら9万円以内、
25万円だとしたら7.5万円以内、
20万円だとしたら6万円以内、といった感じですね。
 
理由は、家という資産を持った以上、
資産を維持するためにはそれなりの費用がかかるため
その時に備えてコツコツと貯めていかないといけないし、
子供たちの進学の費用も、コツコツと貯蓄していかないといけないし、
働き続けるために自分への投資も怠ってはいけないし、
豊かな老後を過ごすために
長期積立投資もしていかないといけないから。

そして、旅をしたり遊びに行くなど
非日常を体験するためには、まとまった資金が必要になってくるから。

つまり、こういった費用におそらく奥さんの給料の大部分が
消えていくことになる可能性が高いから、
出来るだけご主人の収入の範囲内で
家づくりをした方がいいというわけですね。

とはいえ、そんな想いとは裏腹に、
無情にも建築コストは大幅に上がってしまったので、
これから家を建てる人は、これまでの常識を一掃しなければ、
この作戦を実現するのが難しいのではないでしょうか。
 
例えば、ご主人の手取りが25万円だとしたら、
あなたが設定すべき毎月のローン返済額は
7.5万円以内ということになりますが、
仮に35年返済でローンを組み、1%の固定金利を選択したとしたら、
借り入れ出来る額は2650万円となります。

そして、これに自己資金を合わせた額が、
あなたが家づくりに掛けていい金額となります。
つまり、貯金の一部と親からの援助を、足した金額が300万円だとしたら、
合計2950万円が総予算というわけですね。

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では、土地と家と庭以外に250万円かかるとしたら、
あなたは残りの2700万円で、いったいどのような選択をすべきなのでしょうか。
 
土地がない場合、どこで買うべきなのでしょうか。
どれくらいの予算を土地に掛けるべきなのでしょうか。
そもそも土地を買わず、実家の余った土地に建てさせてもらうべきなのでしょうか。
 
まずは、ここから夫婦で話し合って、よく考えて決断しなければいけません。
 
この場合、個人的には土地を買うとしたら、
土地の予算を500万円以内に抑えるべきだと思います。
そして、庭に50万円、家に2150万円という予算設定をします。
 
理由は、子育て世代の家族が不便なく暮らしていくための家を建てようと思えば、
家にはこれくらいの予算が必要だからです。
 
とはいえ、この予算で建てられるお家は、
周りの人に比べて大きなお家ではありません。
むしろ面積だけを聞くと「えっ?」と驚く広さでしょう。
周りの人よりも部屋数も少なくなるでしょうし、
一つ一つの部屋も少しずつコンパクトになるでしょう。

ゆえ、あなたが家に多くを望むのだとしたら、
土地は買わず実家に余っている土地に建てる、という選択肢をオススメします。
 
そうすれば、土地を買うよりも、土地に掛ける予算を抑えることが出来、
もっと家の予算を増やすことが出来ますからね。
 
✔︎最悪の選択肢とその理由
 
家づくりをする上で、最も取って欲しくない行動は、
予算の枠を大幅に超えてしまうような
土地を買おうとしたり、家を建てようとすることです。

もちろん、共働きであれば、土地と家の予算を両方増やしたとしても、
ローンも組めるし、たちどころに返済が苦しくなるわけでもないと思います。
 
しかし、その上がった予算を奥さんの収入から補填するとなれば、
必然的に先程申し上げた費用のどれかを
削らなければいけなくなります。

500万円予算が上がったら毎月1.5万円分、
1000万円予算が上がったとしたら毎月3万円分、
何かを削らないといけないというわけですね。

仮に「つみたてNISA」を利用した
長期積立投資の掛け金を削ることになったとしたら
35年後には2000万円〜3000万円ぐらい
持っているお金に違いが生じているかもしれません。

なので、先行きが不透明な、これからの時代に備えていくためにも、
まずは家づくりの予算をご主人の収入だけでやっていけるくらいに設定すること、
そしてその予算の中で、どんな家づくりが出来るかを
自らの選択肢と照らし合わせて、
これまでの常識や周りの意見に振り回されることなく
冷静にじっくりと考えてみていただければと思います。

【おうちづくりコラム】通り抜け動線の利点と難点

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家づくりをするほとんどの方が、玄関脇に大なり小なりの
土間収納(シューズクローゼット)をつくりますが、
そうするとやりたくなるのが、
土間収納から玄関ホールへと通り抜ける動線づくりです。
 
家族が靴を脱ぎ履きする場所を玄関と別にすることによって、
玄関をいつもスッキリさせておくためです。
 
しかし、一見便利そうに感じるこのアイデアも、
実は2つのイライラをつくりだす原因になってしまうかもしれません。

まず1つ目が、「靴を脱ぎ履きする場所が狭過ぎて
朝の混雑時にイライラする問題」です。
 
つまり、せっかく家を建てたのに、
結局アパートで暮らしていた時と何ら状況が変わらないということですね。
 
土間収納には棚がある分、どうしてもホールに上がる幅が
狭くなってしまいますからね。
 
ましてや、この土間収納に冬のアウターを吊っているとしたら、
その袖のかさばりのせいで、家族玄関が圧迫され、
なおのこと狭々しく感じるんじゃないでしょうか。
 
また、子供たちが中学生になれば、雨の日はカッパを着て
自転車で学校に行くわけですが、そんな狭いスペースで
カッパを着たり脱いだりするのは、きっと子供たちにとっても
ストレスになるでしょうしね。
 
そして2つ目が、「思ったより荷物が置けない」
というイライラです。
 
というのも、通り抜けしなければいけないということは、
イコールそこに全く荷物が置けないからです。
つまり通路を確保しなければいけない分、
必然的に収納量が減ってしまうというわけですね。
 
そして、やがて家族の成長とともに
荷物はどんどん増えていくのですが、
そうなると、とてもじゃないけど
その棚だけでは荷物が収まらなくなり、
いつの間にか来客用玄関で
靴の脱ぎ履きをするようになり、
家族用玄関はスッカリ物置と化し、
通り抜け出来なくなるというわけです。
 
✔︎「通り抜け動線」は金食い虫
そんなこんなで、個人的には通り抜け動線には、
同意しかねている次第です。
 
理由は、先程もご説明したように
壁がなくなり通路が出来ることによって
収納が減ってしまうからです。
 
だとしたら、収納量が変わらないのであれば
通り抜けをやめて収納スペースを減らした方が、
床面積が小さくなり、その分家のコストが安くなるので、
そっちの方が俄然良いと思っています。
 
通り抜けられず回り込んだとしても、わずか数歩の差ですしね。
 
もちろん、あくまでこれは1つの意見であり、
これが絶対に正しいわけでもありません。
 
しかし、分かっておいてもらいたいことは、
通り抜け動線は動線が短くなるというメリットがある反面、
収納が減ってしまうというデメリットがあるということです。
 
なので、自分の荷物量と実際の暮らしを想像してみた上で、
そうするかしないかを考えてみていただければと思います。

【おうちづくりコラム】置き家具のすゝめ

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1.置き家具のすゝめ

個人的には収納の中は壁面を最大限に活用し
出来るだけ棚を設置すべきだと思っているのですが、
一方でリビングダイニングキッチンには、
備え付けの棚やテーブルなどを
出来るだけ設置して欲しくないと思っています。
 
理由は3つ。
1つは棚やカウンターをつくることで
空間に凸凹が出来てしまい、
妙にゴチャゴチャした家になってしまうこと。
 
2つ目は、備え付けのものより
デザインが洗練されている家具の方が
圧倒的にオシャレなこと。
 
そして最後の3つ目が、
固定してしまうと気分転換に模様替えも出来ないし、
インテリアを変えることによる
空間のイメチェンも出来ないということです。
 

そんなこんなで、個人的には
キッチン前につくる食卓代わりのカウンターや、
ダイニング近辺につくるスタディカウンターや、
リビングにつくる固定のテレビボードなどを
基本的に推奨していません。

固定してしまうと間違いなく
後から困ったことになっちゃいますしね。
いらなくなったからと簡単に壊せるものでもなければ、
どうしても邪魔だからと壊すことになった場合、
それなりにコストと手間がかかるわけですからね。
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✔︎お気に入りを買うことのすゝめ
 
テレビがブラウン管から薄型になったように、
またパソコンがデスクトップからノートになり、
あるいはタブレットやスマホで代替されているように、
製品は刻一刻と進化していっているがゆえ、
いっときの流行に合わせてつくった固定の棚は、
時の経過とともに使う必要がなくなり、
ただの物置へと化してしまいます。

利用用途がなくなった後も、
ずっと存在し続ける以上、
物置として使うしかない、からです。
 
ダイニングやリビングなどにつくった棚は、
パッと物が置けてしまうので、
わざわざ収納の中に片付けに行くよりも便利ですしね。

その点、置き家具なら、
いらなくなれば移動させればいいし、
インテリアを変えることが出来れば、
その時の気分に合わせて
空間のイメージを変えることだって出来ますからね。
 
確かに、気に入ったデザインのものを買おうと思うと、
いささか値段が高く一瞬怯んでしまうかもしれません。
ですが、個人的にはその費用を惜しまず
自分たちが納得のいく気に入ったデザインのものを
買ってもらいたいと思っています。
 
理由は簡単。気に入ったもの、
そして少しばかり値段が高いものは、
ずっと愛着を持って大事に扱いたいと
思う可能性が高いからです。
 
なので、家を建てる時には
✔︎固定のカウンターは極力つけないこと。
✔︎気に入った家具が買えるように、
家具の予算を十分にとっておくこと。
この2つに気を付けていただければと思います。