【おうちづくりコラム】見かけより実は大きい!ダイニングテーブル

本日はダイニングについてお話ししたいと思います!
ダイニングは家族全員が集まる憩いのスペース
そんなダイニングについてです。

突然ですが、家具にこだわりはありますか?
ウッド基調な家具。
好きなブランド。
モノトーンな色の家具。
はたまたカラフルな色の家具をそろえているなど。
皆様それぞれにこだわりはあると思います。

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そんな家具選びはとても楽しい作業です!
特に新しく家を建てるときは、建て主さんにも気合いが入ります。
なかでもダイニングテーブルは別格の存在。
毎日の食事だけでなく、友人を招いたパーティーで囲んだり
ちょっとした書き物に使ったり...
その家の中心として機能するだけに、より一層慎重になります。

「ナラのムク板がいいかな?」
「メープルを使った北欧風デザインも捨てがたいね」など...
本当に悩みはつきませんよね。
その選んでいる時が楽しい時間ですね。
でもちょっと待ってください!

デザインばかり考えていますが、大きさは大丈夫でしょうか?
ダイニングルームは、住宅の中で1番人が集まる場所です。
それだけに、テーブルの周りには人が動けるだけの
空間が十分に確保されていなければなりません。
どのようなテーブルをどのように置くつもりかで
ダイニングルームの設計は大きく変わっていきます。

卓の高さや座の高さにもいろいろな種類があります。
座の高さの例はカウンター席やダイニングテーブル。
卓の高さの例は座卓と掘りごたつ。

ところが、卓の高さと座の高さの相対的な差は
どんな高さの卓であろうとほぼ一定です。
この差を「差卓」といいます。
差卓は体格によっても微妙に異なります。
また和食か洋食か(箸かナイフ・フォークか)によっても
微妙に異なります。
ただ、専門料理店でもない限り、
差尺は270mm前後と覚えておけば良いでしょう。

ダイニングテーブルを置く場所を設計の時から決めておいて
壁を出してしまってもいいですね。
左右対称で壁を出すとバランスよく見えますし
片側だけの壁を出しても個性的で良いですね。

と、いうわけでダイニングの設計は、テーブル廻りの前後左右、
そして上下の寸法を確保する必要があるのです。

【おうちづくりコラム】40年返済という選択はダメなのか?

人生100年時代に突入したと
巷で言われているからなのか?
長寿化に伴って退職年齢が延びていくからなのか?
はたまた、家の価格が上がっていっているからなのか?
住宅ローン返済の最長年数が
35年から40年へと移行しつつあります。

もちろん、住宅ローンは借金なので、
無闇矢鱈に期間を延ばすよりも、
早く返したほうがいいという意見の方が
圧倒的に多いかと思いますが、
個人的には返済年数が延びたのをいい事に
借入金額さえ上げなければ
最長の40年を選択しても良いのではないかと思っています。

では、その理由について
今回はお伝えしていきたいと思います。

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✔️理由1:保険期間が延びるから

住宅ローン金利の中には、
団体信用生命保険という掛け捨ての
生命保険料が含まれているのですが、
この保険があることによって
債務者にもしものことがあった時に
残債がゼロになるというメリットがあります。

ゆえ、個人的には
住宅ローンを借りた時点で、
これまで掛けていた掛け捨ての定期保険があるとしたら、
それは解約したらいいと思うし、
住宅ローンにはせっかく死亡保証がついているのだから
そんなに焦って借金返済をして
無理にその保証をなくす必要もないかと思っています。

というわけで、最長の40年で借りて、
繰上げ返済なんて一切せず
ずっと保証を継続してもらえたらと
思っている次第であります。

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✔️金利圧縮<資産運用

そして、もう1つの理由がこれです。
返済年数を短くしたり
繰上げ返済をすることによって、
1%前後の金利を圧縮するよりも、
返済期間を延ばすことで浮いたお金を
これから40年間「積立投資」に回す方が
はるかに手元にお金が残るからです。

過去のデータを見ても
平均で、年率10%の割合でお金が増えていっているし、
保守的に6%で見積もったとしても、
金利を圧縮するよりも7倍ぐらいお金が増えますからね。

では、簡単に試算してみますね。
仮に住宅ローンを3000万円、
金利1.4%(全期間固定金利)で借りるとして、
返済年数を35年にした場合と40年にした場合とでは
総支払利息が1,231,866円
違ってくる(40年の方が多い)んですが、
返済年数を5年伸ばしたことによって
毎月8,732円お金が浮いてくることになります。

なので、この浮いたお金を
今後40年間ずっと毎月積み立てしていくことにします。

そして、このお金が
年間で6%ずつ増え続けていくと仮定すると、
40年後元本の4,191,360円は
(8732円×12ヶ月×40年=4,191,360円)
12,486,355円となるため、
合計で8,294,995円もお金が増える
ということになるんですよね。
(元本が3倍になっています)

先程お伝えしたように
返済期間を5年延ばすことによって
約120万円利息が増えようとも、
その浮いたお金で約830万円お金が増やせるとしたら、
こっちの方が絶対にいいですよね?

そんなわけで、
個人的には返済期間は長くしてもいいし、
繰上げ返済もする必要もないと思っている次第であります。

もっとも
経済合理性は理解出来ても、
どうしても感覚的に投資に抵抗があるとしたら、
少しでも返済を短くし、
少しでも借入金を減らし、
繰上げ返済した方がいいですけどね。

銀行の預金金利は0.001%なので
そこにお金を置いておくよりは、
1%の金利を圧縮した方が絶対にいいわけですからね。

というわけで、
これから家づくりを検討されている方は、
こんな考え方があるということも
ぜひ知っておいていただけたらと思います。