【おうちの補助金コラム】R6喜多方市/自家消費型 再生可能エネルギー設備等 設置費 補助金

喜多方市内でこれから
太陽光発電、薪ストーブ・ペレットストーブ、地中熱利用設備、
蓄電池設備、電気自動車充給設備などを設置しようとする方にオススメの補助金です。

分かりやすく一覧表にしたので、参考にしてみてください!

補助金喜多方市_page-0002.jpg

補助金の詳しい内容はこちらから

【おうちづくりコラム】理想的な返済額を実現する2つの手段

たとえ夫婦共働きだとしても、
住宅ローンの毎月の返済額は、ご主人の手取りの30%以内に抑えるのが理想的です。
というのも、奥さんが稼いできたお金は、
家の維持管理費用の積立や、
子供たちの進学費用の積立、
そしてレジャー費、貯蓄などで
そのほとんどが消えていく可能性が高いからです。

ゆえ、たとえ夫婦共働きで、
現在少し家計に余裕があるとしても、
少しでも毎月の返済を抑えるようにした方がいいし、出来ることならご主人の手取りの
30%以内にした方がいいというわけですね。

では、手取りの30%を前提として
家づくりを行った場合、
どのようなコトになるか、お伝えしていきたいと
思います。

理想(希望)と現実(予算)の間にはけっこうなギャップがあって、
現実(予算)を優先した場合、どんな家づくりをすべきなのかという話です。

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✔︎予算圧縮の手段を知ることが肝
 
例えば、ご主人の手取りが30万円だとしたら、
毎月の返済額の上限を90,000円以内に抑えないといけないのですが、
この返済額を1.0%の金利、35年返済で借りるとしたら、
借り入れ出来る額は約3,200万円となります。
 
そして、これに自己資金を合わせた額が
あなたが家づくりにかけていい総予算となるのですが、
仮に、あなたが出せるお金が200万円で
親からの援助が300万円あるとしたら、
あなたの総予算は3,700万円となります。
一方で、銀行経費や火災保険費用、
登記費用などの諸経費や、
家具や家電などの購入費用、
地盤改良費用といった
いわゆる家・土地・庭以外に必要となる
別途経費に合計300万円かかるとしたら、
残りの3,400万円という枠の中で、
土地を買い、家を建て、
庭を仕上げなければいけなくなります。


 
いかがですか?
なかなか厳しい予算だなと感じたのではないでしょうか?
 
しかし、これが多くの方にとって現実的な数字だと思うので、
この予算で家づくりをやりきるための、
2つの手段を知っておく必要があります。

まず1つ目が、
土地と家の予算をいずれも圧縮するという手段です。
みんなと同じように家づくりをすれば
土地に1,000万円、家と庭に3,000万円、
合計4,000万円ぐらいかかるところを、
土地と家(庭)をそれぞれ300万円ずつ圧縮するといった感じですね。
そして、そのための具体的な手段が
・家を少しでも小さくする
・南向きの土地はあえて外す
・建てる家にフィットした土地を買う、といった
ことです。
 
続いての手段は「土地を買わない」という手段です。
つまり、実家に余っている土地があるなら
そこを使った方がいいということですね。
あるいは、土地を買わなくてはいけない場合、
土地代を身内からの贈与で賄うか、です。

個人的には、これが選択出来るとしたら
迷わずそうした方がいいと思っています。
仮に土地にお金がかからないとしたら、
先程の予算でも、思い通りの家を建てることが
出来るでしょうし、
あるいは、家の予算を圧縮すれば借入額をもっと
減らすことが出来ます。
 
家と庭に3,400万円フルでかけるか、
あるいは、家の広さにこだわらないなら、
家と庭を2,900万円に抑えることで500万円借り入れを減らす、
という感じですね。
 
とはいえ、実家の近くに住むのは、
どうしてもメンタル的に嫌だなーと思ってしまうと思うので、
さすがにゴリ押しは出来ませんけどね。
しかし、これからもずっと共働きでガッツリ働き
続けるとしたら、
近くにどちらかの親が居てくれた方が、
子供たちの面倒を見てもらえるため、
仕事の選択肢も広がるし、安心して働きやすくなりますよね。
また、時折晩ご飯をつくってもらえるかもしれないし、
野菜や米や食材などをもらえるかもしれませんよね。
 
そんなこんなで、
こういったことを合理的に考えつつ、
また、予算としっかり向き合いつつ、
家づくりをしてもらえたらと思っているので、
一つの意見としてぜひ参考にしてもらえたらと
思います。

【おうちづくりコラム】白をベースにする理由とその合わせ技

「白」という色は、
「熱を吸収しにくい」ことと
「光を反射しやすい」という
特徴を持っていることから、
弊社では「白」を外壁と内装の
メインカラーとして使用しています。

熱を吸収しにくい「白」を外壁に使えば、
家の中が暑くなりにくいし、
光を反射しやすい「白」を室内の壁と天井に使えば、
光が家全体に拡散しやすく家が明るくなりやすいからです。

とはいえ、ただ単に「白」を外壁に使えば
それだけで快適性が増すわけではなく、
それに加えて良い断熱材を使うという合わせ技が大事なように、
室内とて、ただ単に「白」をメインに使えばそれだけで
家が明るくなるわけではないので、
今回は、どんな土地でも明るい家を実現するための
合わせ技についてお伝えしつつ、
最後に内装を「白」でまとめている
もう1つの理由についてお伝えしていきたいと思います。

では、まずはどんな土地でも
明るい家を実現するための
合わせ技についてから。

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✔️カーテンがいらない家にする

壁や天井で光を拡散するためには、
そもそも家の中に光を入れないといけません。
ゆえ、窓をつくるわけですが、
設計の時に熟考しないといけないのが
この窓のつくり方です。

というのも、闇雲に窓をたくさんつくっても
カーテンがセットになって
ひっついてくるような窓ばかりでは、
充分な光が家の中に入ってこないからです。

ゆえ、弊社では基本カーテンがいらない窓しか
つくらないようにしているのですが、
この合わせ技をやった結果、
たっぷりと室内に光が入ってくると同時に、
窓の数が減りその分コストが削減出来るし、
さらにカーテンもいらないので、
もっとコストを削減することが出来ます。

また昼間から照明をつける必要もなくなるので、
高騰していく電気代も削減することが出来ます。
(曇りの日でも必要ないレベルです)

✔️ハイサッシを使う

そして、窓に関するもう1つの工夫は、
光をたっぷりと採り込みたい窓は
天井まで高さがあるサイズのものを使うということです。

つまり、一般的に使われている
窓の高さは2mですが、
2mは使わず天井と同じ高さの
2m40cmを使うということですね。

わずかこれだけのことですが、
これだけでも窓から入ってくる
光の量が格段に変わります。

というわけで、
カーテンがいらない窓にしつつ
メインで光を入れる窓をハイサッシにする、
という合わせ技をすることで、
「白」による光の拡散効果を
最大限に高めているというわけですね。

では最後に、
「白」を内装のメインカラーとして使っている理由、
もっと言うと内装をシンプルにしている理由について
お伝えしていきたいと思います。

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✔️内装をシンプルにする理由

それは、いざ生活しだすと、
家の中がたくさんの色で氾濫することになるからです。

つまり、ただでさえ
いろんな色で氾濫することになるのに、
その下地となる内装にまで
色をたくさん使い過ぎてしまうと、
家の中がゴチャゴチャし過ぎて
リラックスした状態で
過ごしにくくなってしまうからですね。

ゆえ、弊社では
基本壁と天井の色を「白」にすると共に、
室内ドアの色も「白」にし、
かつ、そのほかの様々な部材も
「白」にしているというわけですね。

いわば、家具や雑貨、そして生活用品などが
そこに加わることを前提として
家をコーディネイトしているという感じでしょうか。

確かに、白を基調とした
色をほとんど使っていない室内は、
なんだか病院を連想させそうだし、
味気なく物足りない感じがしてしまうかもしれません。

しかし、大切なことは、
全てのアイテムが揃った時、
その空間がどうなるかじゃないかな?
と個人的には思っています。

なので、これから家を建てようとお考えの方は、
こういった考え方があることも
ぜひ知っておいていただければと思います。

【おうちづくりコラム】これから土地を買って家を建てる方へ

原材料費の値上がりによって
家の価格は約20%値上がりしているのですが、
おそらくこの価格は高止まり状態が続くと予想されます。

ゆえ、個人的には
住宅ローンの負担を軽減するために、
実家に土地があるなら
そこに家を建てるという選択肢を
これまで以上に前向きに検討した方がいいと思っているのですが、
もちろん、みんながみんな
その選択肢があるわけじゃないと思うので、
今回はその選択を取れない方、
つまり土地を買わないといけない方が
住宅ローンの負担を軽減するためには
どうすればいいのかについて
お伝えしていきたいと思います。

結論から申し上げると、
土地を買って家を建てる方が
やるべきことはシンプルにたった2つ。
土地の面積を少しでも小さくすることと、
家の面積を少しでも小さくすることです。

では、それぞれのやり方を
お伝えしていきたいと思います。

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✔️土地の面積を少しでも小さくする

例えば、
家を建てるにあたって必要な土地の広さは
家+家の周囲スペース+駐車スペースですが、
仮に必要な駐車スペースが3台で
建てたい家が約30坪の平屋だとしたら、
これを実現するためには
最低約55坪の土地が必要となります。

そして、その地域の
土地の価格相場が20万円だとしたら、
単純に土地代に最低1100万円かかることになります。

もちろん、自己資金(貯金・贈与)が多く、
この土地を買ってもローン返済的に全然問題ないのであれば
そのままゴーしていただいても構いませんが、
資金計画の結果、予算を落とすべきだとなったとしたら、
もっと価格が安い地域で土地を探すか、
あるいはそれが嫌だとしたら
土地の面積を削るという選択を取るしかありませんよね。

単純に土地面積を10坪小さくして
45坪の土地を買うようにすれば、
20万円×10坪=200万円も
予算を落とすことが出来るからです。

もちろんこの場合、
土地が10坪小さくなった分、
家に取れる面積も10坪減ることになるので、
家にそのままの広さを求める場合、
平屋は諦めざるを得ず、
どこかの部屋を2階につくらなければいけないのですが、
設計のやり方さえ間違えなければ、
家がコストアップすることもなければ、
住みにくくなることもありません。

理由は、1階部分で20坪取ることが出来るとしたら、
1階には玄関・ホール・土間収納・
LDK(階段)・水回り・中庭に加えて、
寝室とウォークインクローゼットまで
充分取ることが出来るからです。

つまり、子育て期間中にしても、
やがて老後を迎えたとしても、
1階に備わっておいて欲しい
スペースが全て揃ってさえいれば、
建てた後ずっとなんの問題もなく
暮らし続けられるからというわけですね。

そんなわけで、
住む地域を妥協したくないという方には、
こういった柔軟な考え方を持っておいていただくことを
オススメしている次第です。

土地代で200万円削ることが出来れば、
建築コストの上昇を
全て吸収することは出来ずとも、
大幅な負担増は回避出来るわけですからね。

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✔️家の面積を小さくする方法

そして、土地同様に
小さくした方がいいのが家の面積です。
当たり前のことですが、
家が小さくなれば
その分確実に価格も減少するからです。

では、家の面積を小さくするためには、
何をどのようにすればいいのか?

まず削減すべきは、
部屋でもなく収納でもなく「廊下」です。
これに関しては、間取りのつくり方次第で、
1坪~1.5坪ほど削れるはずなので、
40万円~60万円ほどコストを削減出来ると思います。

次に考えるべきが「部屋の数」です。
単刀直入に申し上げると「客間」のことですね。
というのも、仮に時折親御さんが泊まりに来るとしても、
わざわざそのために部屋をつくらずとも、
自分の部屋で寝ていない
小さな子供たちの部屋で寝てもらえばいいからです。

そして、この部屋をつくらなければ
3坪ぐらい面積を削減出来るので、
ざっと考えても150万円ぐらいは
コストを削減出来ると思います。

最後に考えるべきは
寝室や子供部屋などの広さですね。
今の家は昔の家に比べて
ずいぶんと収納が充実しているため、
昔のように家具を持ち込む必要がないからです。
家族みんながリビングで大半の時間を過ごすため、
ただ寝るだけの部屋になっていますしね。

そんなわけで、これらの部屋もミニマムサイズにしても
別段問題ないと思っている次第です。
そして、これを実行すれば3坪~4坪ほど面積がカット出来、
結果、コストも120万円~150万円ほど
カット出来るのではないかと思っています。

いかがでしたか?

少しでも家を小さく出来れば、
自然と土地も小さくすることが出来ます。
そして、いずれのコストも削減出来た結果、
住宅ローンの負担を上げることなく
家を持つことが出来るようになります。

なので、これから家を建てる方で、
どうしても土地から買わないといけない方は、
このシンプルな方法をぜひ実行していただけたらと思います。

【おうちづくりコラム】王道は常に間違えている?

家を建てる時に、
絶対に考えておいた方がいいことが
子供の教育資金をどのように準備するのか
ということです。

というのも、
子供を1人大学にやろうとしたら
約1000万円は必要だと言われており、
早い段階から計画を立て準備していかないと、
進学を目の前にしてその資金繰りに
確実にあたふたすることになるからです。

そんなわけで今回は、
教育資金についての個人的な考え方を
お伝えしていきたいと思います。

世間一般的には、
貯金や学資保険で準備するのが
当たり前とされていますが、
この低金利時代の現在は、
この2つよりも適切な手段があるので、
ぜひ一つの手段として
知っておいていただけたらと思います。

では早速、独断と偏見による
教育資金の準備方法について
詳しくお伝えしていきたいと思います。

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✔️基本は「積立投資」

現在の銀行の金利は
普通預金で0.001%、
10年の定期預金でも0.01%という
空前絶後の低金利状態です。

また、この低金利の影響は
学資保険にもバッチリ出ていて、
教育資金のド定番とされている
学資保険でさえも掛け金に毛が生えた程度しか
お金が増えない状態となっています。

ゆえ、個人的にはリスクをはって
もっとお金が増える可能性があるところに
お金を預けるべきだと考えていて、
実際、自分自身も貯金の額をグンと減らし、
学資保険なんて一切かけずに、
35年~40年という長期間の積立投資を
ずいぶん前から継続してやっています。

なぜ長期間で考えているのかというと、
株価というものは短期的には
上下するものであるのに対し、
資本主義経済というものは、
アップダウンを繰り返しながらも
長期的には確実に右肩上がりで
株価が上がっていくものだからです。

過去100年の米国の株価を見てみると、
もちろん増えないどころか
減っている年もたくさんあるし、
オイルショックやリーマンショックの時なんかは、
数年間株価は低迷しているものの、
それでも最終的には平均で
年率10.5%ずつ上がっていっている
というデータもありますしね。

そんなわけで、個人的には
わずか1つの会社の株を買うのではなく、
米国のインデックスファンドを中心に
毎月(毎日)同じ額を継続的に
買っていっているというわけです。

こうやって分散して買っていけば、
必然的に株価が高い時には買う量を減らし、
逆に株価が安い時には買う量を増やすことになり、
自ずと仕入れコストが安くなりますしね。

つまり、この買い付けの仕組みこそが
資産を爆発的に増やす要素になる
というわけです。

ましてや「つみたてNISA」という
増えた分に対して通常かかる
約20%の税金が免除になる制度もあるので、
例外なく誰もが貯金や学資保険ではなく
もっと前向きに積立投資をやるべきだ
と思っている次第であります。

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✔️補充は「奨学金」

ただし、積立投資にも
「期間が短い場合、そこまで増えていない可能性が高い」
という弱点があります。

つまり、
子供が中学生ぐらいになってから積立を始めた場合、
積立期間が短いため、
大学進学時にまだそこまでお金が増えてないかもしれない
場合があるというわけですね。

ゆえ、そんな場合には、
まだそこまで増えていない積立投資を切り崩すのではなく、
一旦「奨学金」を借りるという選択を
視野に入れておいてもらえたらと思います。

奨学金の返済が始まるのは、
大学を卒業してから半年後からなので、
4年半投資による恩恵を増やすことが出来るし、
仮にその段階になってもそこまで増えてなかった場合でも、
奨学金の金利は低いことから、
充分に資産が増えるところまで
奨学金返済をしていってもらっても
大した負担にならないからです。

というわけなので、これから家を建てる方は
こういった方法があることもぜひ覚えておいてください。
そして、その上でその積立資金も避けていただいた上で、
家づくりにかける予算を導き出してもらえたらと思います。

いい環境で育ててやることも
充分な教育の機会を与えてやることも、
親として果たすべき責務なので、
ライフプランをよく考えた上で家づくりを行なってください。

【おうちづくりコラム】メンテ費用も織り込んで考える

品質が良いものを
良い状態で長く使い続けるためには、
定期的にメンテナンスを
しなければいけないのですが、
もちろんそのためにはその費用を
積み立てていかないといけません。

良いものの維持管理には、
それなりにコストがかかるからです。

例えば、私は18歳の時、
バイトで必死にお金を貯めてとある時計を買ったのですが、
定期的にしなければいけないオーバーホール(メンテナンス)を
お金をケチってずっと怠っていたため、
先日、思い切ってメンテに出した時、
買った値段とそう変わらないぐらいの
修理費用を払うハメになってしまいました。

なんせ、全くメンテしてなかったせいで
時間はすぐに狂うわ、気がついたら時間が止まっているわ、で
時計としての役割を全く果たしていませんでしたからね・・・

まー、ここ数年は
スマホで時間を確認するようになったので
そんな状態だったとしても
別段支障が出たわけでもないのですが、
とはいえ、新品同様になって戻ってきた時計を見た瞬間に
メンテの重要性を実感したのでした。

というわけで、
これと同じことが家にも言えるなと思い、
今回の記事を書くに至った、というわけです。

家のメンテ周期は時計に比べて長いものの、
その費用は時計とは比べ物にならないし、
その費用を準備しておらず
都度リフォームローンに頼ろうものなら、
数万円もの返済が毎月の住宅ローンに上乗せされることになり、
それが生活を圧迫しかねませんからね。

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✔️毎月4万円の積立

家を良い状態で維持していくためには
出来れば働いてお金を稼いでいる間
毎月4万円維持管理費用として
積立していくことをオススメしています。

では、その根拠を
あなたの年齢が現在35歳で
70歳まで働き90歳までその家に住み続けると仮定して
試算してみましょう。

35年×12ヶ月×4万円=1680万円
まずはこれが維持管理のために
積み立てていって欲しい費用なのですが、
では、リアルに必要となるであろう工事とその費用を
ここから出していってみますね。

・15年ごとに必要となる外壁の塗り替え
→これには足場費用も含めると、
150万円~200万円ほどのコストが都度必要となります。
ゆえ、生涯で3回必要だとしたら、
450万円~600万円必要だということになります。

・20年ごとに必要となる
水回りの入れ替えに伴う簡単なリフォーム
→これには都度250万円~300万円必要になると思われます。
ゆえ、2回この工事が必要だとしたら
500万円~600万円必要だということになります。

いかがですか?
この2つを合わせると、
この時点で950万円~1200万円もの費用が
必要だということになるのですが、
実はもう1つ必要となる費用があるのを
ご存知でしょうか?

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それは、家電の買い替えコストです。
冷蔵庫や洗濯機といったハイコストなものが
10年ごとに壊れるだけじゃなく、
オール電化住宅なら給湯器というハイコストなものまで
10年ごとに壊れるでしょうからね。

では、これらには
一体どれくらいの費用を準備していくべきなのでしょうか?

冷蔵庫を30万円、
洗濯機を20万円、
給湯器を40万円、
その他諸々の家電を10万円だとして、
これらを10年ごとに買い換えるとしたら、
5回は回転することになるので、
500万円ほど必要になりますよね。

ゆえ、これも先程の費用に
プラスして考えてもらえたらと思います。
つまり、1450万円~1700万円は
家を維持管理していくためには
かかると思っていただいた方がいいというわけですね。

この話は、
これから家を建てる方は知っておきたいものの、
僕も含めてあまり目を向けたくない嫌な現実だと思います。

しかし、価値ある資産を持つということは
その維持管理のために
多額の費用がかかるということでもあるので、
この現実をご理解いただいた上で
家づくりに進んでいただけたらと思います。

というわけで、資金計画時には
ランニングコストの積み立て費用も
忘れず組み込むようにしてくださいね。

【おうちづくりコラム】子供の成長とリアルな出費

我が家がまさにそうですが、
子供たちが高校生になると同時に
なんやかんやと出費が激増します。

まず、学費が月に約1万円で
教材費やなんやでざっと月平均1万円。
そして汽車通学となると、
定期代と駐輪場代で約月1万円。

これに塾代が加算されるといった感じですね。
1年生の時が月1.5万円ぐらいで、
2年生になると月2.5万円になり、
塾長によると受験生となる3年生は
月5万円は覚悟しておいてくださいとのこと・・・

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あっ、そうそう。
2年生になると修学旅行があるので、
1年生の時はその積み立て費用として
さらに月1万円ずっとかかっていましたね。

とまあ学校関係の費用だけを見ても
高校になると中学までとは
比べものにならないぐらいお金がかかり出すのですが、
これに付加して洋服代や美容品代や小遣いなども
中学の時とは比べものにならないぐらい必要となってきます。

とはいえ、大学になれば
学費だけでも5~10万円は必要になるし、
これに加えて家賃、光熱費、生活費なども必要になり、
4年間ずっと毎月20万円ぐらいかかり続けるかもしれないので、
この段階からヒーヒー言っている場合じゃないんですけどね。

しかし、このあたりの期間は、
家計が火の車になりやすいのは
どの家庭でも間違いなく同じだと思うので、
個人的には家を建てるタイミングは
この資産形成を始めるには丁度いいタイミングだと思っている次第です。

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✔️資産形成の方法

ではどうやって資産形成していけばいいのか?
これには大きく分けて2つの選択肢があります。

1つ目の選択肢が「銀行への預金」&「学資保険」です。
銀行への預金や保険商品はお金が減るリスクがないので
慎重な方はこれらの選択を取りがちですが、
今の金利状態では全くお金は増えないので
この場合、かなりの資金を預けていかないといけません。

仮にこれから20年で2400万円貯めたいなーと思ったら、
単純に2400万円÷240回なので
毎月10万円は進学資金として
貯金していかないといけないという感じですね。

たとえ共働きだとしても、
継続的にずっとこれだけの貯金を
していくのは結構しんどいですよね。
冒頭にお伝えしたように、
子供の成長とともにかかるお金は
どんどん増えていくわけですしね。

ゆえ、この選択肢の場合
「奨学金」を利用してもらいつつ銀行で教育ローンを組み、
それでも足りない分は稼いだ所得から払っていくという
合わせ技を使っていくことになるかと思います。
これが多くの方が取られている選択肢ではないでしょうか。

そして、もう1つの選択肢が「積立投資」という手段ですが、
個人的にはこちらをオススメしています。
具体的には経済が成長し続けている米国に
毎月(毎日)コツコツと分散投資を
やり続けていくという感じですね。

この場合、前者の銀行預金のように、
預けたお金がどれくらいになりますとは
99.99%言い切れないのですが、
保守的に試算しても年平均6%ずつ成長していっていることから
20年後には預けたお金が2倍以上に
なっている可能性が十分考えられます。

つまり、毎月10万円も貯金しなくても、
その半分の5万円を継続的に積立していけば
2400万円以上貯金が出来ているかもしれないということですね。

しかも「つみたてNISA」で積立をしていけば、
増えた分に対して通常かかる約20%の税金が
全くかからないわけですしね。

なので、これから家を建てようとお考えの方は、
積立投資が出来る余力を残しつつ
家づくりをしていただきながら、
その余力資金で積立投資をすることを
前向きに検討していただければと思います。

問題に直面してからでは
対処できないのがお金の問題なので、
子供たちがまだ小さいであろう
今のタイミングでよく考えてみてもらえたら幸いです。

【おうちづくりコラム】設計図の盲点って?

ここ2年ほど、3Dで立体画像を見ていただきながらプランの説明をしているので、
紙ベースで説明を行っていた以前に比べ説明が楽になったし、
説明を受けるお客さんも、ずいぶんと家のイメージを掴みやすくなったと思います。
外観にしても、360度回転しながら見ることが出来るし、
内観にしても、まるでそこに居るかのような状態で見ることが出来るし、
これに加えて、光の入り具合も、月ごと、
そして時間ごとに見てもらえますしね。
そんなこんなで、現在家を建てている方は
家が仕上がった時、
「あれっ?なんか思っていたのと違う・・」という状況に遭遇することが
限りなくゼロに近くなったのですが、
とはいえ、この立体画像にも盲点があるので、
今回はその点について
お伝えしていきたいと思います。

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✔︎表示されない部材がある

実は、立体画像には、実際はあるものなのに
表示されない部材がいくつかあります。
(設計図の立面図にも表示されません)
・エアコンの室外機 
・エアコンの配管
・水回りの換気扇 
・給湯器 
・雨樋などです。

 なので、立体画像を見る時には、
これらが一体どこに露われるのか想像しながら、
注意深く外観を見なければいけません。
 例えば、北向きの土地の場合、一般的に水回りを北に並べて
配置することが多いのですが、
そうなれば、玄関と同じ面に
たくさんの窓とともに、たくさん換気扇があらわれます。
 そして、そうなると窓からの垂れジミとともに、
換気扇からのドス黒い汚れが正面の壁に付着することになります。
北面は太陽の日が当たらないため、
汚れやすいだけじゃなく、汚れも分解されにくいですからね。 
また、水回りを北に配置すれば、その近くに給湯器を置くことになるので、
家の正面に給湯器が出てきてしまうなんてことも
決して珍しくありません。

 これらの結果、余分な部材によって不細工な仕上がりになってしまうと共に、
家が汚れやすくなることで、よりいっそう不細工になりやすく、
かつ、メンテナンスに余分なコストがかかりやすくなります。
次に南向きの土地の場合、日当たりの恩恵を最大限享受するために、
玄関と共に、リビングやダイニング、
そしてキッチンまで全て南向きで
間取りをつくっているお家がたくさんありますが、
この場合、まず玄関のすぐ横に、
リビングのエアコンの室外機があらわれてくることになります。
 また、この場合キッチン脇に勝手口をつくった方が
ゴミ出しが便利なので、必然的にキッチン脇に勝手口ドアがつき、
そうなれば外には勝手口の下り段が出来ることになります。
 そして、そこには壁付けの照明と、雨をしのぐための庇がつくことになり、
かつ、ゴミやゴミ箱が並べられることになるので、
正面の景観が不細工になると同時に、それらが正面の壁を汚す原因となります。

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✔︎設計図を見るときの注意点 
間取りはものすごく大切なのですが、かといって間取りばかりに夢中になって、
外観を厳かにしてしまうと、このような残念な結果になってしまいます。
そして、これらに後から気付くのですが、
気づいた時には「時すでに遅し」です。 
なので、提案してもらっている設計図を見る時は、
エアコンや換気扇がどこにつくのか、や
雨樋がどのようにつくのかまで意識しながら見るようにしてください。
また、それと同時に、
部屋の窓から外がどのように見えるかと、
外から部屋の中がどのように見えるかを
想像しながら見るようにしてください。

単純に障害物がないからと大きな窓をつくっても、
そこが外から丸見えになってしまうのでは、
結局、カーテンが開けられなくなり、
せっかくの光を殺してしまうことになるからです。
想像力が必要となるので、難しいと感じるかもしれませんが、
これらのことは動線や使い勝手に匹敵するぐらいとても大事なことです。

なので、今回の内容を頭に入れていただきつつ、
間取りばかりに夢中になり過ぎず、
もっと全体を見ながら家づくりをしていただけたらと思います。

【おうちづくりコラム】家の大きさの「固定概念」

一般的には35~40坪ぐらいが、家の適切な大きさとして認知されています。
そして、実際それぐらいの大きさのお家がたくさん建っているので、
自分自身もそれぐらいの大きさの家を、建てようとお考えになると思います。
現在住んでいる賃貸は、収納は少ないわ、部屋数も少ないわ、
で、荷物が納まらなくて、うんざり...という方が
ほとんどです。
せっかく家を建てるんだったら、
部屋や収納に困らない家にしたいと思うのが普通ですもんね。
とはいえ、実際のところはそこまで面積はいらなかったりします。

というわけで今回は、その理由を家の大きさを分解しながら
お伝えしていきたいと思います。

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■36坪の家の間取りとは?
現在建てられているお家の多くは、1階と2階の
大きさがほぼ等しい2階建てのお家です。
となると、このお家の1階と2階は、
それぞれ18坪ずつということになり、これを帖数に換算すると、
36帖ずつということになります。

(36帖の1階を分解)
・玄関&ホール:2帖 
・玄関土間収納:3帖
・LDK:16帖 
・和室:6帖 
・収納:1帖
・洗面脱衣:3帖 
・トイレ:1帖 
・風呂:2帖
・階段:2帖(うち1帖階段下収納)
※リビング階段を前提

(36帖の2階を分解)
・階段:2帖 
・廊下:3帖 
・トイレ:1帖
・寝室:10帖 
・ウォークインクローゼット:3帖
・子供部屋:6帖×2室 
・クローゼット:1帖×2室
・書斎or納戸:3帖

ごく一般的には、こういった感じだと思います。
では、ここからちょっと突っ込んで、考えてみたいと思います。

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■平屋が高くない理由
仮にあなたが家を建てる土地が55坪以上あるとしたら、そこには平屋を建てることが出来ます。
そして平屋を建てるとしたら、
先程の中からいらなくなるものが出てきますよね?
階段・2階の廊下・2階のトイレです。
となると8帖分家が小さくなります。

また、すべての部屋と収納が1階にある平屋の場合、和室も必要じゃなくなります。
自分たちの部屋をフル活用出来るため、
わざわざ余分な部屋をつくる必要が
なくなるからです。
子供たちのモノは子供部屋に片付ければいいし、
自分たちのモノも寝室に片付ければいいし、
そうなればLDKをいつもキレイ状態で保ちやすく、
来客をLDKに招くことが出来るからです。
ということで、和室の6畳も省くとすると、
合計で14帖(7坪)省くことが出来ます。
 
つまり、2階建てという選択肢ではなく、
平屋という選択肢にしてみただけで、
家の大きさは36坪から29坪まで縮んだということですね。
もちろん、なにかに不自由することもなければ、
むしろ使い勝手が格段に良くなった上で、です。
すべての部屋と収納が同じフロアにあることによって、です。

となると、
実は建築コストも安く納まりやすくなります。
仮に、36坪の2階建てが坪60万円で建てられるとしたら、
建築費は2,160万円になりますが、
これが平屋となることによって
坪単価が10万円上がったとしても、
建築費は2,030万円になるわけですからね。

■そんなこんなで結論
 
一般的には、35~40坪ぐらいの家を建てることが
ごく当たり前となっていますが、
建てる家を「平屋」にすれば、
ざっと計算しただけでも、
7坪ぐらい小さくなるわけだし、
もっと突き詰めて考えていけば、
さらに3~5坪ぐらい小さくしても、
全然問題なかったりします。
 
そして、そうなるとさらに建築コストを抑えることが出来ます。
 
なので、居住性という観点でも、
そして経済性という観点でも、
これからの暮らしの質を高めたいとお考えであれば、
家の大きさの固定概念に縛られることなく
家づくりをしていただければと思います。

【おうちづくりコラム】失敗から学ぶ土地探し

当社を訪れる方の中には、
土地が決まっている方も
土地探しから始められる方も
多くいらっしゃいます。

「良い土地」というのは、
出てきたらすぐに売れてしまいますが、
それでも何百万円何千万円とする高価なものであり、
衝動的に買うわけにもいきませんよね。
チラシを見ても金額を見ただけでため息が出てしまいます。

先日、同じく住宅会社を営む方たちと共に勉強会に参加し、
「土地購入でお客様が失敗した例」というのを
聞いてきましたので、ご紹介したいと思います。

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■ケース1
・隣の空き地にマンションが建ってしまった!

日差しの入る、明るい一戸建てをご希望で、
南側に広い平面月極駐車場のある土地を
購入した方がいたそうです。
そして、吹き抜けのある広々とした家を建築。
数年後、駐車場の場所にマンションが建ってしまい、
家は薄暗い印象の家になってしまいました...

このケースから言えることは
広い駐車場や農地などは、
いずれマンションが建ってしまう
可能性も見込む必要があるかもしれません。

■ケース2
・角地で便利だけれど、ゴミの問題で頭が痛い

数十メートルで幹線道路に出られる
便利な立地の角地を一目ぼれで購入した方がいたそうです

好立地な割に割安な土地でしたが、
工事を始めたのちに、目の前が
ゴミ集積所であったことに気づいたそう

家が建ち、実際に住み始めてみると、
カラスなどによってゴミ袋が荒らされたり
また、ゴミ収集日にニオイが気になるように...

自宅前であるため、ゴミの日に
毎回掃除をすることになってしまったそうです

このケースから言えることは
土地を購入する際は、
ゴミ集積所の場所も確認しておきましょう

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■ケース3
・日当たりを考えて家作りをしたのに、夏がとても暑くなった

学校や駅も程近い利便性のよい土地を
購入した方がいたそうです
その土地は、形が旗竿状になった旗竿地で、
安く買うことができたものの、
周りを家に囲まれているので
1階は暗くなることを予想

そこでキッチンやリビングを2階に配置し、
トップライト(天窓)をたくさん設けた明るい家に。
明るさは確保できましたが、
夏の2階の暑さに悩まされることに...

こちらのケースから言えることは
トップライト(天窓)を作る際は、
太陽光が過度に入ってこないか予測することです


■ケース4
・風の強い日に砂埃が飛んでくるので洗濯物が干せない

子どもの通学に便利がよいところを探していて、
小中学校が近い土地を購入した方がいたそうです

しかしこれがあだとなり、
風の強い日は校庭の砂埃が飛んでくるため
洗濯物を外に干せません。
確かに校庭は砂埃がスゴイですよね
そのため天気がよくても、洗濯物は室内干しとなり、
また布団はクリーニングに出すようになり、
意外な出費がかさむことに...

このケースから言えることは
子育て世代に学校の近の土地は人気ですが、
近すぎると騒音や砂ぼこりにも悩まされるということです


■ケース5
・日中の"抜け道"に面した土地のため、危なくて子どもを庭で遊ばせられない

子どもをのびのびと遊ばせたいと考え、
公園に近く庭も広く取れる土地を購入した方がいたそうです

しかし、土地の目の前にある道路は、
日中、いわゆる"抜け道"となっていて、
ことのほか車の往来が激しいことが発覚!
子供が公園に行きたがるときも、
庭で遊びたがる際にも、
道路に飛び出したら危ないので目を離せない状態に...

このケースから言えることは
家に面した道路の交通量は、
時間帯によって変わる場合があるので、
特に子供が小さいうちは日中の交通量を調べるようにしましょう

以上、土地探しの失敗例をご紹介しました。
土地は高価なものなので、失敗したからと言って
簡単に買い換えられるものではないですよね。
私たちは土地を購入される場合には、
ちゃんと細かな下調べを行った上で
お客様とご相談させていただいています。
長い間安心してお住まいになれる土地を選べるように
精一杯サポートしますので、
分からないことがあったらご質問ください。

【おうちづくりコラム】おうちの価格と工期について

良い土地を見つけて「いよいよお家を建てよう」と決めたら、
新居が完成する時期に合わせた引っ越しを考える必要があります。
お子様のいるご家庭などでは、
「子どもの入学や進級に合わせて4月から新居での生活を始めたい、
そのため3月に入居したい」など、
希望の入居時期がある場合も多いはずです。
この時、建売住宅であれば、完成済みの物件ならすぐに入居が可能です。
完成前の物件でも完成時期は予め決まっているため、
希望の時期に入居できるかどうかはすぐにわかります。

しかし注文住宅の場合、希望の時期に入居するためには、
工期から逆算して、間に合うように着工しなければなりません。
今回は、希望の時期に入居するために知っておきたい、
注文住宅の工期の目安についてお伝えします。

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<住宅の工期と価格の関係>
工期とは、建物の着工から完成までにかかる期間のことです。
一般的に、注文住宅を建てる場合の工期は、
2~6か月程度であることが多いです。
しかし、2か月と6か月では大きな差で、3月に入居できるのか、
または11月に入居となるのか、計画を立てにくくなってしまいます。

そこで知っておきたいことが、
「基本的に価格が高い住宅=工期が長い」、
逆に言うと「工期が長い住宅=価格が高い」という考え方です。
住宅の価格は、使用する建材や設備の価格によっても
当然変わりますが、工期が長くなるほど人件費が多くかかるため、
価格が上がる、というのが一般的な考え方です。

「価格が高いな」と感じる住宅を建てる場合、
工期もほかよりも長くかかるケースも多々あります。

・依頼する業者によっても変わる工期...価格帯によって
工期が変わってくるということは、
注文住宅を依頼する業者によって工期の目安も異なります。

・ハウスメーカー:だいたい2~4か月
ハウスメーカーに依頼する場合の工期は、だいたい2~4か月ほどが一般的です。
ハウスメーカーによって建材や工法にかなり違いがあるため、
工期にも違いが出てきます。
ただし、ハウスメーカーは余裕を持たせた
工期を設定している場合が多いので、
家づくり計画当初の期日に住める場合が多いです。

大手ハウスメーカーで、比較的坪単価が高めの会社の場合は
3~4か月の工期が目安です。
一方、低価格を売りにしているハウスメーカーの場合は、
人件費も抑えることで低価格を実現しているケースが多く、
工期も2~3か月とやや短めな場合が多いです

・地元工務店:だいたい4~5か月
地域密着型の小規模工務店に依頼する場合は、工期はハウスメーカーよりやや長く、
4~5か月となる場合が多いです。
ハウスメーカーのように工場で部材を大量生産しているわけではないため、
現場で必要になる作業が多くなるからです。

しかし、ハウスメーカーのように大々的に広告宣伝をしたり、
モデルハウスを持っていなかったりするため、
工期が長めな割に価格は抑えられるケースも多いです。

・設計事務所:6か月以上の場合も
設計事務所に依頼する場合、1から設計した家を建てることになるため、
工期も長めになることが多いです。
そもそもこだわりが強く、オリジナルな家を建てたい人が設計事務所に依頼することが多く、
それに伴って工期も長くなることが多いです。
こだわりを実現するには、時間もそれなりにかかるものです。

どんな家を建てるかにもよりますが、
半年ほどの工期となるのが一般的で、
中にはさらに長い期間がかかる場合もあります。
これらの工期を参考に、お引越しの時期などを計画するのがオススメです!

【おうちづくりコラム】南向きの土地が損をする理由

あなたが土地を買わないといけないとしたら、
確実に日当たりが良い土地にしたいと
お考えになると思います。
そして、その代名詞である南向きの土地を中心に
土地選びをすることと思います。
 
確かに、南向きの土地は
土地全体に日陰が全く出来ないため、
そうじゃない土地に比べると
抜群の日当たりをほこるわけですが、
一方で、大きなデメリットが2つあることも
知っておく必要があります。
 
では、そのデメリットとは一体どんなことなのでしょうか?
言われてみると「はっ!?」と
感じることなのですが、
案外みんな知らないので、
ぜひ、この機会に覚えておいていただけたらと
思います。

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✔︎高い・高い・高い・高い
 
なぜ「高い」という言葉を4つも並べたのかというと、
土地・家・外構・借り入れ、
この4つが全て最も割高になるのが
この南向きの土地だからです。
 
1つ1つ紐解いていきましょう。まずは土地から。
 
これは誰でも分かることですよね?
あなたが良いと思っているものは、
他のみんなも良いと思っているから。
あなたが欲しいと思っているものは、
他のみんなも欲しいと思っているからですね。
 
つまり、供給よりも需要が上回ると予想される商品には、
自然と高い価格が設定されるというわけです。
かつ値引き枠も一切ないって感じですね。

では、続いて家と外構について。
家と外構が割高になる理由は、
南向きの土地に建つ家をご覧いただくと
一目瞭然です。
南向きの土地に建つ家は、
基本的に外から丸見えになってしまうため、
プライバシーを確保するための工事が必要不可欠となります。
 
例えば、リビングの延長線には
ウッドデッキをつくるのが当たり前ですが、
外から丸見えのままのデッキでは、
落ち着いてバーベキューも出来なければ、
のんびりとリクライニングチェアに座って
日向ぼっこも出来ないですよね?
 
それゆえデッキの周りに目隠しをつくるか、
あるいは敷地の塀を高くするか、
あるいは木を植えないといけなくなり、
それらに余分なコストがかかることになります。

また、南向きの土地に建つ家は、
間取りが一目瞭然で分かるため、
防犯にも配慮する必要があり、
住む地域によってはセコムやアルソックといった
セキュリティ会社にお願いすることも検討する必要があるかもしれません。
となると、数十万円余分な工事費用とその維持費用がかかります。
 
さらに、南向きの土地では、
南面に設置する大きな窓の数も最も多くなりやすいため、シャッター代金もバカになりません。
なんせ、南向きの土地は最も台風の直風を受けやすいため、シャッターが必需品となるからです。

そんなこんなで、
家や外構にも余分な工事が必要となり、
土地に加え家や外構まで高くなりやすいのですが、この結果、高くなるのが銀行からの借り入れというわけですね。

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✔︎せっかく日当たりがいいのに・・・
 
そして、もう1つのデメリットが
ずっとカーテンが開けられないことです。
土地によったら道路から家の中が
丸見えになるため、
レースどころか遮光カーテンまで
ずっと閉めておかないといけませんからね。
この場合、家の中は朝からずっと薄暗い状態に
なってしまいます。
一番メインの窓から光を採り込むことが出来なく
なるからです。
 
結果、朝からずっと照明なしでは過ごせなくなってしまいます。
薄暗いどんよりとしたキッチンで、
料理を作らなくてはいけなくなってしまいます。
薄暗くジメジメとした洗面で
身支度をしなくてはいけなくなってしまいます。
悲しい現実ですが、
これもまた南向きであるがゆえに起こりやすいことなんですよね。

以上の2つの理由から、
南向きの土地にこだわる必要は一切ないと
思っている次第です。
もちろん、南向き同様にその他の土地にも、
必ずメリットとデメリットの両方が
存在するわけですがね。
 
✔︎土地選びで重要な視点

それは、その土地で考えられる
デメリットまで先回りして考えられるかどうかです。
南向きの土地の場合、
プライバシー問題と明るさ問題、
そしてなによりコスト問題ですね。

「えっ!?そんなことまで!?」と思われたかも
しれませんが、ホントに住みやすい家をつくるためには、そこまで考慮しながら土地を選び、
その土地に合わせて間取りを考えなければいけないですし、
そんな家をあなたの予算の範囲内で仕上げることがなにより重要なことです。
 
なので、土地選びは自分たちだけではなく、
また家の専門家でもない不動産屋さんに意見を仰ぐでもなく、
必ず建築のプロである住宅会社と一緒にしてもらえたらと思います。
 
土地選びに失敗しないためには、
あなたが土地に掛けられる予算と、
どれくらいの広さの土地が必要なのかと、
あなたが建てたい家の実現のためには、
どんな土地が理想的なのかを知っておくことが必要不可欠ですから。


【お役立ちコラム】今から備えたい!災害時の備え

今回は災害で家から逃げ出す時のことに触れたいと思います。

災害時に備えた準備は、
「1次持ち出し品」と「2次持ち出し品」に
分けて準備しておくのがオススメです。
「1次持ち出し品」とは避難時にすぐに持ち出すべき、必要最低限の備えです。
主に最初の1~2日間をしのぐためのものです。
非常持ち出し袋にいれておき、
非常時に持ち出しやすい場所に置いておくことが大切です。
大人2人×1日分として、以下をご参考に中身を準備するといいでしょう。

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<食料・飲料>
・飲料水(500ml×8~10本)
・非常食(乾パンやレトルト、ゼリー状の食品など2箱程度)

<停電時用>
・懐中電灯(予備電池含め2個)
・ろうそく(2本+マッチ・ライター×2つ)
・携帯ラジオ(手巻き充電式が便利)

<医薬品>
・救急セット(常備薬、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂綿、
ばんそうこう、ハサミ、ピンセット、消毒薬、整腸剤、
持病のある方はそのための薬(薬品名のメモもあると◎))
(救急ボックスなどのセットで売っているものが便利)

<生活・衛生用品>
・レジャーシート(1人あたり1畳分程度)
・タオル(4枚~、多めが安心)
・ポリ袋(大きめを10枚程度)
・トイレットペーパー
(1ロール、水に溶けるため、ティッシュより使いやすい)
・ウエットティッシュ(2個~)
・簡易食器セット(家族分)

<貴重品>
・現金(硬貨も)
・身分証明書、保険証、住民票のコピー
・預貯金通帳、印鑑
・権利書、各種カードなど

<避難・救助用品>
・笛、コンパス、ナイフ、ロープ(7m以上)
・シャベル、バール、ノコギリ、
 ハンマー等の工具(小型のアウトドアグッズが持ち運びに便利)

また、「2次持ち出し品」とは、
最初の避難の後に再度自宅から避難所へ持ち出し、
3~4日間の避難生活を送るためのものです。

「1次持ち出し品」に加え、+αの飲料や
食料、衣料品、生活用品を準備しておくと良いです。
生活用品は、卓上コンロ+ガスボンベをはじめ、
アウトドアやキャンプを思い浮かべるとイメージしやすいかもしれません。

私たちの家づくりでは、当然
「災害に強い家・安全を確保しやすい間取り」
といったことにもこだわっていますが、
こういった避難をするときに
「持ち出し品(特に1次持ち出し品)」を常々どこに確保しておくか、
といったところにまで気を払い、お客様と一緒に間取りを考えています。

【おうちづくりコラム】人生とリスクヘッジと

現在、日本人の平均寿命は
男性が81歳で女性が87歳と言われていますが、
日本人の寿命は10年ごとに2年延びていっており、
どこかの番組で語っていた
ファイナンシャルプランナーの話によると
どうやら4人に1人の割合で
100歳まで生きることになるようです。

ゆえ、私たちは100歳とは言わずとも、
90歳ぐらいまで生きると仮定して
ライフプランを立てた方がいいし、
家づくりも計画を立てた方がいいのですが、
さて、あなたならどのように計画されるでしょうか?

なんて、いきなり言われても
そんな先のことまで具体的に考えるなんて無理ですよね。
子育て期間中は家のことと仕事を両立させるだけで
手一杯なのが当たり前ですからね。

というわけで今回は、
個人的な意見を勝手に述べていきたいと思います。

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✔️まずは現状把握から

現在、年金は65歳からもらえることから
65歳で仕事を辞めてそこからは年金生活で!
的なイメージがなんとなく頭の中にあると思いますが、
もしその通りの生活をするとしたら、
退職後に夫婦2人が必要となる最低生活費は
毎月約22.5万円だと言われています。

そして、旅行や趣味を楽しむなどして
余生を満喫したいとお考えなら
さらに毎月13万円前後は必要になってくるようです。
つまり、セカンドライフを楽しむためには、
毎月35万円ぐらいは必要だというわけですね。

これに対し、平均的な家庭が受け取っている
年金額がいくらかと言うとざっと約22万円らしいのですが、
(国民年金約6.5万円×2人+厚生年金約9万円)
ここから言えることは、
どうやら年金だけでは暮らしていくだけで精一杯で、
悠々自適な暮らしは送ることが出来なさそうだ
ということです。

ゆえ、この不足分を埋めるために
計画的にお金を貯めていかないといけないと言われていて、
これが数年前に当時の麻生大臣が語った
老後2000万円問題というわけですね。

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✔️この問題への個人的な対策案

しかし、簡単にお金を貯めると言っても
子供には想像以上にお金がかかるし、
給料は現状維持のままなかなか上がらないし、
電気料金や食料品をはじめとして
物価がどんどん上がっていっているしで、
そんな絵に描いたようにお金が貯まっていかないのが
現状ではないでしょうか?

なので、個人的には
65歳で退職して年金で生活するのではなく、
75歳まで働くぞ!と割り切って
考えていただくのが良いと思っています。

国民年金は75歳からの受け取りにすれば
65歳からの受け取りよりも
84%増しでもらえることになるし、
(国民年金だけで2人で約24万円もらえます)
そもそも働いていると
お金がもらえる一方でお金を使うことも少なくなりますしね。

かつ、これからは奥さんも
扶養の範囲を超えて働くことで、
2人とも厚生年金をもらえるようにすれば、
これが一番いいのではないかと思っています。

1人あたり6万円ずつでも上乗せがあれば、
合計36万円ぐらいもらえることになり、
結果、仮に仕事を辞めた時点で貯金が全くなかったとしても
年金だけ充分豊かに暮らしていけますしね。

✔️リスクヘッジもしておく

ただし、先程の作戦には
保険をかけておく必要があります。
というのも、日本人の健康寿命は
男性は72歳と言うデータがあるからです。
つまり、誰の手も借りずに
健康でいられる期間が75歳よりも短いということですね。

ゆえ、そのヘッジとして
年金の更なる上乗せ分である
個人型確定拠出年金「iDeCo」を
今すぐにかけ始めることをオススメしています。

仮に、体調不良を理由に
早期に退職しないといけなくなった場合、
この上乗せ分が生活費の足しになってくれるだけじゃなく、
この掛け金は全額所得控除の対象になるし、
この年金は投資信託によって運用されるため、
期間が長くなればなるほどお金は増えるし、
かつ、その増えたお金に課税されないという
無敵の要素を備えているからです。

というわけなので、
もし将来のことが不安でしたら、
ぜひこの記事を参考にして
計画を立てていただけたらと思います。

【おうちづくりコラム】外構コストをミニマムにするいくつかのステップ

外構工事に予算を取り過ぎてしまうと
建築工事に充分な予算が取れなる可能性が高くなることから、
建築会社が行う資金計画では
最後の工事となる外構工事の予算を
少なめに設定することが多い傾向があります。

もちろん、たとえ少なめに予算を設定されようとも、
その予算で工事が完結出来ればなんの問題もないのですが、
現実は、当初の予算では到底思っているような工事が出来ず、
後から泣く泣く貯金の中から
追い金を出している方も少なくないでしょうし、
あるいはそれが出来ない方は、
工事を後回しにせざるを得なくなり、
未完成な状態のまま暮らしているのではないでしょうか。

そんなわけで今回は、
その予算ギャップをなくすために
知っておいていただきたい知識について
お伝えしていきたいと思います。

まず知っておいてもらいたいことが、
「そもそも論」的なことです。
これを知っておいていただければ、
間違った土地選びや間違った家のプランを
しなくて済む可能性がグンと高くなると思います。

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✔️土地の広さは家に合わせて!

最初にお伝えしたいことが、
土地は自分が建てたい家に合わせて
探した方がいいということです。

つまり、土地を探し始める前に、
土地に費やすことが出来る予算を具体的に試算すると共に、
どんな家を建てたいのかを明確にしておくことが大切だ
ということですね。

例えば、
あなたが建てたい家に必要な土地の面積は
本当は50坪もあれば充分なのに、
なんとなく広い方がいいからと
70坪の土地を契約してしまったら、
単純に20坪分工事面積が増えてしまう
ということになりますよね。

そして、草が生えるのが嫌だからと
そこを全面コンクリートにするとしたら
それだけで55万円~60万円ほど
出費が増えてしまいます。

ゆえ、まずはそもそも買う土地の広さを間違えない
ようにしてもらえたらと思います。

とはいえ、地域によったら
そんな都合がいい広さで土地が売られてない場合もあるので、
そんな場合は次の方法を講じるしかありません。

✔️土地の余白はミニマムに!

例えば、あなたが建てる家に
ちょうどいい土地の広さは50坪だけど、
探してみると70坪以上の土地しか売っていないなんてことも
地域によればあり得ます。

となると、
そのままの計画で建ててしまうと
単純に20坪以上余分に
工事をしなくてはいけなくなります。

ゆえ、個人的には出来るだけその余白を小さくする
工夫をした方がいいと思っています。
つまり、2階建てで計画していたなら、
計画を変更して平屋にした方がいいというわけですね。

これによって外構工事面積が15〜20坪ほど減れば、
無駄な余白が出来なくなり、
当初の計画通りの予算で工事を完遂しやすくなりますしね。

そんなわけで、
当初の予算を大幅に狂わさないためには、
家そのものも土地に合わせて
柔軟な対応をした方がいいということも
覚えておいていただけたらと思います。

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✔️工事項目を削減する!

そして、以上の2つの基本を踏まえた上で
弊社が行っていることが、
外構工事の項目を削減するということです。

例えば、多くのお家が
家の中が周囲から丸見えであり、
かつ間取りも一目瞭然で分かることから、
防犯性やプライバシー性を担保するための
工事を施さなければいけません。

かつ、お世辞にも美しいとは言えない
家の外観をカバーするために
華美な工事を庭に施さなければいけません。

そして、これらに合計100万円以上は
予算を費やすことになると思います。

他方、防犯性とプライバシー性を考慮してつくったお家は
必然的に外観も美しくなるため、
これらの工事に一切予算を注ぎ込む必要がなくなります。
家そのものが美しければ、
むしろ外構を簡素に仕上げることで
家を引き立てた方がいいからです。

また、外部に向かって大きな窓が多いお家は、
外部からの不法侵入者に備えて
塀にも気配りをする必要がありますが、
防犯性とプライバシー性に優れたお家は、
家の壁そのものが塀代わりになるため、
境界塀を立てないという選択を
取ることが出来るようになります。
そして、この費用だけでも50万円~100万円ほど
予算を削減することが出来たりします。

いかがでしたか?

弊社では資金計画の時、
必要な土地面積×1~1.5万円で外構予算を確保しているのですが、
以上の全てを実行出来れば、
当初の予算からはみ出ることはほとんどありません。

他方、土地の広さや、家の建て方を間違え、
かつ、防犯やプライバシーの担保のための工事を
しないといけないとなると、
必要な土地面積×4~5万円は
予算をみておかないといけません。

というわけで、
外構と家は別々の工事ですが、
それぞれが依存し合う密接な関係なので、
資金計画時点で外構の予算設定を間違えないように
していただければと思います。

【おうちづくりコラム】見かけより実は大きい!ダイニングテーブル

本日はダイニングについてお話ししたいと思います!
ダイニングは家族全員が集まる憩いのスペース
そんなダイニングについてです。

突然ですが、家具にこだわりはありますか?
ウッド基調な家具。
好きなブランド。
モノトーンな色の家具。
はたまたカラフルな色の家具をそろえているなど。
皆様それぞれにこだわりはあると思います。

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そんな家具選びはとても楽しい作業です!
特に新しく家を建てるときは、建て主さんにも気合いが入ります。
なかでもダイニングテーブルは別格の存在。
毎日の食事だけでなく、友人を招いたパーティーで囲んだり
ちょっとした書き物に使ったり...
その家の中心として機能するだけに、より一層慎重になります。

「ナラのムク板がいいかな?」
「メープルを使った北欧風デザインも捨てがたいね」など...
本当に悩みはつきませんよね。
その選んでいる時が楽しい時間ですね。
でもちょっと待ってください!

デザインばかり考えていますが、大きさは大丈夫でしょうか?
ダイニングルームは、住宅の中で1番人が集まる場所です。
それだけに、テーブルの周りには人が動けるだけの
空間が十分に確保されていなければなりません。
どのようなテーブルをどのように置くつもりかで
ダイニングルームの設計は大きく変わっていきます。

卓の高さや座の高さにもいろいろな種類があります。
座の高さの例はカウンター席やダイニングテーブル。
卓の高さの例は座卓と掘りごたつ。

ところが、卓の高さと座の高さの相対的な差は
どんな高さの卓であろうとほぼ一定です。
この差を「差卓」といいます。
差卓は体格によっても微妙に異なります。
また和食か洋食か(箸かナイフ・フォークか)によっても
微妙に異なります。
ただ、専門料理店でもない限り、
差尺は270mm前後と覚えておけば良いでしょう。

ダイニングテーブルを置く場所を設計の時から決めておいて
壁を出してしまってもいいですね。
左右対称で壁を出すとバランスよく見えますし
片側だけの壁を出しても個性的で良いですね。

と、いうわけでダイニングの設計は、テーブル廻りの前後左右、
そして上下の寸法を確保する必要があるのです。

【おうちづくりコラム】40年返済という選択はダメなのか?

人生100年時代に突入したと
巷で言われているからなのか?
長寿化に伴って退職年齢が延びていくからなのか?
はたまた、家の価格が上がっていっているからなのか?
住宅ローン返済の最長年数が
35年から40年へと移行しつつあります。

もちろん、住宅ローンは借金なので、
無闇矢鱈に期間を延ばすよりも、
早く返したほうがいいという意見の方が
圧倒的に多いかと思いますが、
個人的には返済年数が延びたのをいい事に
借入金額さえ上げなければ
最長の40年を選択しても良いのではないかと思っています。

では、その理由について
今回はお伝えしていきたいと思います。

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✔️理由1:保険期間が延びるから

住宅ローン金利の中には、
団体信用生命保険という掛け捨ての
生命保険料が含まれているのですが、
この保険があることによって
債務者にもしものことがあった時に
残債がゼロになるというメリットがあります。

ゆえ、個人的には
住宅ローンを借りた時点で、
これまで掛けていた掛け捨ての定期保険があるとしたら、
それは解約したらいいと思うし、
住宅ローンにはせっかく死亡保証がついているのだから
そんなに焦って借金返済をして
無理にその保証をなくす必要もないかと思っています。

というわけで、最長の40年で借りて、
繰上げ返済なんて一切せず
ずっと保証を継続してもらえたらと
思っている次第であります。

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✔️金利圧縮<資産運用

そして、もう1つの理由がこれです。
返済年数を短くしたり
繰上げ返済をすることによって、
1%前後の金利を圧縮するよりも、
返済期間を延ばすことで浮いたお金を
これから40年間「積立投資」に回す方が
はるかに手元にお金が残るからです。

過去のデータを見ても
平均で、年率10%の割合でお金が増えていっているし、
保守的に6%で見積もったとしても、
金利を圧縮するよりも7倍ぐらいお金が増えますからね。

では、簡単に試算してみますね。
仮に住宅ローンを3000万円、
金利1.4%(全期間固定金利)で借りるとして、
返済年数を35年にした場合と40年にした場合とでは
総支払利息が1,231,866円
違ってくる(40年の方が多い)んですが、
返済年数を5年伸ばしたことによって
毎月8,732円お金が浮いてくることになります。

なので、この浮いたお金を
今後40年間ずっと毎月積み立てしていくことにします。

そして、このお金が
年間で6%ずつ増え続けていくと仮定すると、
40年後元本の4,191,360円は
(8732円×12ヶ月×40年=4,191,360円)
12,486,355円となるため、
合計で8,294,995円もお金が増える
ということになるんですよね。
(元本が3倍になっています)

先程お伝えしたように
返済期間を5年延ばすことによって
約120万円利息が増えようとも、
その浮いたお金で約830万円お金が増やせるとしたら、
こっちの方が絶対にいいですよね?

そんなわけで、
個人的には返済期間は長くしてもいいし、
繰上げ返済もする必要もないと思っている次第であります。

もっとも
経済合理性は理解出来ても、
どうしても感覚的に投資に抵抗があるとしたら、
少しでも返済を短くし、
少しでも借入金を減らし、
繰上げ返済した方がいいですけどね。

銀行の預金金利は0.001%なので
そこにお金を置いておくよりは、
1%の金利を圧縮した方が絶対にいいわけですからね。

というわけで、
これから家づくりを検討されている方は、
こんな考え方があるということも
ぜひ知っておいていただけたらと思います。

【おうちの補助金ブログ】先進的窓リノベ2024事業

断熱性の高い窓にリフォームしたい!
リフォームするなら機能性の高い窓にしたい!
そんな方が利用できる補助金があります。
それは先進的窓リノベ2024事業という補助金になります。
以下で詳しく説明します♪

■対象要件の詳細
補助対象期間内に既存住宅の住宅所有者等が、
事業登録事業者である「窓リノベ事業者」と契約し、
窓(ガラス)を交換(断熱改修)するリフォーム工事が対象です。
なお、窓の交換と同一契約内で同時に行う
ドアの交換(断熱改修)も補助対象になります。

■補助対象となる方
以下①②を満たす方が、補助対象者となります。

①窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、
窓のリフォーム工事をすること
※窓リノベ事業者とは、補助対象者に代わり交付申請の手続きを行い、
補助金の交付を受け、交付された補助金を補助対象者に還元するものとして
事務局に登録された施工業者等をいいます。
※工事請負契約等が結ばれていない工事は対象になりません。

②窓のリフォーム工事をする住宅の所有者等であること
住宅の所有者等...住宅を所有する個人またはその家族、
住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人、
賃借人、集合住宅等の管理組合・管理組合法人

■補助対象となる住宅
住宅の定義=人の居住の用に供する家屋をいいます。
※以下に該当する建物や居室の窓は、原則、補助対象となりません
①不動産登記や固定資産の課税において、住宅以外の用途に分類される
②(①が住宅であっても)現に住宅以外の
用途に使用している(店舗や施設等)

以下の①に行うリフォーム工事を対象として、
②により補助対象になる製品や補助額が異なります

①既存住宅である...リフォーム工事の工事請負契約日時点において、
建築※から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅
(現に人が居住している住宅を含む)をいいます。

②所在階を問わず、建て方による以下の分類とする
戸建住宅:1戸が独立した建物
集合住宅:複数の住戸や住宅以外の用途の区画(店舗や倉庫等)が共存する建物
低層集合住宅/地上3階以下の集合住宅
中高層集合住宅/地上4階以上の集合住宅

■対象となる工事
以下①②を満たし、③に該当しない工事が、補助対象事業となります

①対象製品を用いた下記に該当するリフォーム
「対象製品」とは、メーカーが登録を申請し、
事務局が一定の性能を満たすことを確認した製品です。
メーカーから、製品の性能やサイズが記載された
「性能証明書」が発行されます。

ガラス交換...既存窓のガラスのみを取り外し、
既存サッシをそのまま利用して、複層ガラス等に交換する工事
※障子枠(ガラス+フレーム)のみを交換し、枠を交換しない、
または新たに設置しない場合にも、ガラス交換として取扱います。

内窓設置...既存窓の内側に新たに内窓を新設する、
または既存の内窓を取り除き新たな内窓に交換する工事
※外皮部分に位置する既存外窓(ドア)の開口面から
屋内側へ50cm以内に平行に設置するものに限ります。

外窓交換(カバー工法)...既存窓のガラスを取り外し、
既存窓枠の上から新たな窓枠を覆い被せて取り付け、
複層ガラス等に交換する工事

外窓交換(はつり工法)...既存窓のガラスおよび窓枠を取り外し、
新たな窓枠を取り付け、複層ガラス等に交換する工事

ドア交換(カバー工法)...既存ドアについて枠を残して取り除き、
既存枠の上から新たな枠を取り付け、ドアを交換する工事

ドア交換(はつり工法)...既存ドアを枠ごと取り外し、
新たな枠を取り付け、ドアを交換する工事

②補助額が5万円以上である
補助額は、工事の内容、住宅の建て方、
対象製品の性能とサイズにより異なります。

③補助対象とならないリフォーム工事例
×補助事業に要する経費が補助額に満たない工事
×外気に面していない窓(ガラス)およびドアの交換工事
(玄関が内廊下に面している集合住宅のドア交換等)
×ドア板の一部を構成するガラスを交換する工事
×ドア(ドアに対する内窓を含む)交換のみを補助対象とする工事
×ドア(ドアに対する内窓を含む)交換において、窓と同一の契約でない工事
×住宅以外の用途である建物・居室・区画に行う工事
×住宅の所有者等が住宅設備を購入し、
その取付を住宅事業者に依頼する工事
(いわゆる施主支給や材工分離による工事)
×リース設備の設置工事
×中古品を用いた工事

■対象となる期間
工事着手の期間...2023年11月2日 ~ 遅くとも2024年12月31日まで
※工事着手とは...締結した工事請負契約に含まれる
最初の工事に着手することをいいます。
(補助対象である窓の工事に限定しません)

■補助額・補助上限
①補助額...開口部ごとに行った対象工事に応じた
補助額の合計が交付申請額になります。
②補助上限...1戸あたり200万円を上限とします。
③複数回行うリフォーム工事...
同一住宅に複数回のリフォーム工事を行う場合も、
補助上限額の範囲内で申請を行うことができます。
ただし、それぞれの申請ごとにすべての補助要件を満たす必要があります。

詳しい情報はこちらから

【おうちの補助金ブログ】給湯省エネ2024事業

新築でエコキュートを設置する方や
エネファームを設置する方などが使える補助金があります。
それは給湯省エネ2024事業という補助金になります。

■給湯省エネ2024事業の詳細
補助対象期間内に新築住宅の取得者または
既存住宅の住宅所有者等が、
本事業の登録事業者である「給湯省エネ事業者」と契約し、
一定の性能を満たす高効率給湯器を導入したものが対象

■補助対象
①②の条件を満たす方が補助対象となります。

①対象機器を設置する住宅の所有者等である
住宅の所有者=住宅を所有する個人またはその家族
住宅の所有者=住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人
住宅の所有者=賃借人
住宅の所有者=共同住宅等の管理組合・管理組合法人
※住宅の所有者であっても、販売目的で
住宅を所有する新築分譲事業者および買取再販事業者は対象になりません

②給湯省エネ事業者と契約を締結し、
以下①~④のいずれかの方法により
本事業の対象設備である高効率給湯器(対象機器)を導入する
・新築注文住宅に、対象機器を購入し、設置する方法【工事請負契約】
・対象機器が設置された新築分譲住宅(戸建または共同住宅等)を
購入する方法【不動産売買契約】
・リフォーム時に、対象機器を購入し、設置する方法【工事請負契約】
※【工事請負契約】は建設業法が定める工事請負契約に相当する内容を含む
契約であれば、発注書・請書、売買契約でもOK
・既存給湯器から対象機器への交換設置を条件とする既存住宅
(戸建または共同住宅等)を、購入する方法【不動産売買契約】
※未使用の対象機器が設置されていても、既存住宅の購入は補助対象になりません

■補助事業となる住宅
以下①または②に該当する住宅が補助対象住宅となります。
なお、いずれも戸建、共同住宅等の別を問いません。

①新築住宅である...1年以内に建築された住宅で、かつ居住実績がない住宅をいいます。
※この事業において「建築日」は、原則、検査済証の発出日とします。
②既存住宅である...建築から1年が経過した住宅、または過去に人が居住した住宅をいいます。
※未使用の対象機器が設置されていても、既存住宅の購入は補助対象になりません。

■対象となる期間
①着工日の期間...2023年11月2日~遅くとも2024年12月31日まで
着工日=新築注文住宅は、住宅の建築着工日
着工日=新築分譲住宅は、住宅の引渡日
着工日=リフォームは、対象機器(1台目)の設置工事の着手日
※リフォームの場合、契約に含まれる対象機器以外の
工事開始日が2023年11月2日以前でも問題ありません
着工日=既存住宅の購入は、住宅の引渡日
※工事請負契約以前に工事に着手した場合、補助対象になりません。
※締切は、予算上限に応じて公表されます。
なお、交付申請は工事の完了後に提出することができます。

■対象となる機器
以下①を満たし、②に該当しない製品が補助対象機器です。

①一定の性能を満たす高効率給湯器である
下記の製品で、それぞれの性能要件を満たしたものを、
事務局が補助対象機器として登録。
・ヒートポンプ給湯機(エコキュート)
・電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)
・家庭用燃料電池(エネファーム)
※リフォームにおいては、対象製品のメーカーが自社で施工する場合も対象になります。

②補助の対象にならない機器例
以下のいずれかに該当する場合は補助対象になりません。
×中古品、またはメーカーの保証の対象外である機器
×店舗併用住宅等に設置するもので、専ら店舗等で利用する機器
×倉庫、店舗等(住宅以外の用途)に設置する機器
×従前より省エネ性能が下がる機器
×補助事業に要する経費が補助額に満たない工事
×リフォーム工事の発注者が対象機器を購入し、
その取付を給湯省エネ事業者に依頼する工事
(いわゆる施主支給や材工分離による工事)
×自社が保有する住宅に自社で行うリフォーム工事や、
いわゆるDIY(自ら行うリフォーム工事)

■補助額・補助上限
以下①~③の補助額の合計を補助
(②または③を満たさない場合は①のみの補助となります)

①基本額...導入する高効率給湯器に応じて定額を補助
※補助対象となる給湯器は、機器ごとにそれぞれ性能要件を満たしたものに限る
・ヒートポンプ給湯器(エコキュート)...8万円/台
・電気ヒートポンプ、
ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器)...10万円/台
・家庭用燃料電池(エネファーム)...18万円/台
※戸建住宅:いずれか2台まで
※共同住宅など:いずれか1台まで

②性能加算額
①の給湯器について、それぞれさらに高い性能要件(A~C)を満たす場合、
その性能に応じた定額を補助します。
※A~Cは、補助対象となる給湯器または
付属機器ごとにそれぞれ性能要件を満たしたものに限ります。

・ヒートポンプ給湯器(エコキュート)...
A...いづれか2万円/台、両方5万円/台
B...いづれか4万円/台、両方5万円/台
・電気ヒートポンプ、
ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器)...
A...3万円/台、両方5万円/台
B...3万円/台、両方5万円/台
・家庭用燃料電池(エネファーム)
C...2万円/台

③撤去加算額
①の給湯器の設置に合わせて、以下の撤去工事を行う場合、
その工事に応じた定額を補助します。
蓄暖房機の撤去...10万円/台※補助上限2台まで
電気温水器の撤去...5万円/台※①で補助を受ける台数まで

詳しい情報はこちらから

【おうちの補助金ブログ】子育てエコホーム支援事業2024

新築で子育てをする
若者夫婦世帯に使えるピッタリの補助金があります。
今回は、その子育てエコホーム支援事業という補助金をご案内します!

子育てエコホーム支援事業
■事業概要
エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい
子育て世帯・若者夫婦世帯による
高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、
住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、
子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、
2050年のカーボンニュートラルの実現を図る事業

■補助対象
注文住宅の新築/建築主
新築分譲住宅の購入/購入者
リフォーム/工事発注者
※ただし、注文住宅の新築および新築分譲住宅の購入については、
子育て世帯または若者夫婦世帯が取得する場合に限ります。

ちなみに
◎子育て世帯とは...
申請時点において、子を有する世帯。
子とは令和5年4/1日時点で18歳未満
(すなわち、平成17(2005)年4月2日以降出生)とする。
ただし、令和6年3月末までに工事着手する場合においては、
令和4年4月1日時点で18歳未満
(すなわち、平成16(2004)年4月2日以降出生)の子とする。

◎若者夫婦世帯とは...
申請時点において夫婦であり、
令和5年4月1日時点でいずれかが39歳以下
(すなわち、昭和58(1983)年4月2日以降出生)である世帯。
ただし、令和6年3月末までに工事着手する場合においては、
令和4年4月1日時点でいずれかが39歳以下
(すなわち、昭和57(1982)年4月2日以降出生)の世帯とする。

■補助額(補助上限)
◎注文住宅の新築 新築分譲住宅の購入
・長期優良住宅:1住戸につき100万円
※ただし、以下の①かつ②に該当する区域に立地している住宅については、
原則、補助額を50万円/戸とします。
①市街化調整区域
②土砂災害警戒区域又は浸水想定区域
(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における
浸水想定高さ3m以上の区域)

・ZEH住宅:1住戸につき80万円
※ただし、以下の①かつ②に該当する区域に立地している
住宅については、原則、補助額を40万円/戸とします。
①市街化調整区域
②土砂災害警戒区域又は浸水想定区域
(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における
浸水想定高さ3m以上の区域)

◎リフォーム
リフォーム工事内容に応じて定める額

・子育て世帯・若者夫婦世帯:上限30万円/戸
・その他の世帯: 上限20万円/戸
※子育て世帯・若者夫婦世帯が既存住宅購入を伴う場合は、上限60万円/戸
※長期優良リフォームを行う場合は、
・子育て世帯・若者夫婦世帯:上限45万円/戸
・その他の世帯:上限30万円/戸

■対象期間
・契約日の期間...契約日の期間は問わない
・対象工事の着手期間...2023年11/2以降
※対象工事
注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入:基礎工事より後の工程の工事
リフォーム:リフォーム工事
・交付申請期間...2024年3月中下旬~予算上限に達するまで
(遅くとも2024年12月31日まで)
※お早めの申請がおすすめ
※締切は予算執行状況に応じて公表される

■詳しい情報はこちらから

【おうちづくりコラム】インフレが進む中での家の持ち方

最低時給は確実に上がっていっているものの、
それ以上に進むインフレによって
確実に私たちの生活は逼迫しているのですが、
そんな中でもマイホームを持ちたいという気持ちは
誰もがお持ちだと思います。

ゆえ、今回は家づくりをするにあたって、
前向きに取り組んでいただきたい2つのことについて
お伝えしていきたいと思います。

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まず1つ目のことが、
「家にお金をかけすぎないこと」です。
要は、単純に毎月の固定費を減らすべきだというわけですね。
そして、そのためには建築代はもちろんのこと、
土地代や外構代なども抑える工夫をしなければいけません。

といっても、建築代に関しては
原油と材木価格の上昇によって
20%~25%ほどコストが上がっているので、
コストを抑えるのはかなり難しい状況になっているのですが。

なので、個人的には、
実家に家を建てることが出来る土地があるのならば、
新たにどこかで土地を買うという選択は
取らないようにした方がいいと考えています。

土地を買うか買わないかによって
場所によっては1000万円以上コストが変わってくるし、
実家の近くに家を建てるとなれば、
親御さんが土地の造成をしてくれたり、
外構費用を負担してくれたりするかもしれませんしね。

親御さんとの距離が近くなると
お互い何かとストレスを感じることが増えるかもしれませんが、
これからの厳しい時代を生きて抜いていくためには、
共働きはマストになるだろうし、
そうなれば相互協力が出来る環境に
身をおいた方がいいでしょうしね。

子供たちの面倒を見てもらえたり、送り迎えに行ってもらえたり、
食材をもらえたり、食事をつくってもらえたり、
畑や田んぼがあるなら、それらを一緒にすれば
お米や野菜などを買わなくてよくなりますしね。
電気料金とともに食料品も
今後まだまだ値上がりしていくかもしれませんからね。

そんなわけで、感情的な理由で反論はあるかと思いますが、
最も家づくりの予算を抑えられる方法がまさにこれなので、
そういった土地があるのなら一つの意見として
前向きに検討していただけたらと思っている次第であります。

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✔️太陽光発電をマストとする

2つ目がこれです。
理由は、電気料金がまだまだ上がっていく可能性が高いからです。
つまり、電気料金という生涯払い続けないといけない
固定費を抑える工夫をすべきだというわけですね。

かつ、同時に「蓄電池」も
設置する方向で考えておいた方がいいと思っています。
昼間に余った電気を蓄電池に貯めておくことが出来れば、
昼間以上に価格が高騰していっている
夜(23時~7時)の電気も電力会社から買わなくてよくなるからです。

とりわけ、職場までの通勤距離が長い方に至っては、
蓄電池を設置すると同時に、車を電気自動車に変えたら、
車の燃料代も大幅に安く出来ますしね。

かつ、自然災害によって電気が止まったとしても、
電気を自給自足していればその影響を受けることもないですしね。
(これに加えてエコキュートを設置していれば、
水が止まってもタンクに溜まった水をトイレに使うことが出来ます)

この他、あなたの大切な資産を守っていくためには、
家を建てるタイミングで
「積立投資」を始めることもマストに加えたいところですが、
これについては、また次回ということで。
それでは、素敵な住まいと豊かな暮らしを手に入れていただくために、
今回の記事もお役立ていただければ幸いです。

【おうちづくりコラム】お母さんの負担が少なくなる工夫

子供たちはやがて出ていくので、
子ども部屋は子どもたちが出て行った後のことまで
考えてつくった方がいいと考えているのですが、
とはいえ、子どもたちは
そこで15年~20年という長い月日を過ごすので、
もちろんその期間中の使いやすさが
なにより大事なのは言うまでもありません。

子どもたちにとっても、
そして家事の多くを担う奥さんにとっても。

では、家事の多くを担う奥さんにとって
ストレスや手間を軽減するためには、
子ども部屋は実際どのようにつくるのがベターなのでしょうか。

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子供部屋を考える際、
最も考慮すべきポイントは「位置」ではないでしょうか。
つまり、一般的に子ども部屋は
「2階」につくるのが当たり前になっていますが、
それが自分たちにとって正解なのかどうかを考えるべきだ
ということですね。

例えば、あなたのお子様がまだ未就学の年齢だとしたら、
きっとお子さんは何をするにも
いつもお母さんの近くでやるのではないでしょうか。

おもちゃを広げて遊ぶにしても
スマホやタブレットでYoutubeを観るにしても、
本を読んだり塗り絵をするにしても、です。

だとしたら、家を建てて部屋をつくってあげたからと言っても
お母さんの姿も見えない、気配も感じられない部屋で
遊ぶことなんてまずありえないと推測出来ますよね。

ゆえ、子ども部屋を2階につくる場合には、
必ずと言っていいほど1階にはリビングとは別に部屋を1つ
つくっておかなくてはいけなくなります。
200万円ほど建築費を加算することによって。

仮にその200万円がしんどいからという理由で
この部屋をつくれないとなると、
こまめに片付けられる人じゃない限りは、
リビングは足の踏み場もないほど
子供たちのものでごった返すことになってしまうだけですからね。

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なので、弊社ではその解決策として
子ども部屋を「1階」につくるという
提案をよくさせていただいています。

自分たちの部屋が1階に出来たら
お母さんの姿も見やすくなるし、
気配も常に感じられるため、
自分たちの部屋で遊びやすくなり、
それだけでもリビングの散らかり度は
大きく違ってくるのではないでしょうか。

たとえリビングにおもちゃなどを持ってきても、
部屋が使いやすい近い場所にあるなら
おもちゃなどを自分のお部屋に
片付けてもらいやすくなるからです。

また、子ども部屋を2階につくる理由の一つに、
思春期のプライバシー問題がありますが、
これもその手段をわざわざ2階だけに限定しなくても、
間取りのつくり方一つで
1階でも充分確保することが出来ます。

寝室やリビングダイニングから
それなりの距離をとってあげることによって。

そんなわけで、個人的には
子ども部屋は「1階」にした方が、
将来的な要素よりも子育て期間中、
より使いやすく合理的なんじゃないかな
と思っている次第であります。

実際、うちの娘たちも中学・高校になった現在は
適度に自分の部屋に篭りますが、
かといって、それが2階じゃなくてもよかったんじゃないかと
むしろ子どもたちの方が言っているぐらいですからね。
教科書が入った重たい鞄を持って階段を上り下りするのは
あの若さでも面倒臭いみたいですしね(笑)

というわけなので、世間一般的に
子ども部屋は2階につくるのが定番化していますが、
それが自分にとってもベターなのかを考え、
「1階」という選択肢も検討した上で、
どうするのがよりいいのかを導き出していただけたらと思います。

【おうちづくりコラム】掃除の負担を軽減する3つの工夫

キッチンやお風呂を選ぶ際、
見た目だけじゃなく
使いやすさや掃除のしやすさにこだわるように、
本体である家に関しても
見た目以上に使いやすさや掃除のしやすさに
こだわりたいという方が多いのではないでしょうか。

ゆえ、弊社では見た目を美しくするのはもちろん、
それ以上に住まれる方が使いやすく
かつ掃除がしやすい住まいづくりを心がけているわけですが、
では、そのためには一体どのような工夫をしているのかについて
今回はお伝えしていきたいと思います。

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では早速お伝えしていきたいと思いますが、
まず1つ目の工夫が
✔️平屋にするということです。

理由は、平屋にすれば階段がなくなるし、
廊下も少なくしやすいし、
トイレも1つだけでよくなるので、
そもそも家の面積が小さくなること。

そして、階段がいらないため
階段掃除をしなくてよくなること。

ワンフロアでかつバリアフリーにすれば
昼間仕事に行っている時に、
ルンバが勝手に掃除をしてくれること、です。

また、平屋にすれば
部屋や収納が上下で分離しないため、
そもそも片付けがしやすかったり
モノの管理がしやすくなり、
これも掃除の手間が減る大きな要因
となるのではないでしょうか。

平屋にすれば、窓の掃除だって
2階建ての家より遥かにしやすくなりますしね。
手が届くところにしか窓がないわけですからね。

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✔️シンプルな仕上げにする

2つ目の工夫がこれです。
要は、使わなくていい部材を使わないようにすることで
掃除をする場所を減らすというわけですね。

例えば、窓には当たり前のように
「窓枠」という部材がつけられていますが、
この枠の上にも当然埃は溜まります。

また、窓枠と同じように
ドアにも「ドア枠」という部材がつけられていますが、
この枠の上にも当然埃は溜まります。

さらに、窓には当たり前にように
カーテンがつけられていますが、
カーテンを吊り下げるための
カーテンレールにも当然埃は溜まります。

この他、床と壁との取り合いにつける分厚めの巾木は
家全体で200mを超えるのですが、
この巾木の上に溜まった埃の掃除は面倒臭いですよね。

ゆえ、弊社では
窓枠、ドア枠、カーテンレールをゼロにし、
巾木に関しても厚みを薄くすることで
掃除の手間を軽減しているというわけです。

この他、対面キッチン前につくる
造作カウンターの天板に関しても、
料理や食器の受け渡しをスムーズにするために、
幅広でつくるのが一般的ですが、
この天板は何かを置くのに
ちょうどいい高さであることから、
「あれよこれよ」という間にいろんなものが陳列されていき、
とてもじゃないけど料理の受け渡しなんて
出来る状態じゃなくなっているご家庭が多いのではないでしょうか。

ゆえ、弊社では
このカウンターの厚みをかなり薄く仕上げることで
モノを置きにくくするという工夫もしていたりします。

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✔️窓を最小限しかつくらない

そして、最後の工夫が「窓」です。
そもそも平屋にすれば、
窓掃除が随分しやすくなるのですが、
それと同時に窓の数を必要最小限に抑えることによって
さらに掃除の手間を減らすというわけですね。

窓掃除は、ガラスやサッシだけじゃなく
網戸もしなければいけないし、
引き違い窓の場合は、掃除しにくいレールがあり、
思った以上に時間を食っちゃいますからね。

そんなわけで、
弊社では最小限の窓で明るさを確保出来るように
基本カーテンがいらない住まいを
ご提案させていただいているんですよね。

そして、カーテンがいらないことで
カーテンやカーテンレールなどの
掃除もしなくていい家にしているというわけです。
かつ、いつも窓から空が見える心地いい住まいにもなりますしね。

いかがでしたか?
一戸建てのお家は、
アパートやマンションに比べて家も広くなるし窓も多くなるので、
家を維持管理していくための手間がグンと増えます。

なので、毎日少しでも時間にゆとりを持って
暮らし続けていただくためにも、
こういった観点からも家づくりを考えてみてくださいね。

【おうちづくりコラム】頭金も繰上げ返済も必要ない最大の理由

歯止めが効かない高いインフレを抑えるために
利上げをはじめとした金融引き締めに
本格的に乗り出した欧米とは裏腹に、
長期金利の上限幅を引き上げたものの
依然、金融緩和を維持し
金利が上がらないようにしている日本。

というわけで、我が日本は
世界の情勢なんてどこ吹く風で、
かれこれ30年前から続く流れを引き継ぎ
順調に金利が低空飛行しているわけですが、
家を建てる時には、
この低金利を上手く利用すべきではないでしょうか。

つまり、現在の日本はありえないぐらいの低金利なので、
この金利を圧縮したり
より安くすることに全力を注ぐよりも、
出来るだけ長く固定金利で借りておいて、
手元資金や余剰資金を住宅ローンよりも利率が高い
投資商品にお金を回した方がいいというのが、
頭金をたくさん入れたり、
繰上げ返済をする必要がないと考えている
4つ目の理由であり、最大の理由でもあります。

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例えば、家づくりの総予算が3,500万円だとして、
自己資金として投入出来る資金が500万円あったとしたら、
それを全額自己資金として入れることによって圧縮出来る利息は
35年でざっと100万円ぐらいなのですが、
この500万円を35年間分散して積立投資していけば、
過去70年のデータをもとに試算すると
1,200万円ほどお金が増えることになります。
(年利7%で試算しています)

また、毎月コツコツと貯金していけば
10年後、20年後に貯まったお金で
繰上げ返済をすることが出来ますが、
それによって利息を圧縮するよりも
その余剰資金を先程の手元資金に追加して
積立投資に回した方がいいのは、
先程の数字をご覧いただければ一目瞭然だと思います。

そんなわけで、家を建てるタイミングで
積立投資を始めていただくことをオススメしています。
この増えた資金から子供たちの進学資金も捻出出来るし、
定期的に必要となるメンテ資金も捻出出来るし、
ともすれば、宝くじなんかに期待せずとも
老後を目前にして2回目の家づくりが出来るかもしれませんからね。

ただし、これを実行するためには
1つだけ気を付けていただかなくてはいけないことがあります。

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✔️家づくりの総予算を抑える

それがこれです。
家づくりの予算が増えて
毎月の返済負担が高くなり過ぎれば
頭金を入れざるを得なくなるし、
それでも返済負担が高いのだとしたら
生活していくだけでいっぱいになり、
とてもじゃないけど積立投資なんて
出来る余裕がなくなってしまうからです。

まず抑えるべきは「家」の予算ですが、
そのためには適切な家の大きさを知ることが大切です。
また、必要なもの必要じゃないものを
しっかりと見分けられる力も必要です。

続いて抑えるべきは「土地」の予算ですが、
そのためには適切な土地の広さを知ることはもちろん、
いい家を建てるために土地の向きは
全く重要じゃないことを知ることが大切です。

さらに家づくりの総予算を抑えるためには
「外構予算」も抑えなければいけないのですが、
そのためには適切な土地の広さを知ることはもちろん、
無駄な余白をつくらないように
家を建てることを意識しなければいけません。

これらの知識は全て確実に家づくりのコストを圧縮してくれ、
きっとあなたの懐と心に
大いなるゆとりをもたらしてくれることでしょう。

なので、大きく夢が膨らみ
もっと・・もっと・・と欲が出てしまうし、
他のみんながなんとかなっているから
自分もなんとかなるだろうと
ついつい考えてしまいがちですが、
なんとか踏みとどまり冷静な判断が出来るようになってください。

【おうちづくりコラム】頭金も繰上げ返済も必要ない4つの理由

利息の支払いを少しでも減らすため、
あるいは借金を少しでも減らすために、
可能なら出来るだけ頭金を入れた方がいい
と巷では言われています。

また、計画的にコツコツと貯金して
繰上げ返済をすることによって
なるだけ早く返済を終わらせた方がいい
とも巷では言われています。

しかし、個人的には
これからお伝えする4つの理由から
いずれもする必要はないと考えています。

つまり、頭金を無闇矢鱈と
たくさん入れる必要もなければ、
繰上げ返済も無理にする必要もないというわけですね。

というわけで今回は、
住宅ローンを借りる時というか
家づくりをする時に知っておきたい
4つのコトについてお伝えしていきたいと思います。

平たく言うと「借金を上手く利用することで
ネガティブなイメージをポジティブにしましょう!」
ということなので、
金融の知識をつけるためにも最後までお付き合いください。

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✔️その1:団体信用生命保険

住宅ローンの金利には「団体信用生命保険」という
掛け捨ての生命保険料が入っています。

つまり、住宅ローンというものは、
名義人にもしものことが起こった場合、
生命保険によって全額繰上返済される
システムになっているというわけですね。

ゆえ、個人的にはそんなに焦って返済せずに、
出来るだけ長くこの保証をおいておく方がいいと思っています。
人生100年時代に突入したと言われているものの、
いつどこで何が起こるかなんて誰にも分からないですし、
この保証をずっと残しておけば、
他の生命保険に加入する必要だってなくなるわけですしね。

そんなわけで、借入期間は長い方がいいし(保証期間が長くなるから)
頭金の比率を上げて借入金を減らす必要もないし(保証金額が大きくなるから)
繰上げ返済をすることによって無理に返済期間を圧縮する必要もない、
(保証期間も長くなるし保証金額も大きくなるから)
と思っている次第であります。

✔️その2:定年と年金の変化

これからは間違いなく定年の年齢がどんどん延びていき、
とてもじゃないけど65歳なんかで仕事をやめられないし、
健康であるなら80歳ぐらいまで
働き続けるのが当たり前になってくると思います。

ゆえ、45歳未満の方なら35年ローンを組んでいただいても、
40歳未満の方なら40年ローンを組んでいただいても
いいんじゃないかと思っています。
(先程の団体信用生命保険の年齢制限があるかもしれませんが・・)

借金がある方が働く原動力にもなるし、
仮に100歳前後まで生きるのが当たり前になるのだとしたら、
あんまり早く仕事をやめても、
何もしていない退屈な時間が長くなるだけだし、
暇な分、お金も使ってしまいやすいでしょうしね。

また、年金は最大75歳まで
支給を遅らせられるようになったのですが、
その方が65歳からもらうより
1.84倍も多くもらえることになるので、
どうせ長く働くのが当たり前になるのなら、
そうした方がいいのではないでしょうか。

そんなわけで75歳ぐらいまで働き続けることを前提に
ローンを組んでいただくのでいいんじゃないか
と思っている次第です。

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✔️住宅ローン控除

家を建てると13年もの間、
納めた所得税を国が返してくれるし、
所得税で控除しきれなかった場合、
住民税を割引してくれるのですが、
せっかく返してもらえるなら、
なるだけ多く返してもらった方が得だと思いません??

ゆえ、自分が納めている所得税と住民税の額を
あらかじめ知った上で、
借入金をいくらにするか決めなければいけません。

例えば、年収が500万円の方は
所得税が約14万円で住民税が約25万円ですが、
住民税は最大で13.65万円まで控除してくれるので、
所得税と住民税を合わせると年間最大で27.65万円
国から税金を還付してくれることになります。

なので、この方は
仮に建築費と土地代の合計が3,500万円だとしたら、
自己資金があったとしても
手元に残しておいて全額借りた方がいいと思います。

3,500万円×0.7%=24.5万円なので、
3,500万円借りたとしても、
上限いっぱい(27.65万円)まで還付の枠を使えていないからです。

そして、どうしても借金が多いのが嫌だという方は、
この13年間のローン控除が終わった後に
入れなかった頭金を繰上げ返済に回していただいても構わないのですが、
出来ればその手段は使わずに、
次回お伝えする別の手段にお金を回してもらいたいと思っています。

その手段こそが、
いわば家を建てる時に頭金を入れる必要もないし、
返済期間を短くする必要もない最大の理由でもあるので、
引き続き次回もお付き合いいただければと思います。

【おうちづくりコラム】ウッドデッキに必要なたった一つのルール

別名「アウトドアリビング」と呼ばれるウッドデッキは、
暮らしの幅を広げ、質を高めてくれる素晴らしいアイテムです。

バーベキューを楽しんでいる姿を想像しただけで、
とってもワクワクするし、
日々の暮らしの中で、朝ごはん、昼ごはん、晩ごはんを
あえて外に出て食べるというのも風情があっていいですしね。
いわば、ちょっとしたピクニック気分って感じですね。

また、ウッドデッキにテントを張って
キャンプ風にそこで一泊するというのも、
子供たちがとってもワクワクしそうで、
親としては嬉しいことですよね。

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さらに、ウッドデッキに
ハンモックなんかつけようものなら
最高の休日を過ごせそうだと思いませんか?

ユラユラ揺られながら、
日光を浴びてそよ風を感じつつ一眠りするもよし、
文庫本を持っていって読書するもよし、
スマホやタブレットを持っていって映画を楽しむもよし、
という感じですね。

個人的には、
お気に入りのチェアーをデッキに持って出て、
お気に入りのマグカップに温かいカフェラテを注いで
お気に入りの音楽を聴きながらボケーっとするというのが
最高に贅沢だと思っているんですけどね。

あとは、夏のプールなんかもホント最高ですよね。
お昼ご飯の後の昼下がりに厳しい日差しを浴びながら
水遊びをキャハキャハと楽しんだ後は、
冷房でキンキンに冷えたリビングで軽くお昼寝。
想像しただけで幸せな気分になります。

そんなわけで弊社では、家を建てる全ての方に
おうち時間をより豊かにしていただくために
常にウッドデッキをご提案させていただいているわけですが、
このウッドデッキのポテンシャルを最大限に引き出すためには、
守るべきルールがたった1つだけ存在します。

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✔️プライバシーの担保

それがこれです。
いわば、他人の視線が気にならないということですね。
なんせ、周りから丸見えだとしたら
全てのことが気恥ずかしくて出来そうにありませんからね。

友人やご近所さんを招いてのバーベキューならともかく、
家族だけでのバーベキューや食事、
自分たちも水着になってのプール遊び、
ハンモックに寝転がる姿、
チェアーに座ってカフェラテを飲んでいる姿、
優雅に読書をしている姿、
テントを張って模倣キャンプをしている姿。

このどれもが、です。
たとえ目隠しを立てたり、植栽を目隠し代わりにするなどして
視線を防ごうとしても、です。

というわけなので、
ウッドデッキのポテンシャルを最大限に引き出し、
日々の暮らしの質を格段に上げていただくためにも、
このたった1つのルールである「プライバシーの担保」
これを意識しながら家づくりをしていただければと思います。

【おうちづくりコラム】ライフスタイルと間取りづくり

今や家づくりの定番となっている
ダイニングキッチンとリビングに仕切りをつくらず
キッチンを対面式にするスタイルは、
共働きが当たり前となっている現在のライフスタイルに
フィットした合理的な考え方です。

ダイニングで宿題をする子供たちの姿を見ながら、
そしてリビングで遊ぶ子供たちの姿を見ながら
キッチンで食事の準備や後片付けが出来るし、
リビングに取り込んだ洗濯物をたたむことが出来るからです。
また、キッチンで作業をしながら
お風呂に入る子供たちの姿だって見ることが出来るからです。

要するに「ながら作業」がしやすい間取りなのですが、
家事に育児に仕事に忙しい奥さんが
少しでも自分の時間をつくるためには
この合理性は必要不可欠ですよね。

そんなわけで、弊社でも
このリビングダイニングキッチン(LDK)を
生活の中心とした間取りづくりをしているのですが、
このLDKにまつわることで2つ推奨していないことがあります。

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✔️広くし過ぎない

ここでほとんどの時間を過ごすのだから
出来るだけ広くしたいと多くの方がおっしゃるし、
そのお気持ちは凄くよく分かります。

しかし、この空間とて
他のスペース同様に広げれば広げるほど
コストに跳ね返っていきます。

しかも、面積がアップする比率が高いため
その分コストの上がり幅も大きくなり、
他の場所で相殺しようとしても
とてもじゃないけど追いつかない
ということになりかねません。

また、リビングダイニングを広げた場合、
どこに余白が出来るのかというと
ダイニングとリビングの間です。
つまりダイニングテーブルとソファーの間に
スペースが出来るというわけですね。

そしてこの結果、
子供たちがこの余白に色んなものを
置き散らかしていくことになります。

いつも使うものを
いちいち自分の部屋に片付けるのって面倒臭いし、
ましてや自分の部屋が2階だとしたら
なおのこと置きっぱなしにしちゃいますよね。

以上の理由から、闇雲に広げるのではなく
ちょうどいい広さでつくるのが
一番良いと思っている次第であります。
経験から申し上げると、16帖という広さが
最もちょうどいい広さではないでしょうか。

人は余白があると埋めたくなるという
性質を備え持っているため、
仮にLDKを広げ過ぎたせいで
1階に充分な収納が取れなかった場合、
せっかくの広々リビングの周辺に
チェストや収納家具を置いていくことになり、
そのせいで部屋が狭く感じることになってしまうだけですしね。

要するに、更なる出費をすることによって
空間を狭くしようとするという
非合理的な行動をするというわけですね。

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✔️家事室ってホントに必要?

そしてもう1つ、
コストを上げる原因となるため
つくらなくていいかなと思っているスペースが
この「家事室」です。

だって、せっかく子供たちの様子が見えるところで
家事をすることが出来る間取りになっているのに、
わざわざ分離した部屋で家事をこなす
必要なんてないと思いません?

確かにリビングダイニングを
いつもキレイに保ちたいとか、
出来るだけ生活感を出したくない
という気持ちはよく分かります。
また、家事動線をさらに短縮し、
より合理的に家事をこなしたい
という気持ちもよく分かります。

しかし、仮にこのスペースを3帖でつくったとしたら、
それだけで家の価格が100万円ほど高くなってしまいます。
また、このスペースで快適に家事をするために
この部屋にも冷暖房を設置するとなれば、
さらに出費が増えることになります。

なので、これから家を建てる方は、
「コスト」という観点にも目を向け
不用意に面積が広がらないように意識しながら
家づくりをしていただければと思います。

現在は、以前に比べて家の価格が高くなっているし、
原油次第で今後さらに価格が上がることも充分考えられますしね。

【おうちづくりコラム】家づくりの一丁目一番地

家づくりの資金計画では、
土地取得費+建築費+外構費+別途経費=自己資金+借入金、
この計算式の左右のバランスを整えていくわけですが、
左から計算を進めていくのと右から計算を進めていくのでは、
家づくりの進め方や建てた後の暮らしに違いが生じます。

結論から申し上げると、
左から計算を進めていけば
土地にせよ家にせよ理想に近い状況を実現しやすい反面
資金面に皺寄せが来やすいのに対し、
右から計算を進めていけば
資金面を優先することになるため、
土地にせよ家にせよ
厳しい現実を目の当たりにしやすくなるというわけですね。

もちろんこれは自己資金や所得、
土地のあるなしによって異なるため、
一概には言えないのですが、
ほとんど自己資金を入れない状態で
土地から買って家を建てる方には
「家づくりで最も大事なことだ」
と言っても過言ではないと思うので、
どうぞ最後までお付き合いいただければと思います。

では、分かりやすく
リアルに具体的な数字を挙げながら
その違いを説明していきますね。

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✔️左から計算を進めていった場合

例えば、住みたいエリアの
土地相場が1000万円だとして、
建てたい家の大きさが40坪ぐらいだとしたら
家の総額は3000万円ぐらいになるのですが、
これに外構費用として200万円、
地盤改良費として100万円、
それ以外に必要な経費として200万円、
が別途でかかるとしたら
家づくりの総予算は4500万円となります。

そして出せる自己資金が300万円だとしたら
4200万円を銀行から借りることになるのですが、
これをボーナス払いなしで借りる場合、
0.7%の固定金利選択型の場合なら
毎月の返済額が112,778円で、
1.4%の固定金利型の場合なら
毎月の返済額が126,550円となります。

つまり、これから35年という長期間
どんなことがあってもこの金額を
銀行に返し続けないといけないというわけなのですが、
果たしてこれは現実的な話なのでしょうか。

仮に夫の収入が400万円だとしたら
手取りの半分がローン返済で飛んでいくことになるし、
500万円あったとしても
手取りの40%以上がローン返済で飛んでいくことになるし、
600万円もあったとしても
手取りの33%ぐらいがローン返済で飛んでいくことに
なりますからね。

問答無用で奥さんは
働き続けないといけないですよね。

おそらく今後は、
所得が上がるどころか下がる可能性の方が高いし、
倒産やクビになるリスクもゼロではないし、
それ以外にも健康的リスクもあれば、
親の介護問題なども可能性としては
全くないわけではありませんからね。

そんなわけで個人的には
左から進めていくやり方ではなく、
資金面を大切にする右から進めていくやり方を
オススメしているというわけです。

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✔️右から進めていった場合

右から進めていった場合、
先程お伝えした300万円の自己資金に
無理のない返済額から
逆算した借入金を合わせた額で、
家づくりの計画を立てていきます。

仮に毎月の返済額を
8.5万円までに抑えたくて、
かつ固定金利にしたいのであれば、
借入額は2900万円が上限となるので、
合計3200万円で土地・家・外構の
予算振り分けを行なっていくという感じですね。

となれば、
別途経費と地盤改良を合わせた
300万円は同じようにかかるので、
残りの2900万円で
予算の振り分けを行うのですが、
この場合弊社であれば、
外構工事は「土地の坪数×1万円」で計算するので
土地面積を50坪にするなら50万円にし、
残りの2850万円でどんな家を建て、どこで土地を買うか
を相談していくという流れをとっています。

具体的には、仮に家の予算を2300万円にするなら、
土地予算が550万円となりますが、
この場合2300万円という予算をなるだけ超えないように
間取りのヒアリングをさせていただくし、
550万円という予算の中でまずは土地を探すようにしている
といった感じでしょうか。

もちろん、土地予算も建築予算も
ずいぶんと厳しいものになるので、
やりたいことを厳選していただくことになる可能性は
高くなってしまうかもれません。
いや、おそらくそうなるでしょう。

しかし、今後35年もの間ずっと
毎月の可処分所得が3〜4万円も違うとなれば、
かなり違ってくるのではないでしょうか。

オススメはその浮いた資金を
積立投資に回していただくことですが、
右から計算して家づくりを行いつつ
積立投資を35年間し続けた方と、
左から計算して家づくりを行い
積立投資をしなかった方とでは、
35年後には5000万円以上
保有資産に差が生じているかもしれません。

なので、この違いをご理解いただき、
暮らしの豊かさと経済的な豊かさのバランスが取れた
家づくりをしていただけたらと思います。

【おうちづくりコラム】品質とコストのバランスがいい家づくり

品質を落とすことなく
家のコストを圧縮する最良の方法が
面積を小さくすることですが、
とはいえ、家が小さくなれば
生活に何かと支障が出るんじゃないか
という不安が頭の中を襲ってくるため、
ただ単に聞いただけでは
どうしても拒否反応が出てしまうのが
ほとんどの方の本音だと思います。

ゆえ、今回はその誤解を解くべく
その具体的な手段について
お伝えしていきたいと思います。

いくつかの合わせ技によって
面積を縮めていくのですが、
なにも必ず全てを採用してくださいという話ではなく、
あくまでコストカットの手段を
知っておいてもらいたいだけなので、
その点を勘違いせず最後まで
お付き合いいただければ幸いです。

ちなみに巷では
35~40坪ぐらいの大きさが
一般的な面積だと言われていますが、
この考え方を知ると、
30坪以上の家になることは
ほぼゼロに等しくなるかと思います。

まずお伝えしたいことが、
面積をカットするにあたって
基本中の基本となる考え方です。

おそらく多くの方が
逆のイメージをお持ちであるため
意外だと感じられるかもしれませんが、
これは面積をカットするための
一丁目一番地みたいなものだと
思っていただいて支障ないかと思います。

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✔️平屋にすること

なぜ平屋にすると面積がカット出来るのか?
これにはいくつかの理由があります。

1つ目が「階段」がなくなることです。
これは当たり前のことですが、
2階建ての家では階段が上下階合わせて2坪あるため、
まずはこれが必要なくなるというわけですね。

2つ目は「トイレ」が基本1つだけで良くなることです。
2階建てで部屋が全て2階にある場合は、
夜中にいちいち1階まで下りるのは面倒くさいため、
どうしても2階にも設置したくなりますからね。

3つ目が「廊下」をほぼゼロにしやすいことです。
これは平屋にしたら絶対になくなるのか
というと決してそうではなく、
もちろんなくなるような設計をしないといけないんですけどね。

ただ一つ言えるのは、
高断熱・高気密化している今の家は
冷暖房効果を最大化するためにも
極力廊下をゼロにした方が良いということです。

理由は、廊下はペアガラスの空気層と同じように、
廊下そのものが空気を遮断する
断熱材のような役割を果たしてしまうからですね。

4つ目が「たまにしか使わないような部屋」が
いらなくなることです。

理由は、2階建ての場合、
1階にはリビングとは別にもう1つ部屋がないと
子供が小さいうちは何かと不便だし、
老後のことを考えると
1階に部屋がないと困るような気がするのに対し、
平屋にすると、
寝室も子供部屋も収納も全てが1階にあるため、
そんな心配がなくなるからです。

親御さんが泊まりに来た時も、
まだ完全に使っていない子供部屋で寝てもらえばそれで済むし、
あるいは、たまにならリビングに布団を敷いて
寝てもらえばいいわけですしね。

以上の4点が平屋にすることによって
縮められる要素というわけですね。
もちろん、別段生活になんの支障もなく。

おそらくこれらを合わせると、
7坪前後は家を縮められるのではないでしょうか。

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✔️適度な広さが一番

そして、次なる選択肢としては「部屋の広さ」です。
例えば、寝室。
あなたはここに一体何を置く予定でしょうか?
ダブルベッドを2台?
それともシングルベッドとダブルベッド?
それともベッドは置かずマットレス?

寝室の広さは、
そこに置く予定のものの大きさに依存することになります。
ゆえ、何を置くのかを明確にすれば
自ずと適切な広さが見えてくるんですよね。

今は昔のようにドレッサーやタンスを部屋に置かないし、
テレビも置かないでしょうし(置いても薄型なので場所を取りませんよね)
隣接して巨大なウォークインクローゼットがあるでしょうから、
そもそも部屋に何も置かないでしょうしね。
その上、ただ寝るだけの部屋ですしね。

そして、部屋の広さに関しては子供部屋も然りです。
スマホが普及したこともあってか、
今の子供たちは部屋に篭りっきりにならず
寝る寸前までリビングで過ごすことが多いし、
広くつくればつくるほど部屋に荷物が増えやすい原因となるし、
なにより子供たちは、そのうち家から出ていって
それっきり帰ってこない可能性が高いですからね。

そんなわけで、
部屋の広さも大手ハウスメーカーのモデルハウスのように
余白だらけの贅沢スペースにする必要なんて
一切ないというわけですね。
もちろん、資金的にゆとりがあるなら
縮めていただく必要もない場所でもあるんですけどね。

いかがでしたか?
仮に全てを受け入れていただき
面積を最大限カットしたとしても、
別段支障が起こりそうな感じは
なかったのではないでしょうか?

というわけで、
前回の記事も含めて、
家づくりの大切な知識として
持っておいてもらえたらと思います。

家が小さくなれば、
その分、土地も小さく出来ますしね。

【おうちづくりコラム】引き算を覚える

家づくりにかける費用を圧縮するためには、
土地や外構の費用を圧縮すると共に、
家の費用も圧縮しなければいけません。

しかし、家の費用の圧縮は、
以下の3つの理由から以前に比べて難しくなっています。

1つ目が、建てる家の基準が
以前に比べて格段に上がったこと。
つまり、耐震や断熱などの基準が上がったことによって
建築コストが上がったということですね。

2つ目は、脱炭素&戦争による原油高にともなって
原材料費が高騰してしまったことです。
かつ、おそらく建築費はさらに高騰し、
かつ高止まりするのではないか?
と言われています。

そして厄介なのがこの3つ目。
SNSの普及によって
欲求に歯止めが効きにくくなったことです。
なんせキラキラ投稿が主体であるインスタグラムには、
憧れのアイデアが無数に投稿されているわけですからね。

そんなわけで現在の建築事情としては、
コストを下げるどころか
逆に以前に比べてだいぶとコストが上がってしまっている
というわけですね。

ゆえ、弊社では
このプラス地獄の中から抜け出すために、
マイナス手段をお伝えすることで
不用意な建築コストの上昇を防いでいるわけですが、
その手段は大きく2つのカテゴリーに分かれます。

1つが、部材点数を減らすこと。
そしてもう1つが家の面積を減らすことです。

もちろん、後者を実現すれば
必然的に部材点数は減るので、
後者は前者の意味も含んでいるのですが、
ここでお伝えする前者は面積とは関係のない部材なので、
あえて分けてお伝えさせていただくことにします。
では今回は、前者について。

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✔️無意識に増やしてしまう2つの部材

家という買い物は、
他の買い物と違って
1つ1つの商品に値札がつけられていません。
ゆえ、価格を意識することなく知らず知らずの間に
コストがアップする言葉をたくさん発してしまいます。

例えば、家の中のドアの本数です。
一般的に使用されている
高さが2mのドアなら約3万円、
弊社が標準で使用している
高さが2.4mのドアなら約4万円が
ドア1枚あたりに必要なのですが、
設計の段階でこの価格を知っている方は
まずいないと思います。

ゆえ、至る所に収納をつくっては
その全ての箇所にドアを設置していこうとします。

また、収納を通り抜ける動線が
今や当たり前となりつつありますが、
通り抜けるということは
入口と出口が別々になるということなので、
必然的にドアの本数は増えることになります。

さらに、家の中に廊下が多くなれば、
これもまたドアを増やす原因となります。
部屋から部屋へと移動するのに、
一旦廊下に出るとなれば、
その分ドアが余分に必要となるからです。

そんなわけで、
知らない間にドアがたくさん出来、
結果、コストを押し上げてしまうというわけですね。

イメージとしては、
1本あたりのコストが高いハイドアを
数を抑えながら設置したお家と、
1本あたりのコストが安い普通のドアを
数を意識することなく設置したお家では、
全然コストが違うという感じですね。

一例を挙げると、
4万円×10本=40万円(ハイドア)
3万円×20本=60万円(普通のドア)
という感じですね。

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そして、ドア同様に
無意識に増やしてしまうもう1つの部材が窓です。

窓が少ないと暗い気がするし、
風通しも悪そうな気がするからです。
また、それに加えて、
親や知人といった周りの人たちが
窓はたくさんつくるように
アドバイスをしてくれるからです。

しかし、実際のところは、
家の明るさは窓の多さに比例しません。
なぜなら、どれだけ窓をつくっても、
ほとんどの家がカーテンによって
光を遮断してしまっているからです。

ゆえ、本質的には
光を遮断しない窓をつくることの方が
よっぽど大事だったりするんですよね。
闇雲に窓をたくさんつくるのではなく。

で、カーテンがいらない窓を中心につくることが出来れば、
窓そのものの本数を格段に減らすことも出来るし、
カーテンという部材までも同時にカットすることが出来ます。

おまけに窓が減れば、
耐震性もアップするし、断熱性もアップするし、
家具のレイアウトの自由度も上がるし、
コンセントの数も増やせるし、
窓掃除の手間も減るし、戸締りの心配も減るし、
外壁も汚れも減るし、収納もより多くつくれるし、
と良いことだらけですしね。
カーテン掃除もしなくて良いですしね。

そんなわけで、
間取りを考える時には、
ドアと同様に窓についても
真剣に考えていただけたらと思います。

おそらく窓のコストだけで2~30万円、
カーテンまで入れると合計5~60万円ぐらい、
それに加えてシャッターも必要なくなれば、
さらに2~30万円ぐらいコストが圧縮出来るし、
先程のドアも加えるとさらに2~30万円ほど、
つまり合計100万円ほど
コストが変わってくるかもしれないので、
ぜひ意識しながら家づくりを行ってみてください!

では、次回は面積カットについて
具体的にお伝えしていきたいと思います。