【おうちづくりコラム】電気料金の嘘と真実

2022年の10月をもって
東北電力が燃料調整費の上限を撤廃したことにより、
11月からオール電化住宅の電気料金が
大きく跳ね上がりました。

これを受けてこれまで無頓着だった電気料金を
意識するようになった方も多いのではないかと思いますが、
電気料金は今後もさらに高くなっていくと噂されているため、
これから家を建てる方は、
値上がり傾向である電気料金を
抑える対策をしなければいけません。

いつか終わりがある住宅ローンとは違って
電気料金は生きている限り
ずっとかかり続ける費用ですからね。

どれだけ住宅ローンの利息を抑えることが出来たとしても、
電気料金に対する知識が乏しいままでは
抑えた利息を上回る出費を強いられかねませんしね。

というわけで今回は
電気料金についてお伝えしていきたいと思います。

今後、変動幅が大きくなるであろう
電気料金という「ランニングコスト」を抑えられるかどうかは、
安定した「長期積立投資」にも直結してくるはずなので、
知識を身につけていただければと思います。

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✔️「高断熱高気密」だけでは解決策にはならない

まず理解しておいていただきたいことが、
家の断熱や気密を強化することは
「快適な暮らし」には大きく寄与するものの、
新築の家同士で比較する場合
電気料金の節約にはそれほど関係ないということです。

国が発表しているデータによると、
家庭の消費電力の割合の中で
冷暖房が締める割合はわずか28%しかないからです。
割合としては給湯器と同じ比率です。

1年中休みなく使用する給湯器に対し、
冷暖房は使用する期間が1年のうち半分ぐらいなので、
そう考えると信憑性の高い数字ではないでしょうか。

仮に毎月の平均電気代が
毎月15,000円だとしたら、
冷暖房が締める費用は
月平均4,200円ぐらいだということですね。

そして、たとえ超高性能住宅にしたとしても
冬の暖房の使用をなくすことは不可能なので、
ずいぶんとお金をかけて高性能化したとしても
節約出来る電気代は
せいぜい20%~30%ぐらいのものではないでしょうか。

つまり、毎月平均1000円前後ぐらいが
高断熱高気密化によって
節約出来る電気料金だということですね。

今後50年生きるとしたら、
節約出来る合計金額が約60万円なので、
性能アップによって高くなるコストが
それ以下ならコストを上げることなく
より快適な住まいを手に入れることが出来るので
そうした方がいいという感じですね。

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✔️電気料金を抑えるたった一つの手段

家の性能を強化すれば、
多少の電気料金の節約をしつつ
より快適な暮らしを手に入れることが出来ますが、
とはいえ、そうしたからと言って
給湯器や冷蔵庫、そして照明器具や
その他全ての家電製品の電気料金を
節約出来るわけではありません。

ゆえ、電気料金の根本的な解決策は
「太陽光発電の設置」しかありません。
太陽光発電を設置すれば、
発電している間は電力会社から
電気を買わなくてよくなるからです。

電気そのものの買う量が減れば、
燃料調整費や再エネ賦課金といった
使った電気料金に付加してかかる
余分な費用を削減出来ますからね。

かつ、夜の使用電力量によっては
「蓄電池」の設置も検討した方がいいと考えています。
蓄電池を設置すれば、
昼間の使いきれなかった電気を
貯めておくことが出来るため、
発電しない夜も電力会社から
電気を買う必要がなくなるからです。

つまり、発電は天候にも左右されるため
完全というわけにはいきませんが、
基本的に電気は「自給自足」した方がいい
というわけですね。

現在の電気料金は基本料金が高く
それが、電気料金が落ちにくい原因なのですが、
昼も夜も電気を買わずによくなることによって、
電力会社の料金プランを使った分だけ
請求が来るプランに変更出来、
これが更なる電気料金の節約につながりますしね。

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【おうちづくりコラム】合理性と安定のどちらを選択するか?

2022年末の日本銀行による
「長期金利」の利上げによって、
これに連動して金利が決まる
全期間固定型の「フラット35」や、
メガバンクの「10年固定」などが
軒並み上昇しましたが、
マイナス金利の解除によって
長期金利はさらに上昇しそうな流れです。

これを受けてネット銀行が戦略的に金利を下げている
変動型の住宅ローンとの金利差がさらに拡大し、
ますます変動金利を選ぶ人たちが増えていくことが予想されます。

そんなわけでますます変動型に押され気味となる
固定型の住宅ローンですが、
個人的には金利が上がったとはいえ、
まだまだ低水準で推移していることから
ずっと変わらない安心感が得られる
固定型も選ぶ価値があると考えています。

当面の間、短期金利が上がらない
可能性が高いことには同意しますが、
その意見も現在時点での意見であり、
それは今後の流れ次第で
変化することだって十分あり得るから。

そして、仮にそう遠くない未来に
短期金利が上昇することになり、
その影響を受けて変動型の住宅ローンが
上昇してしまった場合、
返済負担が上がることになり、
少なからず家計に影響を与えるから。

かつ、そんな状況になってから
固定型に乗り換えるのでは「時すでに遅し」だからです。
短期金利が上がる頃には
長期金利はかなり高い状態まで
上がっている可能性が高いからです。

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住宅ローンを借り換えするとなれば、
再度、団体信用生命保険に加入し直すことになるのですが、
年齢を重ねるごとに加入出来なくなるような病気を
発症する可能性も上がっていくという
懸念点も考えられますしね。

また、家を建てると同時に
住宅ローンの返済期間と同じ期間
「NISA」を利用しつつ
「長期積立投資」をやり続けることが
これから家を建てる方にとって
必須項目だと考えているのですが、
多少金利が高くとも返済負担がずっと変わらない
固定型の住宅ローンを選んでおいていただく方が、
継続して安定した資金をここに投じていただきやすいのでは?
というのも1つの理由です。

「長期積立投資」に安定した資金を
投じ続けた方がいい理由は、
これをやり続けることによって増えるお金の量が
住宅ローンによって支払う利息よりも
圧倒的に多い可能性が高いからです。

ゆえ、場合によったら
家計が不安定になることによって
「長期積立投資」が断絶する可能性すら考えられる
変動型の住宅ローンを選ぶよりも
そうなる可能性が低いであろう
家計が安定しやすい固定型の住宅ローンを
選んでおいていただく方がいいんじゃないか
というのが個人的な考え方です。

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ただし、固定型の住宅ローンは
変動型の住宅ローンに比べて金利が高く、
返済負担を上げないためには
その分借入額を減らさないといけないし、
かつ、住宅ローン借り入れ時に
銀行に払う手数料も余分にかかるため、
その分さらに土地や家にかける予算を
縮小しないといけないというデメリットもあります。

ゆえ、どちらかというと
固定型の住宅ローンを選びたいなとお考えの方は、
これらを踏まえた上で
家づくりの全体計画を立てないといけない
ということを忘れないようにしていただければと思います。