【おうちづくりコラム】平屋にするとコストが下がる理由

2階建てに比べて平屋は
家そのもののコストが
割高なイメージがありますが、

・階段がいらないこと。
・廊下を減らすことが出来ること。
・全ての部屋と収納が同じフロアにあることから
部屋を減らすことが出来ること。

この3つの理由から
2階建てに比べて面積が
大なり小なりカット出来るため、
結果的に2階建てよりも
安く建てることが出来たりします。

そして、高性能化が進む現在においては
以下の2つの理由により
ほぼ確実に安く建てられる
と言っても過言ではないのではないでしょうか。

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まず、1つ目の理由が
「制震ダンパ」が
2階建てでは基本必要なのに対し、
平屋にすれば必要じゃなくなるからです。

細かく部屋を仕切る2階に比べて
広々としたLDKをつくる1階は
壁が圧倒的に少なくなる上、
基本全ての部屋を
南向きでつくろうとすることから
南と北の壁量バランスが
悪くなる傾向がある2階建てのお家は、
地震の時はもちろん
日常的な重量車両の通行による揺れや
強風時の揺れなどの影響も受けやすく、
耐震等級3の取得だけでは心許ないのに対し、
平屋は上からの荷重が小さく
地震の時はもちろん
日常的な重量車両の通行による揺れや
強風時の揺れなどの影響を受けにくいからです。

ゆえ、耐震等級3を取得する場合でも
2階建てのように、
柱や壁の位置に制限をそう受けることもありません。

もっとも
より安心感を得たいという方は、
平屋の場合でも「制震ダンパ」を
設置していただいてもいいわけですが、
これだって50万円前後もコストがかかる
列記としたオプション工事ですからね。

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そして2つ目の理由が
仰々しい「空調設備」を
設置する必要がなくなるからです。

どれだけ断熱性能を高めても
上下階の温度差は生まれることから
2階建ての家で快適に暮らすためには、
空気を循環させるための仕掛けが必要となるのに対し、
平屋の場合、無駄な廊下さえ量産しなければ
リビングの空調設備さえ動かしていれば
基本、家全体に空気が行き届くからです。

今後は、住宅ローン控除の兼ね合いから
ZEH基準以上で建てることが基本となりますが、
そうなれば、これまで以上に
外気の影響も受けにくくなるし、
壁に比べて断熱が弱い窓ガラスからも
熱が逃げていきにくくなりますしね。

ZEH基準となると
太陽光発電も標準搭載になるため、
太陽が出ている間は
電気料金を気にすることなく
空調設備をつけておくことが出来、
結果、家の中をより快適に保ちやすくなりますしね。

ま、要は平屋にすればそれだけで
自然と「耐震」や「断熱」を高めることが出来、
それらにお金をかける必要がなくなるというわけなので、
これから家を建てようとお考えの方は
前向きに平屋をご検討いただけたらと思います。

とはいえ、平屋はつくり方を間違えると
コスト的にも暮らし的にも
最悪の事態を引き起こしかねないので、
その点には十分注意してくださいね。

【おうちづくりコラム】2種類の平屋

現在、人気急騰中の平屋ですが、
どんな平屋にするかによって
家づくり全体にかかるコストが大きく違ってきます。

そして、その建て方の違いは
コストに違いを生じさせるだけじゃなく、
「暮らしの質」にも大なり小なり
影響を及ぼすことになります。

例えば、「中庭」がない平屋は
採光を外周部から確保する必要があるため、
外周部にはそれなりの大きさの
窓をつくることになりますが、
そうなると、その窓からは
採光とともに視線までも入ってくるため、
基本、ずっとカーテンが
開けられない状態になってしまいます。

そして、家の中が暗くなり
朝から照明なしでは暮らせなくなるし、
外の景色を見ることも出来なくなります。

他方、「中庭」をつくれば
人の視線を気にしなくていいため、
そのためにカーテンをつける必要がなくなり、
そこから光がたっぷりと入ってきて、
かつ、家の真ん中から取った光が
家の端まで拡散していってくれるため、
日中、安定した明るさをもたらしてくれます。
晴れの日はもちろん、曇りや雨の日でも。

かつ、その窓の向こうに広がる
空や景色を見ることも出来ます。

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続いて、ウッドデッキについて。
「中庭」がない平屋は
基本、ウッドデッキも
人から丸見えの場所につくらざるを得ません。

結果、最初のうちは
バーベキューや遊び場として多少使ったとしても、
どんどん使わなくなり、
遅かれ早かれ全く使わない
「ただのお飾り」と化してしまいます。

他方、「中庭」をつくり
そこにウッドデッキをつくれば、
プライバシーが担保されているため
持て余すことなくふんだんに使うことが出来ます。

バーベキューをするのはもちろん、
単純に食事をとるにしても、
テントを貼ってキャンプ気分を味わうにしても、
プールを出して水遊びをするにしても、
まったりとお酒を飲むにしても、
ハンモックで昼寝をするにしても、です。

しかも、そこで遊ぶ子供の姿を見ながら
キッチンやリビングで家事を
こなすことだって出来ますしね。
わざわざ、家事の手を止めて
子供を外に遊びに連れて行かなくても、です。

これ1つを取っても
かなり大きく違うことが
お分かりいただけたのではないでしょうか。

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最後にもう1つ。
それは洗濯の動線です。
そもそも平屋になれば、
上下移動がなくなり平行移動だけになるので、
2階建てよりかは便利になっているんですけどね。

とはいえ、あなたが
晴れた日や花粉を気にしなくていい日は、
外に干して乾かしたいとお考えであれば、
「中庭」のあるなしによって
これまた大きな違いが生じます。

「中庭」がない平屋だと、
勝手口を出て隣家との間のスペースに
干しに行かなくてはいけないため、
ノーメイクやパジャマのままでは
この作業がやりにくいのに対し、
「中庭」があればここに干せばいいので、
身なりのことを一切気にする必要もなければ、
時間帯も一切気にする必要もありません。

また、勝手口を出て外にいくとなれば、
夏は汗だくになるし、冬は手や足がかじかむ、
そして、そんな中何回も洗濯物の出し入れをしないといけない
という大変な状況になるのに対し、
「中庭」があれば、
干すも取り込むも数歩の移動だけで全てが片付くため、
暑い、寒い、面倒臭いという思いを
全くしなくてよくなります。

いかがでしたでしょうか?
単純に平屋にすればそれだけで
暮らしやすくなるわけではないこと、
そして、間取りのつくり方によって
暮らしの質に大きな違いが生じることに
お気づきいただけたのではないでしょうか。

というわけなので、
これから家を建てる方は
この違いをご理解いただいた上で
家づくりを進めていただけたらと思います。

【おうちづくりコラム】平屋の人気が急騰している理由

平屋は空前のブームとなっているのですが、
「じゃあその理由が何ですか?」と聞かれると
「何でなんですかねー??」というのが正直な感想です。

とはいえ、これだけ流行っているということは
世間が「平屋の間違ったイメージ」から解放されていっているのは
紛れもない事実だと思うので、
今回はその点について言及していきたいと思います。

そのイメージとは「平屋は高い」ということです。
平屋にすれば建築費が割高になるし、
平屋を建てようと思うと土地がかなり広く必要になるし、
そうなれば自ずと外構費用も高くなるからです。
かつ、日当たりを確保するために
最も価格が割高である南向きを買いたくなるからです。

以上のような理由から
「平屋は高い!」「平屋は金持ちの家だ!」
というイメージが蔓延していたわけですが、
ここ最近、平屋を希望される方とお話しさせていただいている限り、
どうやらそのイメージが和らいできているんじゃないかと感じています。

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✔️高くない平屋と高い平屋

とはいえ、ひとくちに平屋を建てると言っても、
どんな平屋にするかによって
全体にかかるコストが大きく変わってくるのもまた
一つの事実だったりします。

例えば、弊社では平屋・2階建てに限らず
「中庭」をつくることが多いのですが、
「中庭がある平屋」は
家づくり全体にかかるコストを大幅に軽減出来ます。

まずは、土地の面積が縮小出来、
結果、土地の負担が小さくなります。
採光を確保するための無駄な余白を
敷地の南につくる必要がなくなるからです。
「中庭」をつくれば家の真ん中から採光が取れますからね。

結果、土地面積を最小限にすると同時に
その敷地に無駄な余白を残すことなく
建物を配置することが出来るようになります。

また、土地の日当たりを気にしなくて良くなるということは、
割高な南向きの土地を買う必要もなくなるということでもあります。
結果、単価的にも土地の負担が抑えられるようになります。

さらに、外構工事費用も圧倒的に抑えられます。
家の真ん中から採光が取れれば
外周部に大きな窓を設置する必要がなくなり、
外からの丸見え感を防ぐための無駄な工事が全てカット出来るからです。
目隠しフェンス、境界塀、門、植栽もろもろの工事ですね。

外周部に窓がいらなくなるということは、
「=外観が整いやすくなる」ということでもあるので、
外観を整えるための外構工事も一切必要なくなりますしね。

家だって、中庭をつくれば施工面積が増えることから
一見だいぶと価格が上がりそうに思いますが、
これに関しても
無駄なスペースや無駄な部屋さえ合理的にカット出来れば
高くなるどころかむしろ安くなりますしね。
カーテンやシャッターといった
余分な追加工事もいらなくなるわけですしね。

以上のような理由から「中庭がある平屋」は
家全体にかかるコストが安くなるわけですが、
そうじゃない平屋は家全体にかかるコストが割高になります。

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日当たりを確保するための余白分
土地を広く買わないといけなくなるし、
日当たりがいい南向きの土地にしないと
採光が確保出来なくなる可能性が高いし、
そうなれば目隠しの役割を果たす
外構工事をたくさんしないといけないし、
かつ、土地面積が広い分、
外構工事の施工面積も広がるからです。

その上、家は割高ではなくなるものの、
家の中を見られないようにするために
カーテンが全ての窓に必要になるし、
それに加えて大きな窓にはシャッターも必要になりますしね。
これぞ「The 金持ちの家」ではないでしょうか。

さて、あなたはこの空前の平屋ブームの中、
一体どちらの平屋を建てられますか??

【おうちづくりコラム】古い家が建っている土地の注意点

売り土地には、耕作しなくなった田や畑、
使わなくなった工場や倉庫などを不動産業者が買い取り
それを造成して売り出される分譲地と、
昔の分譲地の残りや自らが所有していた不動産を
個人の方が販売される土地がありますが、
前者の場合、道路、水道、排水、境界などが
完璧に整備されているのに対し、
後者の場合、それとは真逆の場合が多々あります。

また、後者の場合
古い家が建っていてそのまま売りに出されていることも少なくなく、
売り土地が少ない地域だと、
このような土地も検討材料として入れざるを得ないと思うので、
今回は、古い家が建っている土地を購入する場合の注意点について
お伝えしていきたいと思います。

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その前にまず古い家を残したままの状態で
土地を売っている2つの理由についてから。

1つは、更地にするとなれば解体をしなくてはいけないため、
その費用を先に払わないといけなくなるから、ですね。
ごく当たり前の理由です。

そして2つ目が、
家が建っている状態にしておくと固定資産税が安いからです。
200㎡(約60坪)までの敷地だと更地の状態の6分の1なので、
仮に土地の評価が18万円の場所であれば
3万円の評価になるという感じです。

解体してすぐ売れるという確証があるならまだしも、
もしかしたら数年間売れないなんてことも十分考えられるので、
この税制優遇は売る側からしたら受けておきたいところですもんね。

以上のような理由から、
古い家を残したまま売っている場合も少なくないというわけですね。
もちろん、更地にしておいた方が間違いなく雰囲気がいいので、
売るにあたって圧倒的に有利にはなるんですけどね。

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✔️古い家が建っている土地の注意点

では、ここからは
このような土地を購入する場合の注意点というか
着眼点についてお伝えしていきたいと思います。

まず注意しておきたいところが、
境界のブロックや基礎の状態です。
そのまま使えるかどうかで
かかってくるコストが大きく違ってくるからです。

境界壁が基礎ごと倒れてきている場合、
一旦それを壊して新設し直さないといけないため、
単純にブロックだけをやりかえるのとでは
かなりコストが違ってきますからね。

続いて注意しておきたいところが水道管です。
かなり築年数が建っている家だと、
上水道を引き込まず地下水を使っていることもあるし、
上水道を引き込んでいたとしても
現在の市の規定に合致していなければ
引き込み直さないといけないため、
そうなれば数十万もの費用が別途で必要になってきますからね。

ゆえ、境界壁の状態と共に
この水道も抜かりなく調査しておいてください。

この他、家が建っている土地の場合、
地盤はしっかりしているため地盤改良工事は必要ないのでは?
と言われることがあるんですが、
これも必ずしもそうではありません。

もちろん、元々家が建っていたため
田や畑を造成した土地に比べると、
地盤が締まっていると地盤調査会社からは見なしてもらえるので、
微妙な判定の際は良い方向に働くもの事実なんですが、
如何せん、地盤調査が必須化したのはここ15年ぐらいであり、
昔は調査もせず家を建てており
「家が建っていたから=地盤が強い」というわけではないので、
ここは楽観的に考えない方がいいかと思います。

最後にもう一点。
古い家が建っているということは、
周りの家も同じように古いことが予想され、
これはつまりシロアリが近所に潜んでいる可能性が高い
ということでもあります。

ゆえ、家を建てる時には、
土壌部分にシロアリ対策をしっかり行ってください。
まー、これに関しては
今やどこの住宅会社でも標準化していると思うので、
あまり心配することはないんですけどね。

というわけで、これから土地を購入するにあたり
古い家が建っている土地を前向きに考えることがありそうな場合は、
この記事を参考にしていただければと思います。

【おうちづくりコラム】「室内干し」の欠点のカバー方法

基本、日中は家に居ないことが多いこと、
そして花粉症に苦しむ方が増えたこと、
この2点を理由に洗濯物を
外干しではなく室内干しにする方が増えてきていますが、
室内干場をつくるとなれば
注意しておいた方がいいポイントがいつくか存在します。

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例えば、室内干場をつくるとなれば
まず頭に浮かぶのは脱衣室だと思いますが、
あまりよく考えずに干場を人が通る動線上につくってしまうと
そこを通る時、洗濯物が邪魔になり
いちいち洗濯物を避けながら通らなければいけなくなります。

また、そこに取り付けられたバーは基本取り外さず
そのままにしておくでしょうから、
洗濯物を干してなかった場合でも
脱衣室に入るたびにそれがいちいち目に飛び込んできて、
きっと圧迫感を感じることになるのではないでしょうか。

ゆえ、最初の注意点としては
干場の位置まで考えた上で脱衣室の中の配置は考えた方がいい
ということですね。

そして、注意しておいた方がいい2つ目のポイントが、
せっかく洗った洗濯物に「生乾き臭」がこびりつかないように
室内干場は風通しと日当たりがいい場所につくった方がいい
ということです。

洗濯物を乾燥させる役目を果たすのが「風通し」で、
除菌の役目を果たすのが「日光」ですが、
風通しが悪い上、日光も浴びない場所に干すとなると、
生乾き臭が発生する確率が上がってしまうだけですからね。

その上、干場が足りず
ぎゅうぎゅう詰めに洗濯物を干そうものなら
さらに生乾き臭の確率が上がってしまいますしね・・

ゆえ、弊社では部屋よりもこの脱衣室を優先して
日当たりがいい場所に配置させていただいています。
そして、その窓からふんだんに直射日光が取れるように
窓のサイズを出来るだけ大きくし、
かつ、その窓を常に開け放しておけるように
人の視線が気にならないような工夫を凝らしています。

北向きの脱衣室では、直射日光も入らなければ
サイズが小さい上、外からの視線が気になる窓では
風通しも確保出来ないでしょうからね。

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このように弊社では、
室内干しがもたらすデメリットを
「間取り提案」によってカバーしているのですが、
このデメリットは床だけじゃなく壁や天井にも
自然素材を使用することによってカバーすることも出来ます。

壁や天井に塗った漆喰をはじめとした自然素材のものは
湿度が高くなれば湿気を吸収し、
逆に湿度が低くなれば(乾燥すれば)
湿気を放出してくれるからです。

そして、この方法であれば
多少風通しや日当たりが悪くとも
洗濯物の生乾きの臭いを防いでくれます。
かつ、夏はもちろん、洗濯物が乾きにくい冬でも
夜に干した洗濯物が翌日の夕方には乾くという
嬉しいメリットまでもたらしてくれます。

ただし、この方法は
けっこうコストが上がってしまうというデメリットがあるので、
それを理由に採用するのがなかなか難しいんですけどね。

その上、壁内に使用する断熱材を
自然素材と相性の良いものにしないといけないし、
通気の取り方にも注意しないといけないので、
安請け合いしにくいということもありますしね。

兎に角、
室内干しライフを快適に暮らしていただくためには、
「間取り」による解決策と「素材」による解決策があるので、
これから家を建てるにあたり室内干し中心で考えている方は
覚えておいていただければと思います。

【おうちづくりコラム】カッコ良さと掃除のしやすさを両立

インスタが大きく影響を与えていることもあって
フルフラット型キッチンがトレンドになっていますが、
(キッチン前に目隠し壁がないタイプ)
実際、このタイプのキッチンは費用を惜しまずセレクトすれば
洒落た空気を放ってくれるかなり優れたアイテムです。

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また、このタイプのキッチンを選ぶ理由は、
「見た目の良さ」だけじゃなく「片付けに強制力が働く」
という点にもあると時折お聞きします。

調味料やキッチン用品を出しっぱなしにしてしまうと、
せっかくの景観がそれだけで失われてしまうので、
あえて隠さないことによって自分を律するという感じですね。

とはいえ、そうは言っても料理は毎日のこと。
つまり、きちんと料理をする方ほど
常に美観状態を保つことは極めて至難の技であることに
間違いはないと思うので、
今回はそこまで片付けをきっちりする自信がない、
でもキッチンはきれいに保ちたいという方に
弊社のオススメプランをお伝えしたいと思います。

僕のように
片付けがあまり好きではないずぼらな性格の方には
うってつけの方法だと思うので、
該当する方はどうぞお付き合いください!

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✔️何も置けない前壁をつくる!

いつも使う調味料やキッチン用品を
毎回、所定の位置にしまうのはなかなか面倒臭いため、
最初のうちはこまめに片付けることは出来ても、
そのうち「ま、いっか」となり
いつの間にかそこには生活感が生まれることになります。

ゆえ、そのリスクがありそうだなーという方はそれを見越して
キッチンの前に目隠しの壁をつくることをオススメしています。

とはいえ、この場合出来ればやらない方がいいことが
前壁の天板を分厚くすることです。
理由はそこにたくさん物を置いてしまう可能性が高いからです。
キッチンの前につくる壁の高さは
1m〜1m10cmにする場合が多いのですが、
なんせこの高さは何かを置くのに丁度いい高さだからです。

ましてや、北側道路の場合だと、
玄関からキッチンに入り込んでくる可能性が高くなるため、
そうなると帰ってきてすぐの場所に
何かを置くには丁度いい高さの棚が出来てしまうだけですからね。

結果、その天板は物置と化し、
リビング側から見たら生活感満載に見えてしまうし、
そこには水や油が飛び跳ねるため
汚れがつきやすい上、埃も溜まりやすく
ただただ掃除が大変になります。

そもそも、そこを拭くために
いちいちそこに置いてある物をのけること自体が
面倒臭いことですしね。

そんなわけで弊社では、
そこに何も置けない薄い壁を
キッチン前につくることをオススメしています。
(置けるとしてもスマホぐらい?)

モノが置けなくなると、
リビングから見た時、生活感を感じることはないし、
キッチン周りがスッキリ見えます。
また、何もないのでキッチンを使った後、
布巾でさっと一拭きすれば汚れや埃を取ることが出来るので、
掃除がだいぶ楽ちんになります。

というわけなので、
カッコよさと掃除の楽ちんさ両立させたいという方は、
ぜひこのキッチン仕上げを参考にしていただければと思います。

【おうちづくりコラム】LDKをスッキリ見せる2つの秘策

どこのご家庭でも共通して言えることが、
家族みんなが大半の時間をLDKで過ごす
ということだと思いますが、
(部屋を使うのは寝る時だけですよね?)
となるとLDKをいつもスッキリ保つのは
なかなか至難な技ではないでしょうか。

常に居るということは、
その周辺にいつも使うものやいつも着るものが
自ずと集まってくるからです。

ゆえ、弊社では
たとえ掃除があまり得意ではないという方でも、
少しでもLDKがスッキリ保てるように
間取りづくりにおいて2つのことを
オススメさせていただいています。

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まず1つ目の提案が
「子供部屋を1階につくる」ということです。
平屋が建てられる場合は必然的にそうなるのですが、
たとえ平屋が無理で2階建てにせざるを得ない場合だとしても、です。

子供部屋を1階につくれば
子供たちが使うものを
自分たちの部屋に片付けておきやすくなるからです。

子供たちが小さいうちは、
衣類はもちろん、おもちゃや絵本。
小学校に通い出してからは、
衣類はもちろん、学生服にランドセル、その他学校のもの。
これに加えて塾や習い事、部活に使うものなど。

2階に部屋をつくってしまうと、
いちいち自分の部屋まで持って行き、
また持って降りてくるのはかなり面倒臭いことなので、
間違いなく子供たちが手の届く範囲に置き放しにするのに対し、
1階に部屋をつくっておくと、
2階に比べるとずいぶんと持ち運びしやすくなりますからね。
また、1階に自分の部屋があると家族の気配を感じやすいので、
小さいうちからでも安心して自分の部屋が使えるでしょうしね。

以上の理由から弊社では、
基本どんな土地でも子供部屋は1階につくるということを
提案させていただいております。

要は、子供部屋を
「子供部屋」兼「収納」兼「子供リビング」
として使えるようにすることで、
LDKの荷物散乱を防ぐというわけですね。

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✔️「パントリー」兼「納戸」

そしてもう1つの提案が、
キッチンの後ろに大きめの収納をつくるということです。
これを弊社では「パントリー」と呼んでいるのですが、
キッチンの後ろにこの収納をつくる理由は、
ここに冷蔵庫や家電製品を置き、
キッチン背面をスッキリ見せること。

そして、ものが溢れがちなキッチン近くに
豊富に物が置けて管理がしやすい収納が出来ること。
イメージとしては半分をパントリーとして使い、
もう半分を納戸代わりに使うといったところでしょうか。

かつ、キッチン近くに死角の壁をつくることで、
壁に貼る紙のものがリビング側から見えないようにすること、です。
キッチンの近くにはゴミの日程表や連絡票など
なんやかんやと貼っておかないといけないものがありますからね。

以上のような理由から
弊社では広めの「パントリー」を
キッチン背面につくることをオススメさせていただている
というわけです。

もちろん、この収納の弱点としては
冷蔵庫は問題ないものの、
家電製品までの距離が少し出来るので、
やや不便に感じるかもしれないという点があるんですけどね。
ま、そこに関してどう感じるかは個人差があるので、
何を優先するかで決めていただくという感じですね。

いかがでしたか?
こうしただけでスッキリの完全解決までとはいかないものの、
ずいぶんと片付けが楽になりそうに
感じていただけたのではないでしょうか。

文章だけではいまいちイメージがつきにくいなーと感じられた方、
あるいは実際にこの2つを採用した間取りを見てみたいと思われた方は、
ぜひ弊社の住まいを見に来ていただければと思います。

【おうちづくりコラム】開放感をつくるいくつかのルール

「開放感」は
単純に天井を高くしたから出るというものでもなければ、
単純に部屋を広くしたから出るというものでもありません。

もちろん、それらは開放感を出すための
有効な手段であることに違いはないのですが、
想定通りの開放感を得るためには、
それをアシストするいくつかのルールが存在することも
知っておかなければいけません。

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まず1つ目のルールが、
「可能な限り凹凸をなくす」ということです。
空間的にも仕上げ的にも、です。

空間的なところで言うと、
開放感を感じたい場所、
つまりリビングダイニングキッチンは
出来るだけ直線的なラインで整えるということですね。

そしてその上で、
その空間に存在する突起物を可能な限り少なくすることも
かなり大切な要素となります。
窓枠、ドア枠、巾木、スイッチ(コンセント)
といった部材はもちろん、
カーテンやカーテンレール、照明器具、
インテリア家具なども含めて、です。
いわば目に飛び込んでくる情報量を出来るだけ減らす、
というわけです。

2つ目のルールが、
「視線の抜けをつくる」ということです。
インスタなどでよく紹介されている
家具の高さを低めで統一するのもこのためですが、
弊社では、視線の抜けをつくるために
まずカーテンがいらない家にしています。

カーテンがあるとそこで視線が止まってしまい
全く抜け感が感じられないからです。

そして、それと同時にしていることが
闇雲に天井を高くするのではなく、
天井・ドア・窓の高さを統一するということです。

ドア上に出来る垂れ壁がなくなれば
部屋が続く限り視線が抜けるし、
カーテンがない窓の上に出来る垂れ壁がなくなれば、
空にまで視線が抜けますからね。

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そして、その上で弊社が決めている3つ目のルールが
「白を基調した内装」です。

壁の色や天井の色、
そしてドアの色を白で統一すれば、
光の拡散効果が最も期待出来るからです。
イメージ的には外から入ってくる直射光や天空光を
白の反射効果で拡散することによって、
ムラなく家全体を明るくするという感じです。

かつ、ドアと壁を同じ白で統一すれば、
ドアと壁がまるで一体かのように馴染み、
より直線的なラインを出してくれます。

この3つのルールを全て取り入れれば
コストをかけて天井を高くしなくても、
また過剰にリビングダイニングキッチンを広くし過ぎなくても、
適切な明るさと充分な開放感が感じられると同時に、
心が落ち着く空間を得ることが出来ると思います。

もちろん、コストを厭わないというのであれば、
この3つを全て取り入れていただいた上で天井を高くし、
リビングを広くしていただいてもいいんですけどね。

というわけで「開放感」にこだわりたいという方は、
この3つのルールを覚えておいてくださいね!