もうすぐ春ですね♪

2月も今日で終わり、いよいよ3月になります。
朝はマイナスの気温で寒かったですが、
日中は春の陽気になりそうですね。

3/13~マスク着用についてですが、
個人の判断に委ねられることになりました。
スタッフの子どもたちの卒業式のプリントにも、
卒業生はマスク着用なしとしっかり書かれていたり。
いよいよマスクも自由化か...と思うことが多くなりました。
鈴木建築でのマスク着用についてですが、
これからもマスク着用は続けていきます。
どうぞよろしくお願い致します。

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3月は、別れや卒業、旅立ちの季節です。
スタッフの子ども達も小6と中3なので、
卒業式も入学式も2個ずつで、忙しくなりそうな予感です。
社会人にとっても、退職や入社など変化が多いシーズンです。
また、会津でお家を建てたい方にとっても
春にスタートしたいと考えている方は多いと思います。
何せ雪が降りますからね。

そんな会津でお家を建てたい方の
力になれるように、これからも全力投球したいと思います!
あらためて宜しくお願い致します。

3月には、とてもいいニュースを発表する予定です。
乞うご期待ください!!

こちらは、シンプルノートの住宅です。
建物の真ん中にあるウッドデッキです。
日が差して気持ち良さそうです♪
シンプルノートの住宅について詳しくはこちら
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【おうちづくりコラム】住宅の現状と予算計画のアップデート

建築価格が急上昇した現在、
これから家を建てる人が心がけておくべきことは
これまでの価格を基準に考えないこと、
そして、同じ予算で建てるためには、
家のサイズを抑えなければいけないということ、ではないでしょうか。

では今回は、これからはどのように家づくりをすべきなのか考えていきたいと思います。
 
年収400万円の夫と年収200万円の妻の共働き世帯が家を建てると仮定して、
世帯年収600万円のご夫婦の場合、どのように考えたほうがいいのか
個人的な意見を述べていきたいと思います。
 
まず、この世帯の手取り収入を
毎月に換算するとざっと36万円ぐらいになるのですが、
このうち奥さんの収入は出来るだけ多く「貯金」していくべきだと考えています。
 
子供たちの教育資金、
家の維持管理費用、やがて必要となる増改築資金、老後資金の積立など、
これから先に向けて準備しておくべき費用がたくさんあるからです。
 
そんなわけで、個人的には、ご主人の給料の範囲内で
実現出来る家づくりを行うことがベストであると考えています。
 
具体的には、毎月の返済額は手取り金額の3分の1以内、
つまり、手取りが24万円だとしたらどう頑張っても8万円が限界ではないでしょうか。

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✔︎8万円の返済で出来る家づくり
では、毎月の返済額8万円では、
どのような家づくりが出来るのでしょうか?
頭金もなくて、固定金利という選択肢がもっとも現実的な場合で考えていってみましょう。
 
この場合、銀行から借りられる金額は、2,850万円前後となります。
それゆえ、この予算の中で、土地を買い、家を建て、外構工事をし、
諸経費を払わなければならないのですが、
冒頭でお伝えしたように、
家だけで2,000万円を超えるのが当たり前となりつつある今、
土地を買い、家を建てるのは、なかなか現実的なことではありません。
外構工事と諸経費を合わせると、ざっと300万円~400万円ほどかかりますしね。

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そんなわけで、仮にあなたやあなたの配偶者の実家に
土地があるとするならば、有難くそれを使わせてもらうことを
まずは検討すべきだというのが個人的な考え方です。

とはいえ、どうしてもそれは嫌だという方もいるでしょうし、
そもそも、そんな土地がないため
絶対に買わないといけないという方もいるでしょう。
 
では、そんな方はどうすべきなのか?
この場合、考えるべきことは、まず家をコンパクトにすることです。
かつ、住むエリアにこだわらないこと、
そして、土地の形や広さ、道路の向きにもこだわらないことです。
 
さらに、それでも家の予算はオーバーすると思うので、
車にかけるお金も圧縮すべきだし、これにプラスして収入を上げる方法を
夫婦で話し合って具体的に考えるべきだと思います。
 
奥さんの収入を増やす方が現実的だとしたら、家事や育児の分担を変えるべきだし、
ご主人の収入を増やす方が現実的だとしたら、負荷をかけてもっと働くといった感じで。
 
もちろん、これから先に備えた貯金を削り、その資金を家づくりに充てれば
こんなことをしなくても、買いたい場所で土地を買い、建てたい家を我慢することなく
建てることも出来るでしょう。
 
しかし個人的には、それは懸命な選択だとは思いません。
必ず、後からなんらかの皺寄せがやってくるし、
貯金がなければ心にゆとりが全く持てなくなるからです。
 
なので、これらのことを全て踏まえた上で、
家づくりの予算を計画してもらえたらと思います。

【おうちづくりコラム】恐ろしき子供たちにかかるコスト

性格的に「今よりも昔がよかったー」
なんて思うことは1ミクロンもないのですが、
2つだけ後悔していることがあります。 
1つは、もっと若いうちから、
金融リテラシーをつけておきたかったなーということ。
そして、もう1つは、高校時代に性根を入れて勉強して
大学に行っておけば良かったなーということです。
 
もちろん、前者に対する後悔の方が圧倒的に大きいのですが、
その理由は、20年早く今ぐらいの知識があれば
間違いなく手元にある資産が2倍以上違うからです。
 
そんなわけで、子供たちには学校を卒業するまでに
お金の知識をつけてあげなければと思っているのですが、
それと同時に、無事に大学まで卒業させてあげることも
親としての大切な役割ではないでしょうか。
後々の人生の選択肢というか可能性が増えるでしょうからね。

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ただ、そうしようと思うと、
とんでもないお金が必要となるのも
また一つの事実ではあるので、
今回は、現在娘たちにかかっているリアルな費用と
大学進学費用として試算している
数字をお伝えしたいと思います。
 
子供たちを大学に行かせてやりたい
と思っている方は、
この費用のことも考慮した上で、
家を建てるべきなので、
一応参考にしてみてください。
 
まず、うちの娘たちは中学から塾に通っているのですが、
中学の塾代は1教科につき1万円もします。
つまり、数学と英語の2教科を習うとしたら、
1人月に2万円ずつ必要だということですね。
(学校の授業料は子ども手当で賄えるので省きます) 
また、上の娘は現在高校生なのですが、凡人が国立大学を目指すとなれば、
1年生からドップリと塾生活に浸らざるを得ません。

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そして、その費用は年を追うごとに上がっていき、
1年生の時は月1.5万円程度、
2年生の時は月2.5万円程度、
3年生になると月5万円程度必要となります。
そして、これに加えて3年間、授業料と教材費がそれぞれ月約1万円ずつ必要となります。
  
では、最後に大学の費用についてです。
これに関しては、選択肢を縮めてしまわないためにも、
県外に行くことを覚悟しておいた方がいいと思っています。
 
なので、まずは授業料の他に、
家賃と生活費と光熱費として
毎月10万円はかかると試算しています。
 
あとは、授業料ですが、授業料については国立に進むのか?私立に進むのか?
そして私立の場合文系なのか理系なのか?によって大きく異なりますが、
我が家は今のところは国立一択で進んでいます。
ゆえ、授業料として月約5万円が必要だということになりますね。
 
それでは、これらを全部合わせて計算してみますね。
中学:2万円×36ヶ月=72万円
高校:3.5万円×12ヶ月+4.5万円×12ヶ月+7万円+12ヶ月=180万円
大学:15万円×48ヶ月=720万円
合計:72+180+720=972万円
が、子供たち一人あたりに必要だということですね。
 
そんなこんなで、これから家を建てる方たちには、
これらの費用を早い段階から少しでも貯めていくことを
オススメしている次第です。
  
ということで、前回の修繕積立金と今回の教育資金も考慮した上で、
家づくりの予算の計画を立ててくださいね。
 
ちなみにオススメは、銀行に貯金していくのではなく、
また学資保険をかけるでもなく、
つみたてNISAで積み立てしていくことですが、
まずはその原資を家づくりに
使ってしまわないように気を付けて下さい!

【おうちづくりコラム】一戸建ての修繕積立金

分譲マンションを買った場合、
住宅ローンの返済とは別に、共有スペースの維持管理費用として
「管理費」が必要になるのと、やがて必要となる外壁の修繕や
エレベーターの故障などに備えて「修繕積立金」が必要になります。
(駐車場代も別にかかります)
 
ゆえ、分譲マンションの購入時には、
単純にマンションの価格だけを見ればいいわけではなく、
これら別途費用のことも考慮した上で
検討しなければいけません。
 
一方で、一戸建てを買う場合は、そもそも管理費も必要なければ、
駐車場代も必要ないし、修繕費用の積立も
分譲マンションのように義務化されているわけではありません。
 
ゆえ、ついつい修繕費用についての見立てが甘くなり、
その分、家に予算を突っ込んでしまいがちなのですが、
これでは間違いなく将来困ることになるので、
建てる前にこれらの費用についてもある程度試算し、
コツコツと積み立てていく必要があります。
 
では今回は、それらにどれくらいかかるのかと、
どれくらい積み立てしていった方がいいのか
についてお伝えしていきたいと思います。

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✔︎60年住むことを前提として試算
 
家を建てる年齢も、いつまで生きるのかも人によって違うので、
取り急ぎ35歳で家を建て95歳まで生きる
という前提のもとで考えていってみましょう!
 
まず必要となるのが外壁や屋根などの外部塗装費用です。
では、これが約15年に1回のペースで
必要になるとして、毎回その費用に150万円かかるとしたら、
生涯で3回ほどこの費用が必要となります。
つまり150万円×3回=450万円ですね。
 
また、30年~35年後には、キッチン・お風呂・洗面・トイレなどの
水周りもリニューアルすることになるでしょう。
 
それゆえ、これらのリフォーム費用も
計上しておかないといけないのですが、
おそらく、このタイミングで床や壁などもリフォームすると思うので
これらには360万円ぐらい予算を取っておきましょう。
 
さらに、忘れてはいけないのが家電にかかるお金です。
電化製品は基本10年ごとに故障すると言われているし、
製品のクオリティもどんどん進化していくでしょうしね。
なので、これらについても拾い出しておく必要があります。
まずはエアコンですね。子供たちが2人居るとして考えてみましょう。
 
この場合、リビングと部屋を合わせると合計4台のエアコンが必要ですが、
リビングと寝室はずっと部屋を使い続けるので、5回買い換えが必要ですね。
 一方で子供たちは途中で家を出て行くので、
おそらく1回しか買い替える必要がない可能性が高いのではないでしょうか。
 
となると、今後エアコンにかかるトータル費用は、
リビング用の価格を取付費も合わせて20万円、
それ以外の費用を10万円ずつと考えると、
20万円×5回+10万円×5回+10万円×2台×1回=170万円ということになります。
 
では、続いては冷蔵庫と洗濯機です。
これらは、思っているより高いし、間違いなくこれから先もずっと必要なモノなので、
しっかりと予算に組み込んでおくべきですね。
 
ということで、冷蔵庫が25万円で洗濯機が15万円だとして、
(ドラム式 or 縦型+乾燥機の価格です)
10年ごとに買い換えるとしたら、
これらには合計で200万円ほど必要ですね。

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このほか、テレビやパソコン、
レンジや掃除機、炊飯ジャーなどなど
細々した家電製品もありますが、
これらを合わせた分にも
10年ごとに20万円ぐらいかかるとして、
合計100万円の予算をみておきましょう。
 
いわゆる、これら全てを合わせた金額が、
生涯メンテナンス費用としてかかるというわけですね。
足してみると1,280万円です。
 
では、これらのお金は今後60年の間で必要となるお金ですが、
出来れば働けるうちにこのお金を貯めておきたいですよね。
 
歳をとり収入が減ったり、
あるいは、なくなった状態で、
大きなお金がまとまって出て行くのは、
精神的にもかなりキツイですからね。
 
となると、かなり高い確率で
健康で働くことが出来るであろう
これから30年の間で、
これらのお金を貯めていかなければいけません。
 
つまり、1,280万円÷30年=42.6666666万円
月に換算すると約3.5万円ずつは修繕費用として、
お金を置いていった方がいいということですね。
 
ねっ?思っているより、
だいぶ多くお金がかかるでしょ?
 
そんなこんなで、
この積立資金のことも考えた上で、
毎月の返済金額を決めるべきだ
というわけですね。
 
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✔︎間取りづくりの重要性
 
そして最後に、
もう1つ大切な考え方について
お話したいと思います。
 
それは、将来増築しなければ
いけないような間取りづくりを
絶対にしてはいけないということです。
 
将来、水回りも含めたリフォームの時、
増築までしなくてはいけないとなると、
さらに300万円~500万円ほど
余分な出費が必要となるからです。
 
つまり、さらに毎月1万円以上の
お金を積み立てしていかないといけないか、
あるいは、大切な老後資金から
そのお金を捻出しなければいけなくなる
というわけです。
 
ということで、
間取りもお金も将来のことまで見据えた上で
計画していただけたらと思います。