【おうちづくりコラム】家の予算が自然と上がる暗黙のルール

家を建てる人の約7割が、
土地を買わなければいけないと言われているのですが、
そうなれば必然的に銀行からの借入額が大きくなります。
 
そして、出来るだけ長い期間で
住宅ローンを借りることになるのですが、
この時やってはいけないことは、
現在の家賃との差を埋めるべく、
単純に安い金利を選ぶことで
返済負担を下げようとすることです。
 
住宅ローンは返済期間が長くなればなるほど
元本の減りが遅くなるため、
よほど貯金をしていない限り、
途中で金利が上がると一気に返済負担が上がるからです。
 
それゆえ、土地から買って家を建てる場合、
固定金利を選んだ場合でも
返済負担がなるべく上がらないように
家づくりの計画を立てるべき、なんですよね。
 
では、固定金利を選びつつも
返済負担が上がらないようにするためには、
どのように家づくりをすべきなのか?
 
結論から申し上げると、
家づくりのコストを上げる原因となる
・家は最低35坪欲しい
・土地は南向きじゃないとダメだ
・土地は少しでも広く買いたい
この3つの考え方を取り除くことが鍵になります。
では、その理由について1つ1つ説明していきたいと思います。
 
✔︎危険な暗黙のルール

23252089.jpg
 
家づくりでは、
そうしなければいけないわけでもないのに
知らず知らずの間にこうだと
決めつけてしまっていることがたくさんあります。

「家=2階建」や「子供部屋=2階」、「部屋=南」や「水回り=北」
という暗黙のルール的なやつです。
そして、この暗黙のルールの1つが
「家は最低35坪欲しい」ということです。
 
おそらく足を運んだモデルハウスや完成見学会などで
「いいな」と思った家の多くが35坪以上広さがあったからか、
あるいは、それぐらいは必要だと住宅会社から言われたからか、
その理由は定かではありませんが、
理由はさておき、この考え方が危険な理由は一体何なのでしょうか。
 
✔︎ほぼ合致しない予算と要望

25462931_s.jpg

それはいざ資金計画をしてみると、
多くの方がその大きさの家が建てられるだけの予算を
家に回すことが出来ないからです。
つまり、その大きさの家を建てるとなると、
ほぼ確実に予算オーバーしてしまうということですね。
 
例えば、35坪の家を建てるとなると、
税込2,500万円かかるとしましょう。
一方で資金計画をした結果、
毎月、返済していける金額が80,000円で
そこから逆算したローン額が3,000万円、
それに自己資金として出せる300万円を足して
総予算が3,300万円として、
家以外の費用に1,200万円必要だとしたら、
家に掛けられる予算は2,100万円となります。
 
となると、
35坪という広さにこだわって家を建てるとなれば、
単純に400万円資金が足りないため、
この不足分を何らかの形で補わないといけなくなります。
 
銀行から借り入れを増やすとか、
貯金をギリギリまで切り崩すとか、
親から助けてもらうなどの手段によって、です。
 
そして借り入れを増やすという選択をすると、
毎月の返済負担が大幅に上がってしまうことになり、
家計にゆとりがなくなる大きな原因となります。
 
ゆえ、この場合最も良い選択は、
2,100万円という予算で建てられる家にすることです。
たとえそれが30坪にも満たない家になるとしても、です。
 
とはいえ、やはり30坪未満と聞くと
「ちょっと小さ過ぎるのでは?」と思ってしまいますよね。
 
なので、次回は間取りのつくり方によっては
28坪の家でも35坪の家よりも使いやすく、
より住みやすくなるということについて
お伝えしていきたいと思います。

【おうちづくりコラム】変動・固定の向き不向き

変動金利と固定金利ではどっちが得なのか
というご質問を受けることがあるのですが、
正直な話、その結果は終わってみるまで分かりません。
 
しかし、住宅ローンを選ぶにあたり
自分にとっての向き不向きは知っておいた方がいいと思うので、
今回はそれに関して個人的な見解を述べていきたいと思います。
 
では、まずは変動金利を選んでもいい方から
お伝えしていきたいと思います。
ちなみに「でもいい方」という言い方で
分かった方もいらっしゃるかもしれませんが、
僕自身は基本的に固定金利を選んだほうがいいと思っています。
理由は、説明の途中にお話ししたいと思うので、
そのまま読み進めてください。
 
✔︎土地があり、かつ自己資金が多い方
 
25503607_s.jpg

ズバリ自分自身が変動金利を選んでもいいと思っている方は、
これに該当する方のみです。
つまり、実家に土地があるか、
あるいは土地を親が買ってくれるため、
自らのお金で土地を買う必要がない人であり、
かつ、たくさん貯金があり親からも援助がもらえる方です。
 
理由は簡単で、
借入が少なくなれば返済期間を短くすることが出来、
後々金利が上がったとしても
返済負担が急激に上がらないからです。
 
具体的にはこんな感じです。
土地代0円、建築代2,500万円、
外構工事費100万円、諸経費200万円、合計2,800万円、
貯金500万円、親からの援助500万円、借入1,800万円、
という感じですね。
 
この場合、返済を20年で設定しても
月々の返済は79,609円となるため、
今の家賃と同水準ぐらいという方も多いのではないでしょうか?
(10年固定の0.6%として試算)
 
また、10年固定の住宅ローンは
10年後確実に金利が上がるのですが、
仮にそうなったとしても返済負担はさして上がりません。
10年後には元本が半分ぐらいまで減っているからです。
 
そんなわけで、土地がありかつ自己資金が多い方は
変動金利を選んでもいいと思っている次第であります。
 
✔︎返済期間は短い方がいいのか?

25288666_s.jpg

とはいえ、僕自身はこのような方でも
20年返済ではなく35年返済にすることを推奨しています。
理由は、35年返済にすると返済金額が47,525円となり、
浮いた32,084円を貯金や積立投資に回すことが出来るからです。
 
また、住宅ローンには団体信用生命保険という
掛け捨ての定期保険がかかっているため、
わざわざ早く返済してその保証を外すこともないというのも
返済を短くする必要がないと思っている理由です。
おそらく私たちは70歳や75歳まで働くのが普通になるでしょうしね。
 
さらに、家を建てると
住宅ローン控除によって払った所得税や住民税を
国から当初の13年間返してもらえる制度があるのですが、
借入残額が多いほどより多くのお金を返してもらえるので、
この観点からも返済を短くする必要はないとも言えます。
 
以上のような理由から、
僕自身は返済期間も短くする必要はないと思っているのですが、
投資に抵抗があるとか、ローンがある状態が嫌だ
という方もあると思うので、
あくまで自由に選んでいただけたらと思います。
 
✔︎土地を買い、自己資金が少ない方
 
では、続いて固定金利を選んだ方がいい方ですが、
こちらに関しては先程の真逆の方です。
つまり、土地も自分で買わないといけない、
かつ、親からの援助もなく(少なく)、
貯金もない(少ない)という方ですね。
この場合、どうしても借入金額が大きくなってしまいますからね。
 
少なくても3,000万円、多いと4,000万円オーバー
という方も決して少なくないのではないでしょうか。 
ゆえ、固定一択の方には借入金額が少しでも減るように
家づくりをしていただきたいと考えています。
 
3,500万円を1.2%の金利で借りた場合、
102,096円も毎月返済しなければいけないし、
4,000万円ともなると116,681円も
毎月返済しなければいけませんからね。

ゆえ、後者の方には家づくりの予算を
少しでも抑える努力をすることを推奨しているのですが、
その具体的なやり方については
次回の太陽光発電の話の後に
数回にわたってしていきたいと思っているので、
ぜひ次回以降もご覧いただければと思います。

【おうちづくりコラム】住宅ローン選びで大事な2つのコト

家を建てるとなれば、
ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思いますが、
この住宅ローン金利は高いより
安いに越したことはありませんよね。
 
仮に3,000万円借りるとした場合、
0.6%という金利で貸してくれるのと
1.2%という金利で貸してくれるのとでは、
毎月の返済が8,302円も違うし、
利息を35年トータルすると3,486,840円も違いますからね。
 
そんなわけで、多くの方があっさりと
安い金利を選んでしまうのですが、
果たしてホントに金利は安い方がいいのでしょうか?
そこに落とし穴はないのでしょうか?
 
では、今回は貯金・保険の話に引き続き、
住宅ローンのコトについてお伝えしていきたいと思います。
 
✔︎理解しておくコトはたった2つだけ

25844091_s.jpg
 
住宅ローンで知っておくべきコトはたった2つだけ。
1つが住宅ローンの種類とそのメリットとデメリット。
そしてもう1つがそれを踏まえた上で
あなたがどれに向いているのかということです。
 
まず住宅ローンの種類ですが、大きく分けると
「変動金利」と「固定金利」のたった2つしかありません。
 
変動金利とは、文字どおり途中で金利が変動するローンで、
固定金利はその逆で最後まで金利が変わらないローンです。
「フラット35」という住宅ローンが固定の代表的な商品ですね。
 
ちなみに、●●銀行や●●銀行といった
地方銀行が取り扱っている変動金利の住宅ローンは、
「3年固定」とか「10年固定」とパンフレットに書かれているため、
固定と誤解しそうになるのですが、
変動金利なので間違えないようにしてください。
 
では、まずは「変動金利」について
分かりやすく説明していきますね。
先程の3年固定や10年固定ですね。
 
これらの最大のメリットは、
固定金利よりも金利が安いということです。
つまり、冒頭でもお伝えした通り、
同じ金額を借りるとしたら
毎月の返済が安くなるというわけですね。
 
そして、返済が終わるまでずっと
固定よりも金利が安い状態が続いた場合、
固定に比べて圧倒的に利息が少なく済むことになります。
しかし、そう上手くいくかどうかが誰にも分からないのが
変動金利の怖いところでありデメリットでもあります。
 
過去にバブルがはじけて以来、
日本はずっとデフレが続き物価が上昇せず、
金利も低い水準を推移しているので、
もしかしたら、35年後も変わらず
こんな状態かもしれないのですが、
とはいえ、これから先のことなんて
誰にも予測出来ませんからね。

23443790_s.jpg
 
また、変動金利で知っておかないといけないことが、
3年や10年という固定期間が終わる時、
金利が上がるということです。
 
それゆえ、変動金利を選ぶ場合、
その期間が満了する時に銀行と金利の交渉をするか、
あるいは他の銀行に借り換えるか、
あるいは繰上げ返済をすることで返済負担が増えないようにする、
のいずれかを選択しなければいけません。
 
ざっと言うとこれらが変動金利の特徴です。
あとは、銀行によって設定されている金利が微妙に違うこと、
交渉やその人の属性(仕事・会社・収入など)によって
金利が違ってくるといったところでしょうか。
 
では、続いて「固定金利」について。
固定金利に関しては変動金利より金利が高く設定されていて、
かつ、変動金利のように人によっては金利が安くなる
ということは基本ありません。
それゆえ、パンフレットやネットに
記載されている金利がそのまま適用になるという感じです。
 
また、固定金利を選ぶ場合、
融資手数料という手数料がどの銀行でも余分に発生するのですが、
この手数料は変動金利には存在しないので、
この分、家そのものに掛けられる費用が減ってしまうというのも
固定金利のデメリットとなります。
 
要するに、固定金利を選ぶ場合、
変動金利に比べて
家そのものに掛けられる予算が減るにもかかわらず、
返済額は大きくなってしまうというわけですね。
そして、その変わり返済額はずっと一定となるため、
安心感があるという感じですね。
これが固定金利の特徴です。
 
いかがでしたか?
住宅ローンは大きく分けるとこの2つしかないのですが、
自分はどっちが向いているか
なんとなくお分かりいただけましたか?
 
では、次回は変動を選んだ方がいい人
固定を選んだ方がいい人について
個人的な見解を述べていきたいと思います。

【おうちづくりコラム】家を建てるタイミングで生命保険を見直すべき理由

家を建てるにあたり銀行からお金を借りるとしたら
団体信用生命保険という
掛け捨ての定期保険に加入することになるため、
現在入っている生命保険を必ず見直すべきだと思います。
 
また、生命保険の仲間には
医療保険や学資保険などがありますが、
これらも家を建てると同時に見直すことをオススメしています。
 
そもそも学資保険は、
以前のように掛け金以上にお金が増えることも
なくなってしまいましたしね。
ま、今の日本の金利水準を見る限り、
当たり前と言えば当たり前のことなんですけどね。
 
では、その理由について
もう少し詳しくお伝えしていきたいと思います。
まずは生命保険からです。

22024186_s.jpg
 
✔︎保険はお金が増えるのか?
 
生命保険には、
「定期保険」「養老保険」「終身保険」の3つがあり、
後者2つは死亡保障と同時に貯蓄機能を備えているのですが、
もしもの時の保障に備えつつ、
ほぼノーリスクでお金が増えるという魅力に惹きつけられ、
銀行にお金を預けるぐらいならこっちの方がいいなと思い、
加入している人も決して少なくないのではないでしょうか?
 
確かにこれらの保険は
中長期的に保険料を払い続けていくことによって
それなりにお金は増えるので、
銀行に預金するよりは良いとは思うのですが、
正味の話をすると、
自分自身で積立投資を長期的にしていった方が、
比べものにならないぐらいお金が増えていくので
確実に保険よりも積立投資を優先すべきだと思います。
 
とはいえ、積立投資の商品には
保険のように死亡保障がついていないし
リスクもゼロではないので、
それも考慮したら保険の方がいいじゃないの?と思ってしまいますよね・・
 
✔︎死亡保障はそこまで必要ない?
 
しかし、実際のところ、そこまで死亡保障を手厚くする必要はありません。
債務者にもしものことが起こった時、
ローンが全額返済される掛け捨ての保険に
住宅ローンを申し込むと同時に加入するからです。
 
仮にご主人が単独名義でローンを借りた数年後、
不幸にも亡くなってしまったとしましょう。
 
この場合、あなたのご主人の給料は全くなくなってしまいますが、
逆に必要じゃなくなる費用もたくさん出来ます。
 
まずは住宅ローンの返済です。
そして、ご主人に掛けていた保険も全ていらなくなるし、
車の維持費もいらなくなります。
また、携帯代や食費、雑費、交際費、
小遣いといった費用も全ていらなくなります。
さらに、これに加えて、遺族には国から年金が支給されることになります。
 
となると、おそらくトントンか
あるいは、今より家計に少しゆとりが生まれるかもしれません。
あるいは、あなたがガッツリ仕事をしているとしたら、
けっこうゆとりが生まれるのではないでしょうか。
 
さらに、お子さんが成長し大学に行きたいとなった時も、
最悪、その家を売却し実家に帰り親御さんと一緒に暮らせば、
その資金の多くを捻出してやれるでしょう。
 
そんなわけで、家を建てた瞬間に全ての保険を見直し、
なんならその多くを解約してもいいと思っている次第です。
 
あるいはもし入るとしたら、
子供たちが大学を卒業するまでの間、掛け捨ての定期保険に
ちょっとだけ入っているぐらいでいいのではないでしょうか。
もはや子供たちが仕事をやり始めた時点で、
もしもの時に備える必要なんてありませんからね。
  
✔︎医療保険が最小限でいい理由

25969489_s.jpg
 
医療保険に関しても、
国民健康保険が充実している
日本ではほぼ入る必要がないと思います。
治療費がわずか3割しかからないからです。

また、日本では国民健康保険さえきちんと払っていれば、
高額療養費制度が適用されるため、
大きな病気をしたとしても
それほど大きな治療費を請求されることがありません。
そのほとんどを国が負担してくれるからです。
 
そんなわけで基本的には医療保険にも入る必要がないし、
仮に入るとしても高額療養費でまかなえないものにだけ
入るぐらいでいいと思っている次第です。
  
以上を踏まえて、家を建てる機会に
今入っている生命保険をしっかりと見直し、
浮いた資金を積立投資に回すという
マインドに切り替えていただければと思います。
 
では次回は、家づくりでとっても大切な
住宅ローンについてお伝えしていきたいと思います。

【おうちづくりコラム】アップデートすべき8つの常識

✔︎貯金は定期預金でしている
✔︎生命保険にバッチリ入っている
✔︎住宅ローン金利は安いほど良い
✔︎太陽光発電はつけても無駄だ
✔︎家は35坪以上欲しい
✔︎土地は南向きじゃないとダメだ
✔︎土地は少しでも広く買いたい
✔︎投資は危険だから絶対にしない
 
この8つの項目は、
多くの方にとって当たり前になっていることかもしれませんが、
これら8つの全てか、あるいはその多くに該当するとしたら、
将来、苦しい生活になる可能性が高くなる
と言っても過言ではありません。
 
一方で、この8つ全てに該当しない方は、
家を建てた後もお金の不安なく暮らし続けられる
可能性がグンと高くなります。
 
というのも、これを知っているか知らないかで、
35年後に手元の残る資産が
数千万円違ってくるかもしれないからです。
 
そんなわけで、これから家を建てようと思っているあなたに
家を建てる前に絶対に知っておいた方がいいお話を
数回に渡ってしていきたいと思います。

25500155_s.jpg
 
まずは、貯金の選択肢を
銀行だけにしては絶対にダメですよ!
というお話からです。
 
現在の銀行の預金金利を
知っているかどうかにかかわらず
多くの方が薄々気付いている話かとは思いますが、
より「なるほどねー!」と思ってもらいやすいように
具体的に数字を挙げて説明していきますね。
 
✔︎定期預金っておトクなの?
 
定期預金はいつでもお金が引き出せない代わりに
普通預金より金利が高いのが特徴ですが、
問題点はその金利がかなり低いということです。
 
以前(と言っても数十年前)は数%もあった金利が、
今や10年定期ですらわずか0.01%ですからね。
 
では、これがどれくらい低いのか
計算していきたいと思います。
ということで手元に300万円があって、
これを全額10年の定期預金に入れると
仮定して計算してみましょう。
 
ホントは増えたお金に対しては
約20%の税金がかかるのですが、
計算を簡単にするために割愛させてもらいますね。
 
(1年目)
300万円×1.0001=300万300円
(2年目)
300万300円×1.0001=300万600円
(3年目)
300万600円×1.0001=300万900円
(4年目)
300万900円×1.0001=300万1200円
(5年目)
300万1200円×1.0001=300万1500円
(6年目)
300万1500円×1.0001=300万1800円
(7年目)
300万1800円×1.0001=300万2100円
(8年目)
300万2100円×1.0001=300万2400円
(9年目)
300万2400円×1.0001=300万2700円
(10年目)
300万2700円×1.0001=300万3000円
 
ねっ?
こうやって数字にしてみると
けっこう酷い数字だと思いませんか?
10年もの長い間ずっと寝かしておいて、
たったの3000円しか利息がつかないわけですからね。
 
他の銀行宛に3万円以上振り込んだら、
それだけで一発で2~3年分の金利が
吹っ飛んでしまうわけですしね。

25393346_s.jpg
 
ちなみに、余談ですが自分自身も積立投資の資金を
住信SBIネット銀行に振り込むことがあるのですが、
この場合、銀行から振り込むと880円も手数料を取られるので、
銀行からお金を引き出しては都度セブンイレブンに行って、
ATMから振り込むようにしています。
こうすれば手数料はいつも0円ですからね。
 
また、振込手数料とともに
気を付けておかないといけないのが時間外手数料です。
平日の18時以降とか休日に預金を引き出す時に
取られる手数料のことですね。
 
この手数料も110円とか220円かかるので、
一度やってしまっただけで、
利息がけっこう吹っ飛ぶことになります。
 
そんなこんなで、
お金を増やしたいと思っているなら
銀行には貯金していくべきではないし
銀行の使い方もよく考えた方がいいというわけです。
(毎月の支払いと突然の出費に備えて
普通預金口座に最低限のお金だけ
預金しておくところだと思ってください)
 
昔のように銀行にお金を預けておけば、
10年後には預金が2倍になっていたなんてことは
99.9%起こるわけがありませんからね。
 
では、預金は一体どこにしていけばいいのか?
 
生命保険に預けておけば、
保証という恩恵も受けながら中長期でお金が増えそうだから
終身保険や養老保険をうまく使って貯めていくのが正解なのか?
そのように保険会社から言われ、
保険を充実させている人も決して少なくないのではないでしょうか。

ということで、次回は
生命保険についてお伝えしていきたいと思います。

【喜多方市のお客様】地鎮祭を行いました!

先日、まだ寒い中、喜多方市のお客様の地鎮祭を行いました。
小さなお子さんを抱っこして参加いただきました。
誠にありがとうございました。

地鎮祭は、建築の安全祈願を願う儀式です。
その土地を守る氏神様に土地を使わせてください。という許可をもらい、
工事の安全を祈願するものです。

神主さんに来ていただくだけで、
ちょっと背筋が伸びるものですよね。
スタッフも我が家の地鎮祭のことは、よく覚えています。
雨が前日に降ってしまい、足元がベチャベチャの状態で...
神主さんの着物が汚れるので、段ボールの上に乗ってもらって
地鎮祭をしたのでした。
これもまた家づくりのいい思い出になりました。

工務店ですから、地鎮祭は何回も経験していますが、
お客様は初めての方がほとんどです。
分からないことがあったら、すぐこちらに聞いてください。
お客様もドキドキする瞬間だと思いますが、
こちらも家づくりのまさにスタートを切る瞬間!と感じています。
何回経験しても、ふんどしを締めなおさなければ!という気持ちになります。

さてどんなステキなお家が建つでしょうか!
時々ブログでご紹介致しますので、お楽しみに。

line_oa_chat_230307_153314_group_3.jpgline_oa_chat_230307_153314_group_2.jpgline_oa_chat_230307_153314_group_1.jpgline_oa_chat_230307_153314_group_0.jpg

【3/5(日)家づくりセミナー】無事終了しました!

【3/5(日)家づくりセミナー】
「家づくりで絶対にやってはいけない10のコト」ですが、
喜多方プラザにて、無事終了しました!
当日は、お天気もよく気持ちのいい天気に恵まれました。

今回は、20代~40代までのお客様に足を運んで頂きました!
大変ありがとうございます。

今回は、シンプルノートの運営局から
セミナー講師として笹川さんに来ていただきました。

「家づくりで絶対にやってはいけない10のコト」について、
分かりやすく、スライドを使って講演をしていただきました。
スライドも画像やイラストを交えながら、
また、質問を投げかけながら、
全く飽きることなく時間が進んでいきました。

途中、休憩をはさんで
充実した内容のセミナーは終了しました。
スタッフも聞いていましたが、声のトーンも聞きやすく
内容が入ってくると感じました。
スタッフが家を建てる前に聞きたかった...と思ってしまうくらいです(笑)

セミナー終了後は、お客様から質問を頂いたり、
こちらからお客様のお話を聞く機会もあったので、
お互い有意義な時間となりました。

何人かのお客様は、後日個別の相談会をご予約してお帰りになりました。
やはり詳しいお話は、ゆっくり個別にお話を聞くようにしています。

個別相談会は、会社の事務所で行いますので、
緊張する環境ではなく、ゆったりとした感じでやっていますので安心ください。

無垢人へのお問い合わせはこちらから

line_oa_chat_230307_153133_group_1.jpg
line_oa_chat_230307_153133_group_0.jpg

【おうちづくりコラム】住宅ローンよりも恐ろしい電気料金

個人的には、家を建てる時
太陽光発電を設置した方がいいと思っているのですが、
10年前に比べて随分と買取金額が下がったことから、
設置しても採算が合わないという理由で
後ろ向きな方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
 
また、10年もしたら発電が悪くなるとか、
廃棄処分料がベらぼうに高いとか、
廃棄が環境に悪いという話を人から聞かされたことで、
設置に後ろ向きになっている方もいらっしゃることと思います。
 
しかし、仮にあなたがこれらを理由として設置せず、
結果的に35年後手元に残るお金が設置した人より
400万円以上少なくなってしまう可能性が高いとしたら、
一体どちらの選択をされるでしょうか?
 
というわけで、今回は賛否両論ある太陽光発電について
お伝えしていきたいと思います。

571290_s.jpg
  
✔︎電気代が高くなっている2つの理由
 
太陽光発電を設置した方がいい理由は、
ズバリ電気代が高くなっているからと、
今後さらに高くなっていく可能性が高いからです。
 
電気代が高くなっている理由は、
1つが売電金額の原資となるお金を電気代に加算して
国民全員が払わされているからです。
電気料金の明細をご確認いただくと分かりますが、
「再生可能エネルギー賦課金」と書かれている項目ですね。
 
そして、この賦課金は
売電制度が始まって以来毎年値上がりし続けていて、
電気使用量が多い家庭では、
実は月3,000円~4,000円も電気代にプラスして
この賦課金を払っています。
 
2つ目の理由は、そもそもの電気料金自体が
どんどん高くなっていっているからです。
 
なんせ、現在の東北電力の基本料金は
オール電化住宅でも10kVA1,980円もするし、
それに加えて夜間料金(23時~7時)の単価も
10年前に比べて3倍ぐらい上がっていますしね。
 
この理由は、ザックリ言うと
発電コストが安い原発が東日本大震災をきっかけに
停止になってしまったからなのですが、
加速する脱炭素の流れからすると、
電気代はさらに高くなっていくと
考えた方がいいのではないでしょうか。
 
脱炭素の目標を実現するためには、
火力発電の比率を大幅に減らし、
再生可能エネルギーの比率を
増やしていくことになるのですが、
なんせ再生可能エネルギーは
発電コストが火力発電より高いからです。
 
では、仮に今後電気料金が毎年3%ずつ
上がっていってしまうとしたら一体どうなるのか?

恐ろしいことに24年後には電気料金が2倍になります。
「いやいや、さすがにそれは絶対にありえないでしょ!」
と思った方もいらっしゃると思いますが、
リアルにそれぐらいの比率で
電気代が上がっていっているのが現実です。
 
そんなわけで、太陽光発電は
高騰していく電気を電力会社から買わないようにするために
設置しなければいけないというわけですね。

25408796_s.jpg
 
✔︎省エネ住宅だけでは無意味
 
巷では、省エネルギー性を高めることによって
電気料金を抑えるという提案が普及してきていますが、
実は、家の性能を高めただけでは、
電気代はほとんど安くなりません。
 
家庭に占める電気使用量の中で、
エアコンをはじめとした冷暖房機器が占める割合は、
わずか10%にも満たないからです。
 
つまり、仮に電気代が毎月平均15,000円だとしたら
そもそも冷暖房機器には
わずか1,500円しかかかってないということですね。
 
ゆえ、断熱を強化しこの電気代が20%カット出来たとしても、
それこそ採算が合わないのではないでしょうか。
毎月に換算すると300円の節約効果。
これが60年続くとして216,000円の節約効果ですが、
断熱強化にはこれ以上のコストが確実にかかるはずですからね。
 
そんなわけで、省エネ住宅は快適な住まいにはしてくれるものの、
決して電気代を安くする家ではないということを、
覚えておいてもらえたらと思います。
かつ、高騰する電気代を抑えるためには
太陽光発電の設置が必須であることも覚えてもらえたらと思います。
 
太陽光発電だと冷暖房機器はもちろん、
給湯器や冷蔵庫、照明、テレビといった
全ての電気をまかなうことが出来ますからね。
  
もちろん、設置方法や載せるパネルの品質、
そして建てる家によって享受できる経済効果の恩恵はバラバラですが、
まずは太陽光に対する偏った見方だけは頭の中から取り除いてください。
 
太陽光パネル自体の保証も25年もあるし、
パワコンの保証も15年もあり、
たった1年しか保証がない食洗機やIHクッキングヒーターなどの
電気製品とは比べものにならないぐらい手厚い保証が付いていますしね。

「株式会社 無垢人」誕生!

ニュースでもお知らせしましたが、
個人事業としての鈴木建築を解消し、
「株式会社 無垢人」を設立致しました。

このように株式会社化させて頂いたのも、
可愛がってくださっている皆様のおかげです。

今まで携わってきました
お家のリフォームや新築工事など多くの方々に
この場を借りて、感謝の気持ちをお伝えします。

「株式会社 無垢人」を可愛がってくださっている皆々様へ
いつも本当にありがとうございます!
感謝の気持ちでいっぱいです。
名前は変わりますが、変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い致します。
これからも改めて宜しくお願い致します。

先日、嬉しいニュースを報告できるかも?と予告していましたが、
嬉しいニュースとは会社化のご報告でした!
これからも嬉しいニュースや、
ハッピーになれる良いニュースを
バンバンお知らせできたら...と思います!

名称未設定 (15).jpeg

本日は、株式会社 無垢人の記念すべき日ですが、
県立高校の卒業式ですね!
高校生の皆様、高校生の親御さんの皆様、
ご卒業おめでとうございます。
これからの未来を楽しみにしています!

若いってそれだけで財産ですよね、と遠い目をしているスタッフでした。
もう何でも楽しくて新鮮な時期なので、
何でもなれそうな無敵な感じが羨ましいです。

新社会人、大学入学など変化がたくさんの時期ですが、
私たちも負けずに成長しますので、
お互いに成長していきましょう!